[シンザン記念2022]今も駆ける スター"ウマ娘"の血を引く者たち〜水曜重賞編〜

巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。

実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。

そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。

今日はシンザン記念から2頭を紹介します。

ラスール

まず1頭目はラスールです。ラスールの父はウマ娘のゲーム内では強力なサポートカードとしておなじみのキタサンブラックです。

このラスールと言う馬、実は鞍上のルメール騎手の「ある言動」によって注目を集めている馬です。

ラスールは、昨年の10月の新馬戦を2着に3馬身半の差をつける完勝。そのレース後鞍上のルメール騎手はこの馬を評して「次のグランアレグリア」とコメントしました。

グランアレグリアは、主にルメール騎手を背に桜花賞やマイルチャンピオンシップ、スプリンターズステークスなど通算でG1を6勝し、2019年の最優秀3歳牝馬、2020年の最優秀短距離馬に選ばれた名馬です。ルメール騎手は2017年から5年連続で全国リーディングを獲得したJRAを代表するジョッキーであり、その騎手がたった1戦しか走っていない新馬をここまで評価したことで「ラスールは相当強いのでは」と噂されるようになりました。

また、シンザン記念には「好走した牝馬は大成する」と言うジンクスがあり、過去にはウマ娘にも登場するダイワスカーレット(2007年2着)の他、牝馬三冠を獲得したジェンティルドンナ(2012年1着)、アーモンドアイ(2018年1着)もこのレースを足掛かりに飛躍を遂げています。

キタサンブラック産駒と言う点に注目すると、牡馬クラシックの有力馬としては東京スポーツ杯2歳ステークスを制したイクイノックスが挙げられており、ラスールがこのレースを勝つと「牡牝両方でクラシックの有力馬を送りだす」ことになります。今年の3歳が初年度産駒となるキタサンブラックにとって、この実績は今後の種牡馬としての可能性を大きく広げることになるかと思います。キタサンブラック推しの方は是非ラスールに注目してみてください。

シーズザデイ

もう1頭取り上げるのはシーズザデイ。シーズザデイは母の父にマーベラスサンデー、父ドゥラメンテの祖母にエアグルーヴがいる血統です。

マーベラスサンデーは1990年代中盤を代表する名馬。(現年齢表記で)3歳時は骨折のためクラシックには参戦することが出来ませんでしたが、古馬になってから復帰すると、復帰2戦目から重賞4勝を含む6連勝を達成し一躍古馬G1戦線の注目馬にあげられるようになりました。

初G1となった秋の天皇賞は4着と馬券圏外に敗れたものの、有馬記念では当時の現役最強馬サクラローレルの2着に入りG1級の力があることを証明しました。

翌年は当時G2だった大阪杯で始動し見事勝利を飾ると、サクラローレル・マヤノトップガン・マーベラスサンデーの「3強対決」として話題になった春の天皇賞に参戦。世界レコードが出るハイレベルのレースで3着と3強としての意地を見せると、続く宝塚記念では、サクラローレル・マヤノトップガン不在のレースを盛り上げるような力強い走りでG1初制覇を飾っています。

また、マーベラスサンデーには「レース直前に必ず用を足す」と言う奇妙な「癖」があり、これがウマ娘にも反映されるのかどうかも気になるところです。

開発:Cygames
ジャンル:育成シミュレーション
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