「名馬」を語る 幻では終わらない。フジキセキの後継者・イスラボニータ 2026年8月22日 1.幻の三冠馬、フジキセキ 2026年3月、第12回「Anime Trending Awards」において、劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』が「ANIME MOVIE OF THE YEAR」を受賞した。年間最優秀賞である「ANIME OF THE YEAR」を『ウマ娘 シンデレラグレイ』が受賞したこと... 縁記台
「名馬」を語る 2年4ヵ月の先に - ケイデンスコール 2026年8月20日 誰かを応援するのに、大きな理由や実績はいらない。 それは、人だけでなく、競走馬を応援するときも同じなのだと思う。 私たちは、競走馬が走る姿に惹かれ、勝てば勝利に喜び、敗れれば「次こそは」と願わずにはいられない。そうした経験の積み重ねによって、一頭の競走馬は私たちの中でいつしか特別な存在になっていく。 自分にとって... 鳥野 紗々実
「名馬」を語る ナイスネイチャは終わっていなかった。ファンを驚かせた、1994年・高松宮杯の激走 2026年8月20日 ナイスネイチャという馬名を前にして、あなたはどんな記憶がよみがえるだろうか。 有馬記念3年連続3着だろうか、それとも、『ワイド』と書かれた紙を咥えて勝ち馬投票券『ワイド』の宣伝に興じるお茶目な姿だろうか。 生涯成績は41戦して7勝、2着6回3着8回という戦績は、複勝配当の使者というよりも、なかなか勝ち切れないという歯が... 高橋薫
「名勝負」を語る 「伝説の新潟2歳S」の記憶 - ハープスターとイスラボニータが刻んだ“飛躍の起点” 2026年8月19日 ひと昔前、8月の終わりにはどことなく秋の気配が漂い、「去りゆく夏」への名残惜しさがあった。夏競馬も終盤に入り、最終レースが終わる頃には競馬場が夕景に染まる。まもなく始まる阪神・中山の秋競馬を心待ちにしつつ、残り少ない夏のレースを噛みしめるように楽しんでいた記憶がある。 ところが近年は、夏の終わりになっても暑さは衰えない... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る ホッコーメヴィウス~「メヴィ」の長い物語~ 2026年8月15日 ホッコーメヴィウスのことを思い返す時、「メヴィ」と呼ばれ愛された同馬の輪郭が浮かび上がって、夏の暑さが少しだけ和らいだような気がした。 ホッコーメヴィウスは障害レースで活躍し、9歳まで現役を続けた。重賞は4勝。47戦という長い競走成績をたどっていくと、夏の重賞、新潟ジャンプSに5回も出走している。つまり、障害に転向して... ゆもと さとこ
「名馬」を語る 故郷に”綱”取り帰る日まで。ヤマニンウルスの11戦を振り返る。 2026年8月14日 今年の東海Sに、ヤマニンウルスの姿はなかった。 2026年7月17日、JRAからヤマニンウルスの競走馬登録抹消が発表された。そして7月24日朝、北海道新ひだか町のレックススタッドに到着し、競走馬としての歩みを終えて種牡馬入りを果たした。 父ジャスタウェイの後継種牡馬としては、米国三冠競走に挑んだマスターフェンサ... zakkey(ザッキー)
「名馬」を語る 砂の短距離黎明時代の輝彩~カガヤキローマン~ 2026年8月12日 「もしも」が禁句とされる勝負の世界。それを「たられば」と呼ぶ。 とはいえ、レースが終わるたびに「あぁ、ワイドにしておけばよかった!」や「なんであの馬やめたんだ!」という阿鼻叫喚の様子が全国各地で散見されているのだから、我々競馬ファンがこの「たら」「れば」を言わない週末などほぼ存在しないだろう。 そしてその「たられば」を... 小早川 涼風
「名勝負」を語る 快速馬の血を受け継ぐ牝馬と、新人騎手が掴み取った、最速の称号 - テイエムスパーダ 2026年8月12日 ■最速の血と新人騎手が挑んだスプリント重賞 競馬とは、父から子、そして孫へ競走馬としての血と、思いが脈々と受け継がれたドラマティックな側面をギャンブルと共に併せ持つものである──と、私は思う。今回取り上げるテイエムスパーダも、偉大な祖先の血を受け継ぐ競走馬として産声を上げた。 父のレッドスパーダは芝の1600mを5勝、... 朱鷺野 真一郎
「名勝負」を語る 高速馬場なら負けられないマテラスカイ - 2020年クラスターC 2026年8月11日 梅雨入りを控えた6月のある日、マテラスカイの死亡が報じられた。 理由は結腸捻転とのこと。突然の知らせに筆者も驚きを隠せなかった。 同馬は日本のダート競馬史において、間違いなく大きな功績を残した一頭である。手にしたタイトルはGIII/JpnIIIの2つだけだが、長らく“難攻不落”ともいわれたダート短距離の海外GⅠで、幾度... 中川兼人
「名馬」を語る 「今度こそ」を何度もくれた君へ - ボンドガールの引退に寄せて 2026年8月9日 2023年6月4日。新緑の東京競馬場。 前週の日本ダービーの余韻もまだどこか残る2歳新馬の開幕週。その中で、その馬は初めて、私たちの前に姿を見せた。 ボンドガール。 鹿毛の美しい馬体に、どこか可憐で品のある眼差し。走り出せば弾むようなしなやかなフットワークを見せた。眩しい陽を追いかけるように軽々と気持ちよさそうに駆け、... norauma