それぞれの競馬愛 ハヤヤッコと再会した日〜“ヤッコさん”に会えた! 早春の牧場見学記〜 2026年3月25日 2026年3月某日。出資している2歳馬がトレセンへ入厩する前に、一度は会っておきたい──そんな思いに背中を押され、久しぶりに冬の北海道へ向かうことにした。 とはいえ、近年の牧場見学は、まず“見学枠の確保”という難関が待っている。申し込み開始は見学日の2週間前、朝9時半。時間ぴったりに申込サイトへアクセスし、慣れない操作... 夏目 伊知郎
それぞれの競馬愛 アマンテビアンコとカワダユウガ。美由紀さんの「白馬に乗った王子様」 2026年3月8日 『子供の頃に読んだ物語の世界では、王子様は必ず白馬に乗ってやって来る』 美由紀さんにとって、「白馬」は神聖なもので、その鞍上の男性は絶対に素敵な人である…。 物心ついた頃から、父親にくっついて競馬場通いをしていた美由紀さん。ポニーの試乗にふわふわドーム、ベンチに座って食べるアイスクリーム…中山競馬場の内馬場は、庭のよう... 夏目 伊知郎
それぞれの競馬愛 [追悼エッセイ]ある少年一家とダンス一族のお話〜ダンスインザムードの訃報によせて〜 2026年1月22日 私の一家はダンシングキイの子供たちに、ちょっとした縁がある。 一族最初のG1ホースとなった3番仔のダンスパートナーが勝ったオークスで4着に入線したのは、私の祖父が社台レースホースで出資していたオトメノイノリだった。 その後、父と祖父が放牧中のオトメノイノリに会いに行った時、一緒にダンスパートナーも見せてもらったという。... 小早川 涼風
それぞれの競馬愛 オルフェーヴルがくれたかけがえのない出会いと繋がり そして、今も忘れえぬ言葉たち 2026年1月3日 「3月11日、東日本大震災が日本を襲いました2011年。自分と向き合い、他人を想い、絆を確かめ合った2011年。掉尾を飾るGⅠは、もちろん有馬記念です」 これは、オルフェーヴルが一度目に勝利した有馬記念のスタート前、中山競馬場の実況を担当していた舩山陽司アナウンサーが発した言葉である。 この年、巨大地震と津波が日本列島... 齋藤 翔人
それぞれの競馬愛 縁が紡いだ2000勝。メイショウと、牧場と、人 2025年8月29日 競馬場に一度でも足を運んだことがある人なら、その冠名を見ない日は無いはずだ。青い勝負服に桃色の襷と袖。ターフをひたむきに駆ける「メイショウ」の馬たちは、いつの時代も、どの競馬場でも、競馬の様々なシーンにその姿を見せ続けている。そしてその背後には、ひとりの馬主の揺るぎない情熱がある。 2025年8月。松本好雄オーナーはつ... norauma
それぞれの競馬愛 [エッセイ]「また、会いたいな」。白い奇跡が織りなす夢物語 2025年8月14日 初めてその存在に巡り合ったときのことを、私はいまでもはっきりと覚えている。 パドックをゆっくりと歩く、一頭の白毛馬。 純白の馬体は陽光に照らされて眩しく輝き、汗をかいてほんのりピンク色に染まったその肌は、奥にある血管や筋肉すら透けて見えるようで、思わず息を呑んだ。 競馬場にはいろいろな馬がいる。鹿毛、栗毛、黒鹿毛、芦毛... norauma
それぞれの競馬愛 「芦毛のお嬢さま」アエロリットと私の出会いからGⅠ制覇まで/2017年NHKマイルカップ 2025年5月8日 一口馬主を長く続けていても、そう簡単にGⅠ馬への出資が叶うわけでもない。毎年、募集馬ラインナップが発表された時から、考えに考え抜いて選んだ出資馬でも、走ってみれば期待外れ…という事に多々遭遇する。何とか未勝利を勝ち抜いても、その勝ち抜いた馬たちで1勝クラスが構成され、そこを勝ち抜けた2勝馬が集まって2勝クラスのレースを... 夏目 伊知郎
それぞれの競馬愛 ウイニングチケット - 北の大地で過ごすダービー馬へ会いに行った日を思い起こして 2025年3月21日 北海道の冬を知っているだろうか。浦河の冬を見た事があるだろうか。 札幌近郊に住む私にとって、それは死活問題である。北国の冬の運転と言うとのは、文字通り命がけ。何年運転していても、ひと冬に1度くらいは「あ、事故になってしまうかな…」と思う瞬間がある。 馬産地見学もメジャーになりつつある昨今だが、札幌から静内まで約2時間。... 千春巻
それぞれの競馬愛 石橋脩騎手とガルボの甘い勝利 - 2012年の東京新聞杯を振り返る 2025年2月10日 東京新聞杯の週になると思い出す、石橋脩騎手の飛躍の始まり 東京新聞杯の週が近づくと、テレビの前で見たあのレースを思い出す。2012年、寒さの残る2月の東京競馬場で、ガルボが差し切り勝ちを決め、石橋脩騎手が飛躍の第一歩を刻んだあの日だ。 2012年の東京新聞杯が行われた2月5日は、筆者が結婚して間もない頃だった。競馬ファ... ムラマシ
それぞれの競馬愛 寺山修司が加賀武見に見た「現代批評」 - メイデイレディの来日に寄せて 2024年12月6日 1.メイデイレディと加賀武見 2024年10月25日、暮れの2歳女王決定戦・阪神ジュベナイルフィリーズに米国馬メイデイレディが登録したことが報じられた。正直に言って、最初はそのニュースにそれほど注目していたわけではなかった。おそらく登録だけだろう、わざわざ2歳GⅠを使いに米国から出走するはずがない──。そう思っていたの... 縁記台