「名馬」を語る キタサンブラック~穴馬から絶対的王者へ〜 2017年12月25日 その馬の強さに世間が気がつくまで、多くの時を要した。だがその馬は、やがて絶対的王者と呼ばれるほどの存在に成長する。キタサンブラック。雄大な馬体を輝かせる、稀代の名馬。 キタサンブラックが初めて1番人気に支持されたのは、デビュー12戦目の京都大賞典。かつての3歳戦は遠い昔に感じられる、4歳秋の頃であった。その時彼は、既に... 横山オウキ
ニュース・ブログ 2歳馬ニュースPOG2017-2018 [インタビュー]期待の2歳馬、モンアムール・フードゥルブラン 2017年10月9日 近年の輸入繁殖牝馬のなかに、オンヴェラという馬がいる。現役時代にはフランスG1・マルセルブサック賞で2着に食い込んだ快速馬だ。その4番仔モンアムールが非常に好馬体ということで、ウマフリ編集部のピックアップリストにあがっていた。注目の2歳馬モンアムールについて、今回、馬主の平井さんにお話を伺ってみた。ちなみにオンヴェラは... 横山オウキ
「名馬」を語る 初代ダービー馬、ワカタカ。 2017年5月17日 日本ダービーのはじまりは、1932年。創設時の名称は「東京優駿大競走」というものだった。開催地は、今やもう閉鎖されている目黒競馬場。時代は流れ、日本ダービーは名前や開催地を変えながらも、日本競馬の世代頂点を決める競走として君臨してきた。 しかしもちろん、長い年月において変わらないものもある。たとえば、距離だ。芝の、24... 横山オウキ
「名馬」を語る スリーロールス~四番手からの伝説~ 2016年10月21日 伝説の新馬戦という、競馬ファンの間での語り草となっているレースがある。 のちの皐月賞馬・アンライバルド、ダービー2着馬・リーチザクラウン──その年の牡馬クラシックで「3強」と称されたうちの2頭。さらにはG1を6勝することになる名牝・ブエナビスタ。 そうした馬たちがデビュー戦で運命的な出会いを果たしたのは、2008年10... 横山オウキ
インタビュー ビッグレッドファームインタビュー〔後編〕~ゴールドシップ・種牡馬の管理について~ 2016年9月19日 ビッグレッドファーム様へのインタビュー、後編となります。 前回はアイルハヴアナザーについてたっぷり伺いましたが、今回はアイドルホースでもあるゴールドシップから焦点を当てていきたいと思います! 「人気の高さを改めて感じております」 (ウマフリ:ウ、ビッグレッドファーム・牧場スタッフの方:ビ) ウ「さて、前編ではアイルハヴ... 横山オウキ
インタビュー ビッグレッドファームインタビュー〔前編〕~新種牡馬アイルハヴアナザーについて~ 2016年9月17日 新種牡馬としても注目度の高いアイルハヴアナザー。現役時代から高い人気を誇るゴールドシップ。少ない産駒ながらも、初年度から活躍馬を出しそうな雰囲気のあるジョーカプチーノ。ダート・芝、条件を問わず活躍しているアグネスデジタル……。 魅力ある種牡馬を多く揃える、ビッグレッドファーム。 「何としても深く知りたい!」 ウマフリは... 横山オウキ
「名馬」を語る ファレノプシス〜可憐なる輝き〜 2016年7月14日 2016年7月1日。ファレノプシスの訃報が届いた。 その報らせを受けた時、私は少し息をのんだ。 21歳。大往生である。胡蝶蘭(ファレノプシス)と名付けられた馬は、長く可憐に咲き誇った。 「幸せが飛んでくる」という花言葉を持つファレノプシスは、丈夫で生命力が強く世話しやすい事から、新たな門出を祝う贈答花としても有名である... 横山オウキ
「名馬」を語る カネヒキリ〜不屈の魂〜 2016年5月30日 「最高に競馬が面白かった時代」はいつだろうか? 芝でその時代を決めるのならば、たくさんの意見が出てきて議論も白熱するだろう。私自身もあの時代やあの時代、そしてあの時代もよかったと、目移りする。 ──では、ダートは? 私に言わせれば、それは議論にすらならない。 王者カネヒキリが君臨していた、あの時代だ。 カネヒキリと三冠... 横山オウキ