[写真]蛯名騎手引退によせて

名手、蛯名騎手が2021年2月28日をもって引退。
調教師として、新たな道を歩み始めることになりました。

今回は、蛯名騎手の引退によせて、蛯名騎手の写真をたっぷりご紹介していきたいと思います!

パドック

まずはデンコウアンジュと蛯名騎手。

蛯名騎手×デンコウアンジュといえば、2017年のヴィクトリアマイル。
11番人気ながら2着に好走し、馬連427.1倍の波乱を演出しました。

他にもこのコンビでは、2017年・ターコイズSで3着、2018年・福島牝馬Sで3着など重賞戦線で好成績を残しています。さらには2021年、蛯名騎手が引退する直前の2月21日小倉大賞典では牡馬を相手に8番人気5着と好走。直線では「もしや」と思わせる走りで、感動したファンの方も多かったかと思います。

続いては、ディーマジェスティのパドック。写真は菊花賞のものです。

蛯名騎手が騎手として最後に獲ったクラシック勝ち星が、ディーマジェスティとの皐月賞でした。

その後のディーマジェスティは、ダービーで3着・菊花賞で4着と大舞台で好走したものの、G1タイトルにはなかなか手が届きませんでした。しかしデビュー戦を除いた10戦すべてで蛯名騎手とコンビを組んでいるあたり、現役終盤の代表的な相棒と言えるでしょう。

返し馬・レース

続いてはレースや返し馬の写真をご紹介していきましょう。

まずはキセキ×蛯名騎手。

キセキのファンの方でも、もしかすると「キセキに蛯名騎手?」と意外に思う方もいるかもしれません。
実はデビュー2戦目・セントポーリア賞でコンビを組んでいるんです。この日はベストアプローチ(青葉賞2着馬)やダイワキャグニー・ソーグリッタリング(エプソムCでワンツー)、エトルディーニュ(共同通信杯2着馬)などが出走する好メンバーが揃い、キセキは5着でした。

続いては、ホウオウサーベルと蛯名騎手。

ホウオウサーベルは条件戦を2連勝し、菊花賞(2019年)に挑戦。
2020年の菊花賞デーは蛯名騎手が新潟に行っていたため、ホウオウサーベルは蛯名騎手のラスト菊花賞のコンビとなった馬でした。

表彰・イベントなど

最後は、表彰式などの蛯名騎手をご紹介していきます。
レース中は厳しい表情も多い蛯名騎手ですが、レースが終われば優しげな表情が印象的な男性に様変わり。

この写真は第58回アメリカジョッキーCのものです。
前年の天皇賞・春以来となる久々の実戦でしたが、7番人気という評価も物ともせず優勝しました。

続いては、イベント時の蛯名騎手。

偉大な勝利を積み重ねたレジェンドも、マイクを渡されるとちょっと緊張しているかもしれません。

同期の武豊騎手と、数多くの名勝負を繰り広げたことも印象的です。

調教師・騎手という異なる立場で、どのような名勝負を繰り広げてくれるかにも注目です!

2012年には通算2000勝、2018年には通算2500勝をあげました。

凱旋門賞ではエルコンドルパサー・ナカヤマフェスタで2度の2着を経験。
マンハッタンカフェ・マツリダゴッホで有馬記念を2勝、さらにはアパパネとのコンビで牝馬三冠も達成。
厩舎関係者表彰フェアプレー賞(関東)を6度受賞。

まさに、記憶にも記録にも残るレジェンドでした。

蛯名正義騎手、34年間の騎手生活、お疲れ様でした!

写真:かぼす

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