2025年11月14日 [本日より開催]古河原泉が描く「美しい馬の世界」Horses展 ■内面を描き出す「今までになかった馬の絵」 2025年11月13日、翌日より開催される『古河原泉が描く「美しい馬の世界」Horses展』のメディア向け披露会が行...
2025年11月14日 [来週発売!]有馬記念・宝塚記念の勝ち馬が大集合! 『名馬コレクション 伝説のグランプリホース』 名馬コレクション第5弾は、有馬記念・宝塚記念の勝ち馬が大集合! 貴重な写真の数々と共に、伝説の名馬、名レースを振り返ります。巻頭では、グランプリ7勝を誇る池江泰...
2025年11月11日 [連載・片目のサラブレッド福ちゃんのPERFECT DAYS]全てはつながっている(シーズン1-72) いつでも駆けつける準備はできていました。最期の瞬間ぐらいはこの目で見て、ムー子を感じ、自ら判断を下したいと思っていました。 ところが夕方になり、慈さんから「治療...
「名勝負」を語る 生涯連対率100%のダイワスカーレットが魅せたベストレース/2007年エリザベス女王杯 2025年11月15日 ■生涯連対率100%の「重み」 競馬という舞台に置いて、生涯連対率100%、つまり3着以下が無いという完璧な蹄跡は、勝利の記録以上に「重み」を持つ。昭和の高度成長期真っ只中の時期に登場したシンザンは、19戦19連対という生涯成績で五冠馬となり、競馬史にその名を残している。そして、シンザン引退から41年後、生涯連対率10... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る 約束の風を、もう一度。パフォーマプロミスの勇姿を綴る 2025年11月9日 11月、アルゼンチン共和国杯の季節になると、思い出す馬がいる。 パフォーマプロミス。彼の名前を思い出すたび、どこか胸の奥が疼く。競馬を見続けていると、不思議とそういう馬が、いくつか心に棲みついていく。 芯が強くて、頑張り屋で、競走生活を終えるとあっという間にこの世を旅立っていった黄金色の駿馬。 彼は最初、派手な存在では... norauma
「名馬」を語る ブエナビスタ - 一番人気に愛され、現役最強を名乗り続けた生真面目な才女 2025年11月6日 ■伝説の少女 2008年10月26日、京都競馬場で伝説となるレースが行われた。 そぼ降る雨の中、京都5レースの新馬戦芝1800mが幕を開ける。例年この時期の芝1800mの新馬戦は、将来的にクラシック出走を意識できる評判の新馬が集まってくる。この年もまた、豪華なメンバーが名前を連ねていた。1番人気は安藤勝己騎手と4枠4番... 高橋薫
「名勝負」を語る 29年後の現在地。フォーエバーヤングの快挙 2025年11月2日 日本時間の2025年11月2日午前7時25分。 第42回ブリーダーズカップクラシックのゲートが開いた。前年の勝ち馬シエラレオーネ、2着フィアースネス、そして3着だったフォーエバーヤングの3頭がそろい、再戦ムードのなか、スタートは切られた。フォーエバーヤングは五分のスタートから先行態勢をとる。すぐ内にいるフィアースネスの... 勝木 淳
「名馬」を語る あの日、府中に閃いた光 - エイシンフラッシュ 2025年11月2日 端正な顔立ち、黒曜石のように艶めく馬体、鋼を彫り込んだような筋肉。 その身に流れるのは、重厚なドイツの血。静かな闘志が全身に宿り、瞳の奥に誇りと矜持が息づく。 彼の名はエイシンフラッシュ。 誉れ高き、第77代日本ダービー馬。 その名のとおりの閃光のような末脚でダービーを制し、割れんばかりの歓声が彼を包んだ。王となった彼... norauma
「名勝負」を語る 世界の扉を開いた日。フォーエバーヤングが刻んだ、日本競馬の夜明け 2025年11月2日 2025年11月2日。現地時間11月1日。深く澄みきった青空に西海岸の海風が吹き抜ける、カリフォルニア州・デルマー競馬場。 いくつもの国旗が翻り、世界中の競馬ファンが息を呑んで待つダートの頂上決戦、ブリーダーズカップクラシック。 10年前、いや5年前ですら夢物語に過ぎなかった。もしかしたら、この日を迎えてもなお、その瞬... norauma
「名勝負」を語る 小説家・古井由吉が目撃した、日本競馬の「変わり目」。タマモクロスとオグリキャップが激突した1988年の天皇賞(秋) 2025年10月31日 1.世紀の「芦毛対決」 2025年4月から放送されているアニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』。第1クールの最終話では、主人公オグリキャップと好敵手タマモクロスが初めて激突した天皇賞(秋)の決着が描かれた。カサマツから中央に移籍して破竹の重賞6連勝で天皇賞に出走したクラシック級のオグリキャップと、天皇賞(春)・宝塚記念とG... 縁記台
「名勝負」を語る 驚異の1分56秒1を刻んだ、トーセンジョーダンの天皇賞(秋) 2025年10月29日 ■2000mレコードタイムの変遷 最近、「根幹距離」という競馬用語をよく耳にするようになった。根幹距離の定義は、400mで割り切れる距離のレースのことで1200m、1600m、2000m、2400m、3200mなど、これらの距離が競馬のレース体系の「基幹」を成し、中央競馬のGⅠレースの大半は、この根幹距離で行われている... 夏目 伊知郎
「名勝負」を語る 堅実さが武器となった日。エアスピネルが勝利した2017年富士ステークスを振り返る 2025年10月18日 ■富士山と東京競馬場 日本一高い山、富士山。日本一大きい競馬場、東京競馬場。 皆さんは、東京競馬場から富士山をゆっくり眺めたことがあるだろうか。 2007年に完成した東京競馬場のスタンドの名は”フジビュースタンド”であり、天気が良ければスタンドから右手の奥に富士山を見ることができる。そう言いながらもしっかり眺めた記憶は... ムラマシ
コラム・エッセイ [随想]寺山修司のエッセイ「片目のジャック」と、片目のサラブレッド「福ちゃん」 2025年10月12日 1.「人間の復権」の場としての競馬場 文筆家・寺山修司が執筆した競馬エッセイには、無宿人や病者・犯罪者など「社会から除け者にされた人々」がよく登場する。こうした人々と共に競馬を楽しむ様子が数多く描かれているのだ。 寺山は競馬場の持つ意義を次のように表現する。 競馬場では連帯の問題は馬と人間とのあいだにしか生まれない。だ... 縁記台