[新馬戦回顧]メイクデビューの勝者達 - 2022年12月28日(水)-

12月開催最終日。2020年産駒達の新馬戦もここまでで250戦を超えました。
今回も先週開催された新馬戦で、世代全体のうち3割前後しか勝ち上がることができない狭き門を突破した2歳馬達を紹介していきたいと思います。

2022年12月28日(水)

中山5R 芝2000 晴・良 16頭

オールザタイム

牝馬
ハーツクライ×タイムトラベリング
母の父:ブライアンズタイム
所属:美浦)国枝栄厩舎
生産:白老ファーム
鞍上:戸崎圭太騎手
508㎏ 1番人気 3枠5番

重賞4勝馬アイムユアーズの半弟トーセンヴェルディや、2017年のホープフルS等を勝っているタイムフライヤーの全妹オールザタイムが登場した新馬戦。

1番人気に推されたオールザタイムは、ゲートの出そのものは、頭を振ったりしてそれほど早い方ではありませんでしたが、そこからスムーズにスピードに乗って先頭へ。
そこから、軽快に逃げていきます。

余裕を残した手応えで直線に入ると、軽く追われながらしっかり脚を伸ばし危なげなくゴール。2着ドーバーイーグルに2馬身半差をつけました。

勝ち時計は2分03秒8。
G1レーシング所属馬からは今年6頭目の新馬戦勝ち馬誕生となりました。

阪神5R 芝1600 晴・良 18頭

ランスオブサウンド

牝馬
ディープブリランテ×アンジェラスキッス
母の父:Gone West
所属:栗東)奥村豊厩舎
生産:フジワラファーム
鞍上:藤岡佑介騎手
428㎏ 8番人気 3枠5番

五影慶則オーナー、奥村豊厩舎が今年の新馬戦初勝利を挙げました。

好スタートを切ったランスオブサウンド。一時は逃げ馬の後ろまで迫りますが、一旦落ち着けて5-6番手で折り合いレースを進めます。
直線に入るとやや外へ開いて加速を開始。
残り200付近で先頭サトノアダマスに並びかけるとそのままの勢いで交わして抜け出し、追い込んできたルカンを1馬身抑えてゴールしました。

勝ち時計は1分36秒0。
次走は未定とのことですが、鞍上藤岡佑介騎手も良い反応、良い内容でしたと高評価で、年明けの重賞にも登録されているようです。

中山6R ダ1200 晴・良 16頭

ラヴェリテ

牝馬
ロードカナロア×プラスヴァンドーム
母の父:Dr Fong
所属:栗東)武幸四郎厩舎
生産:社台ファーム
鞍上:浜中俊騎手
468㎏ 4番人気 1枠2番

2022年最後の新馬戦。

まずまずのスタートを切ったラヴェリテは、二の脚がしっかりついて勢い良く前へ。
先頭を取り切ってレースを進めます。
そのまま良い手応えで最終コーナーを回ると、しっかり脚を伸ばして後続との差を更に広げていきセーフティーリードに。

2着馬シズカノウミが追い込みましたが、これを3馬身半抑えて危なげなく勝ち上がりを決めました。

勝ち時計は1分13秒3。
インゼルレーシング所属馬からはこれで今年5頭目の新馬戦勝ち馬誕生となりました。


以上、2022年における最終開催のメイクデビュー勝ち馬3頭を紹介してきました。

この仔達がこれからどのような走りを見せてくれるのか、今後の成長と活躍を楽しみに応援していきたいと思います。

この連載も何とか年内分完走することができました。
1月からも、よろしくお願いいたします。

写真:ぶう、ナミノオト、コメフクロウ、chocolat

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