「名勝負」を語る [平成名勝負]除外、そして、伝説へ~2001年武蔵野ステークス・クロフネ~ 2019年11月8日 かつて内国産馬、馬産地保護政策からクラシック5レース(桜花賞、皐月賞、オークス、日本ダービー、菊花賞)と天皇賞には、外国産馬は出走できなかった。 NHKマイルカップがマル外ダービーと呼ばれた時代が懐かしく、そのNHKマイルカップを勝ったクロフネは外国産馬開放元年の象徴的存在だった。 2001年、外国産馬に日本ダービーと... 勝木 淳
「名馬」を語る [追悼記事]マヤノトップガン~変幻自在に駆ける空~ 2019年11月7日 「大外から何か1頭突っ込んでくる!」 数々の名実況を生み出してきた、杉本清アナウンサーが叫ぶ。 「トップガンきた!トップガンきた!トップガンきた!」 観衆が沸いた。叫び声や声援が膨れ上がる。 大外から、栗毛の馬体が猛然と追い込んできた。 「さあ差し切るか、やっぱり三強の争いか!?」 実況の名手の声すらもはっきり聞こえな... ウマフリライター
一口馬主 人馬の挑戦を信じて〜メールドグラース海外G1制覇観戦記〜 2019年11月4日 はじめに(自己紹介を兼ねて) ウマフリ読者の方、はじめまして。 普段はTwitterにて、競馬に関するニッチな情報や体験を発信している「徳澤泰明」と申します。 2019年10月17日〜20日、キャロットクラブにて募集されたメールドグラースのコーフィールドC現地観戦ツアーに参加しました。 今回はツアーの参加を決意するまで... 徳澤泰明
それぞれの競馬愛 テーマトーク [テーマトーク]あなたの思い出のJBCは?~地方競馬の祭典、その記憶~ 2019年11月4日 「ジャパンブリーディングファームズカップ(Japan Breeding farms' Cup)」。 「JBC」の呼称でお馴染みの地方競馬最大のイベントです。 地方競馬場が毎年持ち回りで開催しているJBC。 JBCクラシック、JBCスプリント、JBCレディスクラシックの3つのメインレースが行われます。 みんなでひとつのテ... ウマフリライター
それぞれの競馬愛 「地元」にJBCがやって来た〜金沢競馬場の特別な日〜 2019年11月3日 私が、金沢競馬のフリーペーパー「遊駿+」を発行し始めた頃、金沢競馬のホースマン達が集まって酒を酌み交わすと大抵が「どうやったら金沢競馬にお客さんを呼び込めるか」という話が持ち上がりました。 「あんなイベントをしたらどうだろう」 「こんな人を招いてライブでもしてもらったら、たくさん来るのではないか」 ──酒の勢いに任せて... ウマフリライター
「名勝負」を語る 背中を追い続けたその先にあるもの 2011年JBCレディスクラシック 2019年11月2日 名勝負とは何か。 接戦、混戦、圧勝、絶妙の仕掛け、駆け引き──いろいろあると思いますが、そのひとつには「一騎打ち」が挙げられると思います。 2011年のJBCレディスクラシックは、まさにその一騎打ちの名勝負が繰り広げられました。 JBCレディスクラシックは、この年が創設初年度。 ゆえに格付けとしてはまだ「重賞」だったわ... ウマフリライター
競馬場を楽しむ まだ知らない、だから惹かれる~浦和競馬場訪問記~ 2019年11月1日 大井、船橋、川崎、そして浦和。 全部で4箇所ある『南関競馬場』のうち、最もローカル色の強い競馬場が、浦和競馬場ではないでしょうか。 浦和競馬場は1周1200m、直線は220mと、コンパクトな競馬場です。 埼玉県主催の公営浦和競馬を初めて開催した競馬場で、2018年に開場70周年を迎えました。 間近で見られる迫力満点のレ... ウマフリライター
「名勝負」を語る [Rewind the Race]優駿飛躍~2014年・盛岡JBC~ 2019年10月31日 JBC競走。 日本で唯一、1日に3レースものJpn1競走が行われる、地方競馬界の一大イベントである。 開催場が毎年違うため、その年によって違った顔を見せてくれる競走という点からも、お祭り感が満載の1日となる。 今回はそんなJBCの歴史から、個人的に思い入れ深い1日についてご紹介していく。 2014年JBC競走の舞台は岩... ウマフリライター
「名勝負」を語る [平成名勝負]名優と名馬、復活の競演~1999年天皇賞(秋)・スペシャルウィーク、ステイゴールド~ 2019年10月27日 1999年第120回天皇賞(秋)は語りつくせぬほど話題が多かった。 2冠馬セイウンスカイ、同期のダービー馬スペシャルウィークが秋緒戦の京都大賞典で大敗を喫しただけで、4番人気まで評価を落とすほどだった。 それもそのはず。 その京都大賞典を勝ったツルマルツヨシ、前年の天皇賞(春)の覇者メジロブライト、スペシャルウィークが... 勝木 淳
「名馬」を語る 「特別な週末」から「喜劇」、そして「祭り」へ〜名牝シーザリオが繋げた系譜〜 2019年10月26日 2018年12月28日。 例年以上の厳しい寒さを迎える中、私は中山競馬場にいた。その目的は競馬ファンなら言わずと知れたものだ。 2017年から2歳G1となった、ホープフルステークスである。 この時、単勝オッズで1.8倍という断トツ人気に推されたサートゥルナーリアが、4枠5番にゲートインを迎えようとしていた。 父は201... KOBA