「男になる」という言い回しがある。それは、一人前になることを意味する、やや古臭い表現だ。決して「女性が一人前になることができない」ということはなく、そうした誤解を避けるためにも、今後は使われにくくなっていくであろう。ただ今でも、成果を上げた男の背中は、変わらず何だか頼もしい。 騎手にとっての「一人前」とは、何なのだろう...
フロリダ
フロリダの記事一覧
立ちはだかった「白」 「クラスター」と言えば、競馬ファンにとっては「クラスターカップ(JpnIII)」だった2016年。1.9倍の1番人気の支持を受けて出走するJRAのエリートがいた。ブルドッグボスである。 2歳秋の500万円以下から1年以上、10戦連続1番人気を記録するなど、5勝を挙げてオープン競走も2勝するなど人気...
オークスのゲートに収まることができるのは、その世代に生まれ競走馬となった牝馬、約3000頭の内わずかに18頭。そのオークスや日本ダービー目指して、年に300頭を生産する大手牧場もある。 一方、北海道浦河町の南部功牧場。家族経営で繁殖牝馬はわずかに4頭という小規模な牧場から、オークスの出走馬を送り出した。 それが、ディア...
同じ父、勝負服、鞍上。そして同じ毛色、同じくらいの体重。ここまで一致すると、よほどの有識者でない限りゼッケンを見るまでその馬の名前を特定することは困難なのではないだろうか。サングレーザーが紺のゼッケンをまとい、福永騎手を乗せているのを見たとき──私は、志半ばでターフを去った"あの馬"を思い出させた。 ディープインパクト...
大昔、芦毛は走らないと言われた時代があった。しかし芦毛の活躍馬が出て以降、レース中継・現地観戦でも目立ち、人気を集めるような存在になった。例に漏れず、ゴールドシップの走りは競馬ファンを虜にした。 凱旋門賞を除き、人気は4番人気を下回ったことがなかった。常に、ファンに愛され続けたように見えるゴールドシップ。ただ二回、ファ...
大昔、芦毛は走らないと言われた時代があった。しかし芦毛の活躍馬が出て以降、レース中継・現地観戦でも目立ち、人気を集めるような存在になった。例に漏れず、ゴールドシップの走りは競馬ファンを虜にした。 凱旋門賞を除き、人気は4番人気を下回ったことがなかった。常に、ファンに愛され続けたように見えるゴールドシップ。ただ二回、ファ...
2021年4月現在、平地競走に騎乗する騎手約130人に用意されているGIは年間24レース。対して、障害競走に騎乗する騎手約30人に用意されているGI(J-GI)は年間2レースである。 単純に、GIジョッキーとなる確率は、平地の方が大きい。騎手全員が順繰りにGIを勝つとして、全員勝利するには、平地は5年、障害は15年かか...
一度あることは二度ある、二度あることは三度ある。 「中山のニュージーランドトロフィー勝ち馬は、NHKマイルカップを勝つことはできない」 そんなジンクスを打ち破ったのは、1番人気の支持に応えた無敗馬カレンブラックヒルであった。 その1年後、NHKマイルCで最も多くのファンを集めたのは、またもニュージーランドトロフィー勝ち...
GI、GII、GIII……これらは、そのレースに過去の出走馬、上位馬の格に応じて定められる。GIがGIであり続けるには、それ相応のメンバーが毎年出走する必要があり、場合によっては格下げされる可能性もある。 まだ競馬歴の浅いファンには驚きかもしれないが、春の中距離GI・大阪杯は長らく「産経大阪杯」と呼ばれるGII競走であ...
ドバイミーティングの中止や、無観客競馬、高松宮記念での降着など、もやもやとしたあの頃から早くも1年。 人類は未だに新型コロナウイルスと戦っている。一方で、隔離やワクチン接種などにより少しずつ克服の兆しを見せており、今年のドバイミーティングは、様々な対策を講じて無観客で無事開催された。高松宮記念は、制限があるものの202...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
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[重賞回顧]夕暮れに映えた白き古豪、ハヤヤッコ~2024年・アルゼンチン共和国杯~
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[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~
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[重賞回顧]いざ、逆襲のとき。武豊騎手とドウデュースが感動の後方一気!~2024年・天皇賞秋~
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[重賞回顧]夏を越して走りが洗練されたアーバンシックが菊の大輪を戴冠!~2024年・菊花賞~
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[重賞回顧]秋晴れに輝く2つ目のティアラ 盤石の競馬で突き抜けたチェルヴィニアが二冠達成~2024年・秋華賞~
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