有馬記念を連覇したグラスワンダー。スプリンターズSでタイキシャトルを撃破したマイネルラヴ。英仏のG1を制覇したアグネスワールド。有馬記念でも2着に食い込んだ重賞4勝馬、アメリカンボス。 1995年生まれの「マル外」は、本当に素晴らしい馬が多かった。 「マル外」がクラシック競走に参戦できなかった当時、外国生まれの3歳馬(...
「名勝負」を語る
「名勝負」を語るの記事一覧
3歳のマイル王決定戦「NHKマイルカップ」。 過去にはエルコンドルパサーやクロフネ、キングカメハメハといった日本競馬史に名を残す名馬が、このレースを勝っている。このレースでは、多くの「G1初制覇」が見られる。近年でも藤岡康太騎手や秋山真一郎騎手、藤岡佑介騎手らがここでG1初制覇を達成。今回の物語の主役である柴田大知騎手...
4月から5月にかけての新緑の季節に行われるビッグレース「天皇賞春」。格式高いこのレースの最大の特徴は、このレースでしか使用されない京都競馬場芝3200mで行われるという点である。 超長距離戦ではあるが、スタミナだけでは勝つことが出来ない。だからこそこのレースを勝った馬は名馬として名を残すのである。2009年に生を受けた...
今回から「南関名勝負」と題しまして過去の名勝負をご紹介していきます。私は地方競馬に興味を持ち始めたのはおおよそ2000年以降ですので、大ベテランの先輩方からすれば比較的新しいレースが中心になるかと思いますが、南関競馬にまだ興味をあまりお持ちでない方にもご覧いただければ幸いです。 今回は、私が初めて地方競馬場へ足を運んだ...
2008年3月4日。 5歳牝馬アドマイヤキッスは右第3中手骨の骨折加療中に馬房で暴れた際、同じ部位を開放骨折──それは、手の施しようの無い重症であり、すみやかに安楽死の処置がとられた。 すでに重賞4勝を挙げていた、当時の現役で有数の名牝。彼女が長いトンネルを抜けて復活を遂げた京都牝馬Sから、僅か30日後の出来事だった。...
競走馬における生来の気難しさというか、いわゆる「癇性(かんしょう)」……もっと言えば「狂気」と呼ばれる類の難儀な性格は、代を経ても失われずに子孫に受け継がれることがままある。 有名なのは、かの詩人・寺山修司が「一族の呪い」と形容した種牡馬モンタヴァルのファミリーだろうか。その狂気に加えて不幸が続いた故、直系は残らず、2...
1997年2月16日、この年に中央競馬史上初のダートG1に昇格したフェブラリーS。その日は典型的な不良の泥田馬場だった。 直線半ば、コースの最内を通ったシンコウウインディがバトルラインを交わし切り、外から伸びる1番人気ストーンステッパーに勢い良く競り掛ける。 前年暮れのスプリンターズSを僅か1cm差で逃した熊沢重文騎手...
みなさん、こんにちは! この度、初めて寄稿することになった山海堂と申します。 趣味は競馬場/牧場巡りと飲み歩きという、その辺に大量生産されているであろう、ごくごく普通のおじさんですが、どうぞ宜しくお願いいたします! さて、今回は競馬場のグルメを紹介していきたいと思います。 舞台は真夏の園田競馬場。 では、早速行ってみま...
調教師「田島良保」という名前を耳にしたとして、同氏の管理した競走馬が頭に思い浮かぶ方は、もしかすると少数派かもしれない。 ……とは言え、あのテイエムオペラオーを大阪杯において4着に沈めたトーホウドリームや、揃って重賞ウイナーに上り詰めたスプリングバンブー&バンブーユベントス母子を育てたのだから、「名伯楽」とは呼べないま...
──例えるならば、長嶋監督時代の読売ジャイアンツの松井秀喜と高橋由伸、あるいは今はなき大阪近鉄バファローズ「いてまえ打線」の主軸タフィ・ローズとフィル・クラークといったところか。1着同着でもない限り必ず決着がつく競馬というスポーツにおいて、両雄が並び立つケースはあまり多くない。しかしその年の春、競馬界にはファンを沸き立...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]古馬相手でも適距離では負けられない! 混戦を断った3歳馬シックスペンスが、秋初戦を快勝~2024年・毎日王冠~
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[重賞回顧]春の悔し涙は歓喜の涙に。アクシデントを乗り越えたルガルと西村淳也騎手が、復活のGⅠ初制覇~2024年・スプリンターズS~
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[重賞回顧]いざ、菊の大輪へ 鮮やかに逃げ切ったメイショウタバルが復活の重賞2勝目!~2024年・神戸新聞杯~
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[重賞回顧]春の鬱憤を晴らす豪脚で突き抜けたアーバンシックが重賞初制覇~2024年・セントライト記念~
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[重賞回顧]新星クリスマスパレードが、鮮烈なレコード勝ちで秋華賞の切符を獲得!~2024年・紫苑S~
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[重賞回顧]関東のホープとエースによる叩き合いを制したマジックサンズが、デビュー2連勝で重賞制覇!~2024年・札幌2歳S~
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[重賞回顧]雨中に鳴り響くアキラコール!外ラチ沿いの攻防を制したブローザホーンが悲願のGⅠ初制覇~2024年・宝塚記念~