それぞれの競馬愛 テーマトーク [テーマトーク]あなたの思い出のJBCは?~地方競馬の祭典、その記憶~ 2019年11月4日 「ジャパンブリーディングファームズカップ(Japan Breeding farms' Cup)」。 「JBC」の呼称でお馴染みの地方競馬最大のイベントです。 地方競馬場が毎年持ち回りで開催しているJBC。 JBCクラシック、JBCスプリント、JBCレディスクラシックの3つのメインレースが行われます。 みんなでひとつのテ... ウマフリライター
それぞれの競馬愛 「地元」にJBCがやって来た〜金沢競馬場の特別な日〜 2019年11月3日 私が、金沢競馬のフリーペーパー「遊駿+」を発行し始めた頃、金沢競馬のホースマン達が集まって酒を酌み交わすと大抵が「どうやったら金沢競馬にお客さんを呼び込めるか」という話が持ち上がりました。 「あんなイベントをしたらどうだろう」 「こんな人を招いてライブでもしてもらったら、たくさん来るのではないか」 ──酒の勢いに任せて... ウマフリライター
「名勝負」を語る 背中を追い続けたその先にあるもの 2011年JBCレディスクラシック 2019年11月2日 名勝負とは何か。 接戦、混戦、圧勝、絶妙の仕掛け、駆け引き──いろいろあると思いますが、そのひとつには「一騎打ち」が挙げられると思います。 2011年のJBCレディスクラシックは、まさにその一騎打ちの名勝負が繰り広げられました。 JBCレディスクラシックは、この年が創設初年度。 ゆえに格付けとしてはまだ「重賞」だったわ... ウマフリライター
競馬場を楽しむ まだ知らない、だから惹かれる~浦和競馬場訪問記~ 2019年11月1日 大井、船橋、川崎、そして浦和。 全部で4箇所ある『南関競馬場』のうち、最もローカル色の強い競馬場が、浦和競馬場ではないでしょうか。 浦和競馬場は1周1200m、直線は220mと、コンパクトな競馬場です。 埼玉県主催の公営浦和競馬を初めて開催した競馬場で、2018年に開場70周年を迎えました。 間近で見られる迫力満点のレ... ウマフリライター
「名勝負」を語る [Rewind the Race]優駿飛躍~2014年・盛岡JBC~ 2019年10月31日 JBC競走。 日本で唯一、1日に3レースものJpn1競走が行われる、地方競馬界の一大イベントである。 開催場が毎年違うため、その年によって違った顔を見せてくれる競走という点からも、お祭り感が満載の1日となる。 今回はそんなJBCの歴史から、個人的に思い入れ深い1日についてご紹介していく。 2014年JBC競走の舞台は岩... ウマフリライター
「名勝負」を語る [平成名勝負]名優と名馬、復活の競演~1999年天皇賞(秋)・スペシャルウィーク、ステイゴールド~ 2019年10月27日 1999年第120回天皇賞(秋)は語りつくせぬほど話題が多かった。 2冠馬セイウンスカイ、同期のダービー馬スペシャルウィークが秋緒戦の京都大賞典で大敗を喫しただけで、4番人気まで評価を落とすほどだった。 それもそのはず。 その京都大賞典を勝ったツルマルツヨシ、前年の天皇賞(春)の覇者メジロブライト、スペシャルウィークが... 勝木 淳
「名馬」を語る 「特別な週末」から「喜劇」、そして「祭り」へ〜名牝シーザリオが繋げた系譜〜 2019年10月26日 2018年12月28日。 例年以上の厳しい寒さを迎える中、私は中山競馬場にいた。その目的は競馬ファンなら言わずと知れたものだ。 2017年から2歳G1となった、ホープフルステークスである。 この時、単勝オッズで1.8倍という断トツ人気に推されたサートゥルナーリアが、4枠5番にゲートインを迎えようとしていた。 父は201... KOBA
「名勝負」を語る 競馬の愉悦の王道は、モルトの余韻のように ~2008年 天皇賞・秋に寄せて 2019年10月25日 あら、いらっしゃい。 今日は早いわね。 ……そうなの、早めに上がれるのはいいことよね。 どうぞどうぞ、ゆっくりしていってよ。 何にする? グレンリベット、ストレートね。めずらしいじゃない、初めからモルトにするの。 ……そうね、自分が好きなお酒を好きなように飲むのが、一番美味しい飲み方だと思うわ。 世にいろんなお酒はある... 大嵜 直人
「名馬」を語る ミホノブルボン 栗毛のサイボーグ 2019年10月19日 血筋や生まれが特別ではなくとも努力で栄光を掴みとる……という物語には、胸を打たれるものがあります。 人間の世界に限らず、競馬でも然り。 今回はそうした馬たちの中でも特に、努力によって道を切りひらいたと言われている、一頭の名馬をご紹介します。 その名は、ミホノブルボン。 日本競馬に燦然たる功績を残した栗毛の名馬です。 ※... ウマフリライター
「名勝負」を語る [平成名勝負]三冠馬の系譜 〜1994年菊花賞・ナリタブライアン~ 2019年10月17日 勝負ごとは、ときに人の世で曖昧になりがちな「勝ち」と「負け」を色鮮やかに切り分け、それだけに、危険な香りを放って人々を魅了する。そして、死屍累々と積み上げられた「敗者」の上に、燦然と輝く「勝者」というものが存在する──。 そして、ときにすべてのタイトルを独占するような「勝者」が現れる。 勝負の世界に独占禁止法は、ない。... 大嵜 直人