スオミアッキと申します。
私の趣味はもちろん、競馬場で写真を撮ることです。
競馬場と言えば馬券を買って一喜一憂される方が多いイメージですが、最近はゴール板前でカメラを構える方も日に日に増えてきている印象を受けます。
かく言う私も約1年前から佐賀競馬場で競走馬の写真を撮り始めた新人カメラマンですが、この記事を見て競馬場で写真を撮る方が増えていただければ嬉しいです。今回は競馬場で写真を撮ったことがない方向けへ、競馬の写真のイロハをまとめてみました。
パドックを撮ろう
最初の練習におススメする場所はパドックです。
パドックは馬がゆっくりと回っているのでピンボケも少なく、自分が狙った通りの写真を撮ることができると思います。パドックでおススメのポジションは、パドックの端っこです。
いいポジションに入ることができれば正面からの撮影や、馬全体を撮影することが可能です。
この際、フラッシュは禁止されているのでご注意ください。
返し馬を撮ろう
馬はパドックから出た後、返し馬というウォーミングアップをします。
競馬場にもよりますが、ホームストレートを軽く走っくのがほとんどです。
このタイミングに馬を撮ることによって、ピントを合わせる練習や、カメラやスマホを流しながら撮る感覚を得ることができると思います。
レース写真を撮ろう
そして、いよいよ出走です。
レースでの写真と言えばゴール板前の写真が多いですが、ゴール板以外にもいい撮影スポットは沢山あります。
個人的にまずお勧めしたい場所は、ゲート横です。ゲート横は唯一馬が横一線で撮影できる場所で、多頭数を一枚の写真に収めることができます。
また、ゲート100m前のポジションもおススメですここではスタート後の位置取りなど、白熱したジョッキーたちの駆け引きも撮ることができます。
次におススメしたいスポットは4角。4角とは4コーナー目の意味で、直線に入る前のカーブを意味します。4角付近の馬はものすごいスピードでコーナーを回ってくるので、直線とはまた違う迫力があります。
ライバルと横一線に並んで直線へ向かう姿は競馬の醍醐味だと、私は思います。
続いておススメするポジションは、やはりゴール前!
正確にはゴールの瞬間だけでなく、ゴール前100mからゴールまでの間を、電車の先頭を狙って連写するようなイメージで撮影しましょう。ジョッキーと馬が最後の力を出し切って、1cmでも前に行こうとする姿は圧巻です!
ゴール板付近は多くの人が狙うポジションなので、マナーに注意しつつできるだけ早めに確保しておきたいところです。
最後におススメしたいポジションはコースより高い位置からの撮影です。
間近で競走馬の写真を撮るのもいいですが、風景としての競馬場・競馬の写真もまた、非常に美しいものが多いです。
コースを含めての作品、お客さんを含めての作品と、様々な視点から見た写真撮影も、写真を趣味にするうえでいい経験になるのでは、と思います。
写真好きの方はぜひ一度、チャレンジしてみてください!
いかがだったでしょうか。
競走馬の写真というのはやはり生き物ですから、ピントがずれたり、画面からはみ出したりしまったりと思うように撮れないことがあると思います。
しかし、何度も何度も撮影していくうちに、思い通りの写真が撮れるようになり、競馬場に通うのが楽しくなっていくと思います。
知人とも話していたのですが、競馬の写真を撮ると、気がつけば風景や鉄道等の他のジャンルの撮影のスキルアップにもつながると思います。
競馬に興味がない方も、ぜひ一度、競馬場で写真を撮ってみてください!
写真:スオミアッキ