金鯱賞は、創設当初と比べて施行時期や条件が度々変わってきたが、2017年に大阪杯がGⅠに昇格してからは、その前哨戦として3月に行われるようになった。また、同年から、1着馬に大阪杯への優先出走権が与えられている。 今年の出走頭数は10頭と少なかったものの、GⅠ馬が4頭も出走。豪華なメンバーが集結したが、中でも注目は、20...
レース回顧の記事一覧
女帝・アーモンドアイやラッキーライラック、さらにフィエールマンなどG1戦線で活躍した名馬がターフを去った2021年シーズン。世代交代が進み一気に混とんと化した各路線であるが、短距離戦線も例外ではない。昨年圧倒的なスピードで短距離戦線を平定したグランアレグリアが大阪杯出走を表明し、さらにG1馬のタワーオブロンドンが競走馬...
まずこのレースを回顧するにあたり、私が発した言葉を振り返り、並べて書いてみる。 「あ!」「お?」「え?」「危ない!」「大丈夫……?」「先頭!?」「うーん、さすがに」「嘘!?」「あああ!」だ。 正直に言って私の注意は終始、メイケイエールに向けられていた。白熱したレースでは興奮し声を出すことがあるが、何が起こるかわからない...
弥生賞は、3着までに皐月賞への優先出走権が与えられるトライアルレース。これまでにも三冠馬3頭をはじめ、幾多の名馬がこのレースをステップに一流馬へと上り詰めた。 2020年からは、そのうちの一頭であるディープインパクトの名をレース名に冠して行われている。 出走頭数は10頭だったが、人気は2頭に集中し、中でもダノンザキッド...
いよいよ本格的な3歳戦線が始動する時期が訪れた。土曜日には3歳スプリント戦、マーガレットステークスが開催。スプリント戦線からマイル戦線までの頂点を目指す11頭が集った。例年と違い3週目の開催となる今年はどんな展開があるだろうか。 レース概況 少頭数となった今年のマーガレットステークス。オープン特別や1勝クラスで実績をも...
高松宮記念のトライアル第1弾、阪急杯。近年では、ロードカナロアやコパノリチャードが勝利したのち、高松宮記念を制している。前年に引き続き、観客のいない競馬場での開催となった。 マイルのGI勝利の経験がある3頭など、17頭が出走。GIIIながら同日開催の中山記念(GII)よりも豪華と言えるほどのメンバーが揃った。 実績通り...
春競馬の開幕を告げる伝統の中山記念は、勝ち馬に大阪杯の優先出走権が与えられる。しかしそれだけでなく、ドバイや香港へ遠征を控える馬にとっても、重要な前哨戦となっている。 今年は、GⅠ馬の出走こそなかったものの、久々に多頭数となり、春の大レースに向けて弾みをつけたい馬が数多く出走していた。 最終的に単勝オッズ10倍を切った...
競馬界で別れの季節となった2月最終週。数々のホースマンの想いが交錯した1週間だったが、3歳戦では長距離リステッド競走すみれステークスが行われた。パワーと脚力を要する阪神2200mでどのようなレースが繰り広げられるのか。 レース概況 今年のすみれステークスは8頭立て。その中で注目は大外のディープモンスターに集まり、単勝1...
冬の小倉最高峰の戦い、小倉大賞典。レッツゴーターキンやサイレンススズカ(中京開催)など後のGI馬が勝利しているほか、メジロマイヤーやアサカデフィートなどベテラン勢など、これまで多種多様な馬が優勝馬として名を連ねる。 今年も重賞馬など実績馬が多数出走。22頭が出走登録を行い、フルゲート16頭が揃った。 2.8倍の1番人気...
季節外れの暖かさに包まれた日本列島。いよいよ春の足音を肌で感じられるようになったが、競馬界でも着々と春のG1戦線に向けた戦いが始動している。20日の阪神競馬では「京都牝馬ステークス」が行われた。馬場改修の影響で今年は阪神競馬場芝1400mで行われた1戦。昨年の勝ち馬サウンドキアラはここを舞台にG1戦線の主役級にまで成長...
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語り継がれし「名馬」たち
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