[プロキオンS/七夕賞]今も駆ける スター"ウマ娘"の血を引く者たち〜日曜の重賞編〜

巷で話題になっているゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」。

実際の競走馬をモデルにしたこのゲーム。登場するウマ娘たちの中に現役で走っている馬をモチーフとしたキャラクターはいませんが、子供、孫あるいは親戚にあたる馬が現役で駆けている例はたくさんあります。

そういった競走馬を「ウマ娘 プリティーダービー」から競馬を持った方々にも応援してもらいたい。そんな思いからこの「今も駆ける スターの血を引く者」では、ウマ娘にも登場するキャラクターのモデルとなった競走馬と血縁関係に当たる馬を、その週のビッグレースからピックアップして紹介していきたいと思います。

今回は、日曜日に行われる2重賞、プロキオンSと七夕賞、それぞれから1頭ずつ紹介したいと思います。

プロキオンS

トップウイナー

前走目黒記念大敗から今回再び主戦場であるダートに戻るトップウイナー。母の父は「世紀末覇王」テイエムオペラオーです。

テイエムオペラオーと言えば現実世界では2000年の古馬中長距離G1を総なめにした馬で、ウマ娘でも適性は芝の中長距離に設定されています。そのため、「ダート」と言う印象を持っている方はあまり多くないのではないでしょうか。

しかし、そんなイメージとは裏腹にテイエムオペラオー自身が初勝利をあげたのはダートのレースです。テイエムオペラオーは3歳(現年齢表記で2歳)の夏にデビューしていますが、その後骨折してしまい、復帰までに4か月程度かかっています。復帰後は脚元への負担が軽いと言われているダートを2戦してから、通算3戦目で初勝利。その後は再び芝のレースを走るようになってゆきやなぎ賞、毎日杯、皐月賞と連勝街道を歩むことになりました。

今ではあまりそういう使い方はされなくなってきていますが、テイエムオペラオーが現役だった頃くらいは「成長途上で脚元がパンとしない若駒の間はダートを使う」と言う馬が頻繁に見受けられました。ダートで重賞を勝っているタイキシャトルを筆頭に、マヤノトップガン、エルコンドルパサー、ヒシアマゾンあたりがダートで初勝利をあげています。

ウマ娘から競馬に興味をもって「なんでこの馬はダートでデビューしているんだろう」と思った方はそういう文化(?)があったという事は覚えておいてもいいかもしれません。

七夕賞

ヴァンケドミンゴ

大外8枠16番に入ったヴァンケドミンゴは父の母がエアグルーヴ、母の父がアグネスタキオンと2頭のウマ娘に登場する名馬の血を持っています。

ヴァンケドミンゴはこの2頭だけでなく、父の父キングカメハメハ(2004年NHKマイルカップ、日本ダービー)、母の母ウメノファイバー(1999年オークス)とそれぞれG1を勝っており、「祖父母の4頭が全てG1勝ち馬」と言う日本競馬界でもなかなかレアな良血馬です。

ヴァンケドミンゴ自身は七夕賞が開催される福島競馬場が大得意。過去4勝は全て福島芝コースであげており、福島競馬場での通算成績も6戦して4勝、2着1回、3着1回と馬券圏内を外したことがありません。

前走福島民報杯は本来福島競馬場で行われる予定のレースでしたが、地震の影響により新潟競馬場での開催となりました。それに意気消沈したのか結果は4番人気で13着とふるわず。

しかし、今回はJRA関係者の努力もあって何とか予定通り福島開催を行う事になりました。これにはヴァンケドミンゴも喜んでいるでしょうし、水を得た魚のような力強い走りが期待できると思います。

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