秋の女王決定戦・エリザベス女王杯は、京都競馬場の改修工事により、2020年は阪神競馬場の内回り2200mで行われることとなった。いわゆる『非根幹距離』の2200mで行われるGⅠは、他に宝塚記念しかなく、共にリピーターが多いレースとして知られている。 しかし、2020年は競馬場だけでなく、外回りから内回りに変わることもあ...
レース回顧の記事一覧
秋のG1シーズンが進む11月初週に組まれるハンデ重賞「アルゼンチン共和国杯」。東京競馬場2500mで組まれる一戦は今後のG1戦線において重要な競走と言える。過去にはスクリーンヒーローやゴールドアクターがこのレースを勝ってG1タイトルを連勝で手にし、後のG1馬となるスワーヴリチャードやシュヴァルグランもこのレースを試金石...
11月に入り、秋の東京開催は早くも折り返し地点を迎えた。5回開催最初の重賞に組まれるのは、伝統の2歳重賞「京王杯2歳ステークス」。近年も、タワーオブロンドンやファンタジストなど、短距離からマイル戦で世代の代表として活躍した名馬たちがこの舞台で勝利している。暮れの仁川に直結するレースが、今年は地方馬を含む18頭フルゲート...
ファンタジーステークスは、12月に行われる2歳女王決定戦・阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦として位置づけられている。過去10年で6回、延べ6頭がここをステップに本番で3着内に入っており、特に近2年はファンタジーステークスの勝ち馬が本番も連勝しているため、非常に注目度の高いレースとなっている。 2020年は、12頭がエ...
みやこステークスは1ヶ月後に行われるチャンピオンズカップの前哨戦。過去9回中7回のレースで、のべ9頭がここをステップに本番で馬券圏内に食い込んでいる。2020年は、京都競馬場が改修工事に入っているため、阪神競馬場での開催となった。 10頭立ての少頭数になったものの、GⅠ級のレースやGⅡの勝ち馬、そして重賞勝ちはなくとも...
京都競馬場の名物である池の白鳥の名を冠した「スワンステークス」。スワンは、京都競馬場のスタンド名称でもある「グランドスワン」からも分かるように、京都競馬場の象徴ともいえる愛称である。そしてこの愛称を冠するスワンステークスが、現在の京都競馬場で最後の重賞競走となった。 レース概況 11月に行われるマイルチャンピオンシップ...
今年で20年目を迎えたダート競馬の祭典、JBC。大井競馬場では例年どおりにJBCレディスクラシック、JBCスプリント、JBCクラシックの3競走が行われたが、北海道2歳優駿を引き継ぐ形で新たに新設されたJBC2歳優駿の舞台は北海道・門別競馬場。史上初となる2場開催で行われた。 例年であれば多くの観客で溢れるJBCデーでは...
東京競馬場の芝2000mで行われる天皇賞秋は、性別や年齢、得意とする距離など、あらゆるカテゴリーの最有力馬が参戦してくる、現役最強馬決定戦といっても過言ではないだろう。 2020年の出走馬にあてはめれば、マイルのGⅠ馬ダノンプレミアム、最長距離のGⅠ天皇賞春や菊花賞を制したフィエールマンとキセキ、その間の距離帯2000...
今年よりG2に格上げされたマイル重賞・富士ステークス。格上げ初年度として、今年は様々な路線から12頭が東京競馬場のマイル戦に集った。NHKマイルを制し3歳マイル王に輝いたラウダシオンをはじめ、クラシック戦線を盛り上げたワーケアやスマイルカナ、さらに古馬勢ではサトノアーサーやペルシアンナイトといったタイトルホルダーも参戦...
2020年の3歳クラシック戦線は、コントレイルが日本ダービーを優勝した瞬間から、およそ5ヶ月ものあいだ「史上初めて同じ年に牡・牝馬とも無敗の三冠馬が誕生するのか」という話題一色になった。秋になり、まずコントレイルが神戸新聞杯を楽勝してその実現性を一気に高めると、秋華賞ではデアリングタクトがぶっつけ本番をものともせずに、...
アーカイブ
カテゴリー
語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
-
[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
-
[重賞回顧]夕暮れに映えた白き古豪、ハヤヤッコ~2024年・アルゼンチン共和国杯~
-
[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~
-
[重賞回顧]いざ、逆襲のとき。武豊騎手とドウデュースが感動の後方一気!~2024年・天皇賞秋~
-
[重賞回顧]夏を越して走りが洗練されたアーバンシックが菊の大輪を戴冠!~2024年・菊花賞~
-
[重賞回顧]秋晴れに輝く2つ目のティアラ 盤石の競馬で突き抜けたチェルヴィニアが二冠達成~2024年・秋華賞~
-
[重賞回顧]古馬相手でも適距離では負けられない! 混戦を断った3歳馬シックスペンスが、秋初戦を快勝~2024年・毎日王冠~