ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]馬の成長に人あり、人の成長に馬あり~2021年・有馬記念~ 2021年12月27日 ファン投票で出走馬が決まるグランプリ・有馬記念は、国内では、ダービーと並ぶ最も有名なレース。国民的行事といっても過言ではないほど人気が高く、GIの中でも、とりわけ重みや存在感を放っている。 その有馬記念は、かつて実力日本一決定戦ともいわれ、スタミナや持久力、底力が問われるようなレース。それゆえ、かつては牡馬が強さを見せ... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]名手の悲願、叶うとき~2021年・朝日杯フューチュリティステークス~ 2021年12月20日 ホープフルSがGIに昇格以後、2歳マイル王決定戦に姿を変えつつある朝日杯フューチュリティS。2018年から2020年のNHKマイルカップを制した馬は、いずれも、当レースに出走していた。 ただ、クラシックとも無縁なわけではなく、牝馬ながら果敢に挑戦するも3着と敗れたグランアレグリアは、その後、中111日のブランクをものと... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]20年ぶりの逃げ切り勝ち 中京巧者が念願の重賞初制覇~2021年・中日新聞杯~ 2021年12月14日 中京競馬場で、年間の最後に行われる重賞が中日新聞杯。多頭数のハンデ戦で、毎年のように人気は割れるものの、上位人気馬がその評価どおり好走するのが近年の傾向だった。 前年に続き、2021年もフルゲートの18頭がエントリー。人気は割れ、単勝10倍を切ったのは5頭。その中で、1番人気に推されたのはアドマイヤビルゴだった。 20... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]新時代の到来を予感させる2歳女王が誕生~2021年・阪神ジュベナイルフィリーズ~ 2021年12月13日 2歳女王を決める、阪神ジュベナイルフィリーズ。 近年の勝ち馬では、ソダシやラッキーライラックが、翌年以降もGI勝利を積み重ねてスターとなり、2着に敗れたリスグラシューやクロノジェネシスは、後に牡馬を負かしてグランプリを連覇している。「強い牝馬」を象徴する、男勝りの強豪が続々と誕生している。 2021年も、無敗馬が複数エ... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]ベールを脱いだ関東のスター候補~2021年・チャレンジカップ~ 2021年12月8日 72回目を迎えた、伝統の重賞チャレンジカップ。このレースを勝利した後、チャレンジャーからチャンピオン=GIウイナーに上り詰めた馬は多数いる。昭和の時代には、ナスノコトブキ、タニノチカラ、ヒカリデュール、ニホンピロウイナーなどが、後に旧八大競走やGIを制覇。平成に入っても、マーベラスサンデー、タップダンスシチー、スズカマ... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]砂のオールスター決戦の行方は〜2021年・チャンピオンズカップ〜 2021年12月7日 師走に入り、各競技で締めくくりという言葉が付くようになった季節となった。このダート界でもまさにチャンピオンを決める大一番が行われた。中京競馬場を舞台にまさにダートのオールスターが集結。芝のG1制覇馬か、昨年の覇者か、2月の覇者か地方の雄か。今年の中央ダートG1を締めくくる大一番で、砂の王の座にたどり着くのははたしてどの... ハラシュー
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]凱旋門賞に縁のある血が、マラソンレースを制覇~2021年・ステイヤーズS~ 2021年12月6日 国内の平地競走では、最長距離のステイヤーズS。年に1度しか行なわれない条件ゆえスペシャリストが生まれやすく、このレースを2回以上勝利した馬は6頭。中でもアルバートは、ムーア騎手とのコンビで三連覇を達成している。 2021年の出走頭数は13頭。ただ、連覇を目指したオセアグレイトは故障が判明し、残念ながら回避となってしまっ... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [地方レース回顧]ニュープリンセス、女王を夢見て~2021年・クイーン賞~ 2021年12月2日 12月1日、いよいよ年の瀬へのカウントダウンが始まりました。船橋競馬場1800m戦のクイーン賞は、冬の訪れを告げ、来シーズンへの飛躍を狙う牝馬たちが集まる一戦です。今年は「南関左回りの女傑」サルサディオーネが連覇を狙い出走。JRAから4頭、笠松競馬から2頭、岩手競馬から2頭、そして地元南関東6頭の合計14頭が集まりまし... zakkey(ザッキー)
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]向かい風を切り裂く壮絶な叩き合いの末に~2021年・ラジオNIKKEI杯京都2歳S~ 2021年12月1日 ラジオNIKKEI杯京都2歳Sは、関西で行なわれるホープフルSの前哨戦。京都競馬場が改修工事のため、今年も、阪神競馬場での開催となった。 例年、少数精鋭で行なわれているこのレース。今年も10頭立てと少なく、全馬が、前走で初勝利を挙げたばかり。実績だけを見れば横一線で、単勝オッズ10倍を切ったのは5頭だった。 その中で、... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]仁川を超特急で駆け抜ける〜2021年・京阪杯〜 2021年11月30日 11月最終週の日曜日は東西で豪華重賞二本立て。阪神競馬場では、スプリント重賞・京阪杯が行われた。 来年の短距離戦線につながるステップとして重要な一戦となる京阪杯。雅に走る京阪電車のように、今年も快速馬揃いのスプリント戦が幕を開ける。 レース概況 コントレイル感動のラストランから30分後、レースの熱気は阪神競馬場に移った... ハラシュー