11月7日は、日本競馬にとって忘れられない日となった。 明け方に行われたブリーダーズカップ競走でラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌが勝利を挙げ、日本競馬の歴史に新たな伝説を築いた。日本国内でも大きな盛り上がりとなり、日本馬の奮闘に酔いしれた。 そして同日、日本でもダート戦線で重賞が行われた。今年も阪神競馬場に舞台を移...
レース回顧の記事一覧
12月に迫った、砂の王者決戦チャンピオンズカップ。 その出走権を掛けたトライアルレースが、各地で行われている。13日には東京競馬場でG3の武蔵野ステークスが行われた。2月のフェブラリーステークスと同じコースで行われることで、今後のダートグレード戦線にも大きな影響力を持つこのレース。 はたしてどの馬が凱歌を上げるのか。 ...
2021年競馬もいよいよ佳境に差し掛かってきた。 競馬界ではこの週から毎週ビッグレースが行われ、優駿たちが鎬を削る瞬間が数多く訪れる。秋のG1戦線後半戦スタートを飾るのは牝馬による可憐な女王決定戦エリザベス女王杯だ。 去年同様、今年も舞台を阪神競馬場に移しての戦い。 宝塚記念と同じコースでパワーを擁する中で、誰が女王の...
関西で唯一の2歳限定GⅡ・デイリー杯2歳S。朝日杯フューチュリティSや阪神ジュベナイルフィリーズへのステップとして出走する馬が多いが、一方で数は少ないながらも、ホープフルSのステップとして出走する馬もいる。2017年の勝ち馬ジャンダルムは、本番でも2着と好走した。 例年、少頭数で争われるこのレース。2021年は、その近...
2021年で57回目を迎える、伝統の福島記念。ローカルのハンデ重賞=波乱の決着をイメージしがちだが、近年は意外にも荒れていないのが、このレースの特徴といえる。 出走頭数は16頭で、重賞勝ち馬が半数の8頭。さらに、それ以外の4頭にも重賞2着の実績があった。人気は割れ、最終的に単勝オッズ10倍を切ったのは6頭。その中で、1...
いよいよ2歳戦線が本格化する11月。初週のレースは2歳牝馬の1戦ファンタジーステークスだった。 いよいよ来月に迫る阪神ジュベナイルフィリーズに向けて、勝ち星をつかむのは果たしてどの馬か。 仁川の1400mを、若き牝馬が駆け抜ける。 レース概況 10頭立てとなった今年のファンタジーステークス。 しかしながらレベルの高いメ...
2021年で57回目を迎える京王杯2歳Sは、長年、関東で行なわれる唯一の2歳GⅡだった。 過去10年の勝ち馬で後にGI馬となったのは、2017年に勝利したタワーオブロンドンのみ。しかし、その前年の2着馬レーヌミノルは、翌春の桜花賞を制覇。2013年の6着馬モーリスは、後に国内外のGIを6勝して年度代表馬に輝いた。他にも...
先週末に東京で開催された重賞は、いずれも創設から50年以上が経過している、歴史あるGⅡレース。日曜日に行なわれたアルゼンチン共和国杯の歴史を紐解くと、アドマイヤジュピタが勝利した2007年から、このレースの覇者が、後に続々とGIを勝利している。 例えば、2008年の勝ち馬スクリーンヒーローは、次走のジャパンCも連勝。そ...
アメリカ競馬の祭典、ブリーダーズカップ。大きな特徴の一つとしてあげられるのが、毎年、持ち回り開催で行われる点である。2021年の開催地となったのは、デルマー競馬場。2日間で、14レースが行なわれた。 Photo by Breeders’ Cup Photo by Breeders’ Cup その2日目の第7レースに組ま...
金沢競馬場JBCデーの最終レース、JBCクラシックは2100m戦で争われました。向こう正面奥のポケットからスタートしてコースを1周半回ります。日本テレビ杯からここを目指していたクリソベリルは重度の喘鳴症で引退してしまいましたが、交流G1級競走だけあって好メンバーが勢ぞろい。JBCクラシック3度の2着から今年こそ戴冠を狙...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
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[重賞回顧]夕暮れに映えた白き古豪、ハヤヤッコ~2024年・アルゼンチン共和国杯~
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[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~
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[重賞回顧]いざ、逆襲のとき。武豊騎手とドウデュースが感動の後方一気!~2024年・天皇賞秋~
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[重賞回顧]夏を越して走りが洗練されたアーバンシックが菊の大輪を戴冠!~2024年・菊花賞~
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[重賞回顧]秋晴れに輝く2つ目のティアラ 盤石の競馬で突き抜けたチェルヴィニアが二冠達成~2024年・秋華賞~
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[重賞回顧]古馬相手でも適距離では負けられない! 混戦を断った3歳馬シックスペンスが、秋初戦を快勝~2024年・毎日王冠~