「名勝負」を語る [競馬タイムトラベル]2000年京都金杯・キョウエイマーチ 2019年1月1日 今も昔も、桜花賞馬はどうにも儚いというか、散り急ぐというか……要は活躍期間が短めの馬が多いというイメージがある。こう思っているのは私だけでは無いのではないだろうか。その点、2015年の桜花賞馬レッツゴードンキはそうしたイメージとかけ離れた活躍を見せた。逃げから差し&追い込みにモデルチェンジしたとは言え、堅実さはそのまま... ウマフリライター
「名勝負」を語る 邂逅〜中山大障害〜 2018年12月21日 2015年12月26日、中山大障害。 一頭の競走馬が──障害界の一時代を築いた名馬が、競走中の事故でこの世を去った。2013年中山大障害・2014年中山グランドジャンプとJ-G1連覇を達成した誇らしげな姿を、ふと思い出す。そんな彼の才を最大限に引き出した中山の障害コースが、皮肉にも彼の最期の地となった。 その障害馬の名... 川井 旭
「名勝負」を語る 錦秋の青空の下の逃げ切りに亡き父を想うこと ~1998年 菊花賞に寄せて 2018年10月21日 師走のある日の朝、まだ私が学生の頃。父の訃報をしらせる電話を受けたとき、私は下宿先で寝ているところだった。「落ち着いて聞きなさい」と切り出す祖母の方こそ、全く落ち着いていないだろうと妙に冷静だった。不思議と、悲しいといった感情は湧かなかった。急ぎ帰省しないといけなかったのだが、なぜか吉野家で朝昼兼用の牛丼の大盛りを、殊... 大嵜 直人
「名勝負」を語る 16分の13、そして桃・柴山形一文字の勝負服 ~1998年秋華賞に寄せて 2018年10月13日 1998年9月27日。巨星、堕つ。ナリタブライアンの訃報は、あまりにも突然だった。そして、その年の真夏、フランス・ドーヴィル競馬場。G1・モーリスドギース賞、シーキングザパール・武豊騎手、1着。G1・ジャックルマロワ賞、タイキシャトル・岡部幸雄騎手、1着。東西の名手に導かれた日本調教馬が、「世界」の舞台で輝いていた。3... 大嵜 直人
「名勝負」を語る ステイゴールド~語り継ぎたい、奇跡の黄金伝説~ 2018年7月7日 ステイゴールド。今や押しも押されもせぬ大種牡馬として、競馬ファンでその名を知らない人はいないと思います。 その一方で最近では、彼の現役時代を知らないファンの方々も非常に多くなってきました。思えば彼のラストランは2001年12月。それから長い月日が経ちましたから、それも無理からぬ事でしょう。 ここでは、ステイゴールドが現... golden voyage
「名勝負」を語る pick その葛藤に、用がある。 ~2001年 宝塚記念に寄せて 2018年6月22日 宝塚記念には、不思議な魅力がある。ダービーも終わり、新馬戦とローカル競馬へと心が切り替わる、その前のエアポケットのような施行時期。まるでその年の春競馬の置き土産のようで、私の心を躍らせてくれる。 梅雨空の下で渋ることの多い馬場状態。阪神・内回りというクセのあるコース。短い直線と、2,200mという非根幹距離。 梅雨時期... 大嵜 直人
「名勝負」を語る 「おかえりなさい」と「ありがとう」〜2002年 安田記念に寄せて 2018年6月2日 入梅の報が各地から届き始め、蒸し暑さという感覚を身体が思い出し始めるこの時期になると、私はあの年の安田記念を思い出す。「おかえりなさい」と「おめでとう」が交錯したあの勝利に、人の出会いの儚さと別れの美しさを思い、杯を傾けたくなる。 2002年6月2日、東京競馬場。第11レース。GⅠのファンファーレが鳴り響き、順調にゲー... 大嵜 直人
「名勝負」を語る 汝の貧乏を、一本のガランスにて塗り隠せ ~1997年 東京優駿に寄せて 2018年5月26日 18頭中の、7番人気。 直前でシルクライトニングが発走除外になったため最終的には6番人気となったが、それが1997年の日本ダービーにおいて、皐月賞馬・サニーブライアンへファンが下した評価だった。 皐月賞を制した愛馬への評価を見て、当時36歳だった大西直宏騎手はどんな想いでダービーを迎えたのだろう。 そしてどんな意思を持... 大嵜 直人
「名勝負」を語る 日本ダービー、懐かしの2着馬たち。 2018年5月25日 ダービーでスポットが当たるのは、勿論ダービー馬。しかし2着馬にもドラマはあります。今回はそんな「懐かしのダービー2着馬」をご紹介致します。 繊細な優等生は《本物》だった ノーザンテースト以来の大旋風を巻き起こすことになる、名種牡馬・サンデーサイレンス。その名種牡馬は、第1世代からロケットスタートを決めた。フジキセキを筆... ウマフリライター
「名勝負」を語る ハナ差、同着、横一線。語り継ぎたい大接戦のオークス! 2018年5月19日 大接戦のオークス──その言葉で、あなたはどのオークスを思い浮かべますか?怒涛の追込みからのハナ差決着。長い写真判定の末の同着。5着までが横一列でのゴールイン……。誰もが勝利を確信する圧勝劇も気持ちが良いものですが、手に汗握る大接戦のゴール前はまた違った熱狂があるかと思います。 オークスという一世一代の大舞台で繰り広げら... ウマフリライター