中京競馬場で、年間の最後に行われる重賞が中日新聞杯。多頭数のハンデ戦で、毎年のように人気は割れるものの、上位人気馬がその評価どおり好走するのが近年の傾向だった。 前年に続き、2021年もフルゲートの18頭がエントリー。人気は割れ、単勝10倍を切ったのは5頭。その中で、1番人気に推されたのはアドマイヤビルゴだった。 20...
レース回顧の記事一覧
2歳女王を決める、阪神ジュベナイルフィリーズ。 近年の勝ち馬では、ソダシやラッキーライラックが、翌年以降もGI勝利を積み重ねてスターとなり、2着に敗れたリスグラシューやクロノジェネシスは、後に牡馬を負かしてグランプリを連覇している。「強い牝馬」を象徴する、男勝りの強豪が続々と誕生している。 2021年も、無敗馬が複数エ...
72回目を迎えた、伝統の重賞チャレンジカップ。このレースを勝利した後、チャレンジャーからチャンピオン=GIウイナーに上り詰めた馬は多数いる。昭和の時代には、ナスノコトブキ、タニノチカラ、ヒカリデュール、ニホンピロウイナーなどが、後に旧八大競走やGIを制覇。平成に入っても、マーベラスサンデー、タップダンスシチー、スズカマ...
師走に入り、各競技で締めくくりという言葉が付くようになった季節となった。このダート界でもまさにチャンピオンを決める大一番が行われた。中京競馬場を舞台にまさにダートのオールスターが集結。芝のG1制覇馬か、昨年の覇者か、2月の覇者か地方の雄か。今年の中央ダートG1を締めくくる大一番で、砂の王の座にたどり着くのははたしてどの...
国内の平地競走では、最長距離のステイヤーズS。年に1度しか行なわれない条件ゆえスペシャリストが生まれやすく、このレースを2回以上勝利した馬は6頭。中でもアルバートは、ムーア騎手とのコンビで三連覇を達成している。 2021年の出走頭数は13頭。ただ、連覇を目指したオセアグレイトは故障が判明し、残念ながら回避となってしまっ...
12月1日、いよいよ年の瀬へのカウントダウンが始まりました。船橋競馬場1800m戦のクイーン賞は、冬の訪れを告げ、来シーズンへの飛躍を狙う牝馬たちが集まる一戦です。今年は「南関左回りの女傑」サルサディオーネが連覇を狙い出走。JRAから4頭、笠松競馬から2頭、岩手競馬から2頭、そして地元南関東6頭の合計14頭が集まりまし...
ラジオNIKKEI杯京都2歳Sは、関西で行なわれるホープフルSの前哨戦。京都競馬場が改修工事のため、今年も、阪神競馬場での開催となった。 例年、少数精鋭で行なわれているこのレース。今年も10頭立てと少なく、全馬が、前走で初勝利を挙げたばかり。実績だけを見れば横一線で、単勝オッズ10倍を切ったのは5頭だった。 その中で、...
11月最終週の日曜日は東西で豪華重賞二本立て。阪神競馬場では、スプリント重賞・京阪杯が行われた。 来年の短距離戦線につながるステップとして重要な一戦となる京阪杯。雅に走る京阪電車のように、今年も快速馬揃いのスプリント戦が幕を開ける。 レース概況 コントレイル感動のラストランから30分後、レースの熱気は阪神競馬場に移った...
ショウナンパンドラが勝った2015年以来、6年ぶりのフルゲート。そして、3年ぶりに外国調教馬が複数頭出走した、2021年のジャパンカップ。複数ある見どころの中でも特に注目すべき点は、引退レースとなるコントレイルが有終の美を飾るのかどうか。そして、4世代のダービー馬が、それぞれどういったレースを見せるかだった。 圧倒的な...
浦和競馬場の秋の交流重賞最終戦、浦和記念がやってくるといよいよ冬の訪れを感じます。コースを1周する1400mや1500mのレースが中心に組まれる浦和競馬では珍しい2000m戦でのレースです。昨年は無観客での開催でしたが、今年の開催は人数上限5,000人、検温と消毒を徹底しての有観客開催で行われました。私の地元での開催と...
アーカイブ
カテゴリー
語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
-
[重賞回顧]天まで届け勝利の凱歌。史上まれに見る混戦を制したのはジャスティンミラノ!~2024年・皐月賞~
-
[重賞回顧]中118日の雪辱劇!『マジックマン』に導かれたステレンボッシュが、逆転で桜の女王を戴冠~2024年・桜花賞~
-
[重賞回顧]躍進著しい上村厩舎の大黒柱ベラジオオペラ。ダービーの雪辱を果たし、GⅠ初制覇を達成!~2024年・大阪杯~
-
[重賞回顧]雪辱vs雪辱の死闘を制したマッドクールが、待望のGⅠ初制覇~2024年・高松宮記念~
-
[重賞回顧]傑出した瞬発力でライバルを圧倒!無傷3連勝を達成したシックスペンスが、堂々クラシック候補に名乗り~2024年・スプリングS~
-
[重賞回顧]良血の外国産馬エトヴプレが一気の逃げ切りで後続を完封!~2024年・フィリーズレビュー~
-
[重賞回顧]ミルコ・マジック炸裂! 勝負所でまくりを決めたコスモキュランダが重賞初制覇~2024年・弥生賞ディープインパクト記念~