ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]天才が天才であることを証明した2分21秒9~2022年・日本ダービー~ 2022年5月31日 2019年に生まれたサラブレッド7522頭の頂点を決める日本ダービー。府中市の最高気温は29度を記録し、夏を思わせる陽気の中、競馬の祭典を一目見ようと、入場規制が始まって以降最多の6万2364人が東京競馬場に詰めかけた。 混戦といわれた2022年のクラシック。ただ、牡馬に関しては、皐月賞で上位陣の顔ぶれがかたまった感も... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]世代の頂点に輝く一等星が、疑いなき完勝で二冠達成!~2022年・オークス~ 2022年5月27日 牡馬、牝馬とも、大混戦といわれた2022年春のクラシック。上位人気馬の多くが掲示板を占めた皐月賞に対し、桜花賞は1、2番人気馬が外枠に泣き、4着以下に敗れてしまった。 そんな中、迎えたオークス。今度は、桜花賞馬が大外枠を引き、乗り替わりも重なって、再び混迷の度合いが深まることに。それでも、不利と思えるような困難を乗り越... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]渾身の一差しと懸命の粘り! 師弟コンビが送り出した逸材が、3歳マイル王の座を獲得~2022年・NHKマイルC~ 2022年5月9日 主役不在で、混戦、難解といわれた2022年・春のGIシリーズ。キーワードどおり、高松宮記念と大阪杯は波乱の決着となったものの、一転して、皐月賞と天皇賞・春は、ほぼ上位人気馬が掲示板を独占するような結果に終わった。 その天皇賞・春から1週間が経ち、ゴールデンウィークを締めくくるのは、3歳マイル王決定戦のNHKマイルC。か... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]新種牡馬の産駒が描いた、血統の未来予想図~2022年・皐月賞~ 2022年4月18日 大混戦、そして波乱の決着が続く春のGIレース。例に漏れず、牡馬クラシック第一弾の皐月賞も、主役不在の混戦となった。 2022年に行なわれた、ほぼすべての前哨戦の勝ち馬が集結。それに、ホープフルSと東スポ杯2歳Sの勝ち馬が加わり、思い浮かぶ3歳牡馬はすべて揃ったといっても過言ではない好メンバー。実に、6頭が単勝オッズ10... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]大混戦を一刀両断!父譲りのど根性娘が、桜の女王に~2022年・桜花賞~ 2022年4月12日 クラシック第一弾の桜花賞は、2番人気に推された馬が四連覇中。その中身をみると、アーモンドアイ、グランアレグリア、デアリングタクト、ソダシなど、錚々メンバーが名を連ねている。また、ダイワスカーレットやブエナビスタ、そしてジェンティルドンナなど。一時代を築いた最強馬は、このレースから誕生したといっても過言ではない。 迎えた... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]雨上がりに輝いた太陽と師弟の絆~2022年・高松宮記念~ 2022年3月29日 春のスプリント王決定戦、高松宮記念。先行馬有利の短距離戦に、ほぼ毎年フルゲートの18頭が出走するせいか、波乱度が高いレースとなっている。 近年も、2021年こそ人気上位3頭が3着までを独占したものの、2020年は3連単の配当が20万円超え。そして、2019年の同配当は450万円近い払い戻しとなり、GI史上5位の超高額配... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]肉を切らさず、骨を断つ逃げ。充実の5歳馬が重賞2勝目~2022年・中山記念~ 2022年2月28日 96回目を迎えた伝統の中山記念は、1着馬に大阪杯の優先出走権が与えられる。しかし、それ以外にも様々なGIレースの前哨戦となり、古くはクシロキングやサクラローレルが、中山記念と天皇賞・春を連勝している。 一方、近年は3月のドバイミーティングや、4月に香港で行なわれるクイーンエリザベス2世カップの前哨戦にもなっており、ヴィ... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]強い4歳世代には個性派も勢揃い!小倉の鬼が重賞初制覇~2022年・小倉大賞典~ 2022年2月25日 7週間続く小倉開催、通称「冬コク」も、いよいよ今週フィナーレを迎える。それよりも一足先に行なわれるのが小倉大賞典。ローカル、ハンデ戦、非根幹距離と、予想を難しくする材料が複数あり、毎年のように波乱の決着。過去5年、3連単の配当はいずれも10万円を超えている。 2022年の出走馬は、フルゲートの16頭。上位人気5頭が単勝... 齋藤 翔人
「名馬」を語る 底力で掴み取った二つの月桂冠。怪我を乗り越え年度代表馬に輝いた名馬サクラローレルの現役時代を振り返る。 2022年2月23日 昭和から平成にかけて日本の競馬を振り返るとき、ターフを彩った数々の勝負服がある。シンボリ牧場の緑・白襷・袖赤一本輪に、メジロ牧場の白、緑一本輪、袖緑縦縞の勝負服。さらにはタニノの冠号でお馴染み、カントリー牧場を経営していた谷水雄三氏の、黄、水色襷の勝負服など。 そして、桃、白一本輪、桃袖の勝負服も、決して忘れてはなるま... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]長距離も強い4歳世代。文句なしの4連勝で駆け上がる盾への道~2022年・ダイヤモンドS~ 2022年2月21日 72回目を迎える伝統の長距離重賞ダイヤモンドSは、数少ない3000m以上のレース。過去には、スピードシンボリやダイシンボルガードといったGI馬が勝利し、平成以降は、スルーオダイナ、ユウセンショウ、フェイムゲームなど、いぶし銀のステイヤーたちが連覇を達成した。 年に一度の特殊な条件で、リピーターが出やすいのが特徴。しかし... 齋藤 翔人