ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]第73回 鳴尾記念〜完璧をしのぐ、神騎乗〜 2020年6月12日 鳴尾にあった競馬場で最後に競馬が開催されたのは1943(昭和18)年4月。阪神競馬場の前身である鳴尾競馬場は1907(明治40)年開場。戦時中に海軍によって接収、飛行場となり、戦後は米軍のキャンプ基地となった。競馬会は鳴尾競馬場の代替地として一旦は逆瀬川にある宝塚ゴルフ倶楽部のあたりを選んでいたが、それもGHQの要求に... 勝木 淳
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]第24回 北海道スプリントカップ~北の大地の短距離戦~ 2020年6月6日 北海道・門別競馬場の名物ダートグレード競走「北海道スプリントカップ」。2001年以降中央競馬勢が圧倒的に好成績を収めていたこのレースだが、今年も中央の強豪が北海道に乗り込んできた。何といっても今年の主役はマテラスカイ。日本での成績は言うまでもなく、海外でも世界のホースマンに衝撃を与えるパフォーマンスを見せつけている実績... ハラシュー
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]第134回 目黒記念〜歴史感じるタイトルを目指して〜 2020年6月2日 ダービーデーの締めくくりは、伝統の重賞競走「目黒記念」。ハンデ戦らしく毎年大混戦のメンバー構成となり、年によっては大波乱の決着もみられる長距離重賞だ。今年のメンバーも、ハンデを考えると力が抜けた馬のいない混戦メンバーとなった。1番人気でも単勝オッズが4.1倍というのが、今年も難解なレースとなっていたことを物語る。それで... ハラシュー
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]第87回東京優駿 日本ダービー〜伝説は遺志を継ぐものによってつづく〜 2020年6月1日 日本近代競馬発展に大きく寄与した、偉大な種牡馬・サンデーサイレンス。米国では種牡馬として期待されていなかった同馬を、吉田善哉氏が1991年に購入・輸入したことが日本競馬界が発展するきっかけとなった。サンデーサイレンスの血がなければ、この国の近代競馬がどうなっていたかわからない。サンデーサイレンス直仔から孫へ、そしてその... 勝木 淳
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]ダート短距離界の覇権を目指して~第24回さきたま杯~ 2020年5月28日 春の浦和開催の名物競走「さきたま杯」。浦和競馬場のダート1400mを舞台に行われる重賞競走で、これまで23回の歴史が刻まれている。このレースの特徴は「地方馬が好走しやすい」という点。過去10年で見ても2011年にナイキマドリード、2016年にはソルテと、地方馬が2勝をあげている。さらに昨年もキタサンミカヅキが3着に粘る... ハラシュー
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]第81回優駿牝馬〜才能と才能のぶつかり合い〜 2020年5月26日 史上初となる無観客競馬でのオークス開催。それだけでも話題になるであろう一戦に、63年ぶりの大記録を狙う牝馬が参戦した。無敗の二冠達成を目指す牝馬・デアリングタクト。2戦2勝で挑んだ桜花賞を完勝し、単勝1.6倍というオッズが、彼女の偉業達成への期待を表していた。2016年シンハライト以来、連勝を重ねている「オークス1版人... 横山オウキ
コラム・エッセイ レース回顧 [重賞回顧]第27回平安S〜猛者からの試練“11秒7”〜 2020年5月25日 上半期ダートグレードの大一番帝王賞の前哨戦、平安S。ダート界のトップレベルへの挑戦に向け『新興勢力』同士の争いになる傾向があったレースだが、今年は春先のドバイミーティング中止の影響もあってか、オメガパフュームとゴールドドリームというGⅠ馬が名を連ねた。ダートグレードや海外遠征など選択肢が多いダート界では、フェブラリーS... 勝木 淳
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]第15回ヴィクトリアマイル レース回顧〜現役最強馬の証〜 2020年5月20日 春の牝馬チャンピオン決定戦「ヴィクトリアマイル」。このヴィクトリアマイルは2006年に創設されたレースで、第1回の覇者は名牝・ダンスインザムードでした。その後もウオッカ、ブエナビスタ、アパパネと、数多くの名牝が力強く駆け抜け、勝利を飾ったレースです。 そのような華やかなヴィクトリアマイルに、今年は歴史的名牝アーモンドア... ウマフリライター
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]第65回京王杯SC~展開次第の府中1400m~ 2020年5月19日 京王杯SCとは不思議なレースだ。安田記念の最有力ステップレースでありながら2000年以降このレースを経由して安田記念を勝ったのはたった4頭(01年ブラックホーク、05年アサクサデンエン、12年ストロングリターン、17年サトノアラジン)。そして、その馬たちの京王杯における着順は3、1、4、9着。京王杯SC→安田記念を連勝... 勝木 淳
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]第69回川崎記念~ダート界、世代交代の予感〜 2020年2月6日 2020年の川崎記念は、3頭の「歴代王者」が出走。 昨年の勝ち馬ミツバ、一昨年の勝ち馬ケイティブレイブ、2017年の勝ち馬オールブラッシュ。 これに加えて、昨年浦和で行われたJBCクラシックを制したチュウワウィザードを合わせた4頭のJpn-1レースを制した馬が出走した。 また、まだJpn-1レースを制していないものの、... ウマフリライター