「名馬」を語る スリーロールス~四番手からの伝説~ 2016年10月21日 伝説の新馬戦という、競馬ファンの間での語り草となっているレースがある。 のちの皐月賞馬・アンライバルド、ダービー2着馬・リーチザクラウン──その年の牡馬クラシックで「3強」と称されたうちの2頭。さらにはG1を6勝することになる名牝・ブエナビスタ。 そうした馬たちがデビュー戦で運命的な出会いを果たしたのは、2008年10... 横山オウキ
「名馬」を語る ゴールドシップ兄弟とウチパクさんの物語 2016年10月17日 2015年12月27日、ある一頭の馬が現役生活を終えました。その名はゴールドシップ。 おそらく、史上最もファンに”愛された”馬の一頭だったでしょう。ゲートで4秒遅れても人気を博した馬を、私は他に知りません。今回は、その足取りを振り返っていきたいと思います。 夏に函館でデビューしたゴールドシップは、2歳重賞で好走を続ける... ウマフリライター
「名馬」を語る オジュウチョウサン~空に駈けた友へ~ 2016年10月14日 2015年1月24日。アドミッションという1頭の競走馬が、初の障害オープン戦に臨んだ。彼は、とても飛越の綺麗な障害馬だった。飛越の際、他馬の蹄鉄が彼の左後脚に接触してしまうアクシデントがありながらも、結果は4着。一番人気のエーシンジーラインを退けての立派な成績であった。それもカリスマミッキー、ティリアンパープルといった... 川井 旭
「名馬」を語る 酒井牧場が繋ぐ愛~ココロノアイ引退によせて~ 2016年10月12日 2016年の初秋、突如飛び込んできた、ココロノアイ引退の報。 屈腱炎を発症し、その完治に時間がかかるため、オーナーの下した決断だった。レースでは復調の兆しをみせていたばかりのなかでの怪我は、残念でならない。引退後は北海道浦河町にある酒井牧場で繁殖入りとなった。 生まれた牧場に生きて帰り、血を繋ぐこと。 文章にすればシン... ウマフリライター
「名馬」を語る メイセイオペラの開いた扉 2016年10月10日 2016年の7月、種牡馬として韓国で繋養されていたメイセイオペラが惜しくもこの世を去りました。22歳でした。 メイセイオペラといえば、1999年にフェブラリーSを地方所属馬として初めて制覇し、岩手競馬の──ひいては地方競馬の星と呼ばれました。JRA開催のG1を地方馬で優勝したのは、17年経った2016年の今になってもメ... ウマフリライター
「名馬」を語る エルコンドルパサー~ロンシャンへと羽ばたいた怪鳥~ 2016年10月2日 年に一度、世界最強馬を決める大イベント、凱旋門賞。毎年のように日本馬の挑戦は続いているが、その中で1999年に日本馬の4頭目として参戦したのが、後に年度代表馬となるエルコンドルパサーである。 G1勝利数こそ3勝と少ないが、これには大きな理由もある。それ以上に、勝った時の内容がどれも日本歴代最強クラスとも言われるパフォー... ウマフリライター
競馬を学ぶ 日本馬2着!その時、前を走っていたのは?〜日本馬の凱旋門賞勝利を阻んだ名馬たち〜 2016年10月1日 世界最高峰のレースである凱旋門賞。 日本馬の悲願でもある勝利の瞬間は、すぐ目の前までやって来ている。2016年現在、過去17頭(のべ19頭)いる日本からの凱旋門賞挑戦馬のうち、2着は4回。 今回は、日本馬が2着となったその時、前を走っていた名馬たちを振り返ってみたいと思う。 2013年 優勝馬 トレヴ 2着 オルフェ... ウマフリライター
競馬を学ぶ みちての珍名道中膝栗毛・凱旋門賞編~トップオブザワールドな馬たちの巻~ 2016年9月26日 どうモンジュー!凱旋門賞仕様でお送りしております。仙台の女芸人みちてです。今回は連日の凱旋門賞特集に混ぜてもらうべく、土曜に学校行ったのは小1だけのゆとり教育世代の私ですが英和辞典片手に外国珍名馬を必死こいて探してまいりました(笑)どうぞご覧下さい! Flowershop 1920年に行われた記念すべき第一回の出走馬。... ウマフリライター
競馬場を楽しむ 凱旋門賞観戦記@2014〔後編〕 2016年9月24日 10月5日 待ちに待った朝がやってきました。なんと、目覚ましをセットした時間の30分も前に目が覚めてしまいました。いい年の大人が、まるで遠足を心待ちにしていた小学生のようです(笑) 二度寝をするのも勿体ないので、仲間たちと共に朝食前の散歩に行ってきました。 凱旋門と一枚。早朝で人も車も少なかったので、ゆっくり撮影ができ... ラクト
「名馬」を語る パントルセレブル〜衝撃を受けた“欧州の頂点”〜 2016年9月23日 長い歴史を誇る凱旋門賞では、これまでに何頭もの競走馬が素晴らしいパフォーマンスを繰り広げてきました。トレヴ、デインドリーム、ザルカヴァ、シーザスターズ、サキー……その中でも、格別の強さを発揮した名馬がいます。今回はその1997年の勝ち馬、パントルセレブルをご紹介します。 1 名馬の時代 多くの競技において、ややオカ... ウマフリライター