ニュース・ブログ ブログ・手記 [大狩部だより番外編] 運命の馬ゴルピーチ~大狩部の丘から見守る芦毛の物語~ 2026年11月1日 サラブレッドは競走馬になる宿命を背負ってこの世に生を受ける。命を宿させたのは人間だ。生産者は手塩にかけ、アスリートを育てあげていく。しかし、その道をすべての馬が歩み進められるとは限らない。思いもよらぬ形で道を閉ざされるサラブレッドは必ずいる。そして、競走馬になれなかった馬に満足できる未来が待っていることは少ない。身勝手... 勝木 淳
ニュース・ブログ ブログ・手記 [大狩部だより番外編]セプテンバーセール密着ルポ「未来へつながる大狩部牧場の一日」 2026年9月27日 2026年9月15日夜。セプテンバーセール2日目が終わり、私は新千歳空港の保安検査場を通過したところにある海鮮丼屋に立ち寄った。すでに店内での飲食は営業が終わっており、かろうじてテイクアウトの海鮮丼を買うことができた。北海道での取材、特に馬産地の取材はどうしても夜の遅い便での帰京となるため、夕食を口にするタイミングが難... 勝木 淳
ニュース・ブログ ブログ・手記 [大狩部だより番外編]サマーセール密着ルポ「大狩部牧場の長い一日・後編」 2026年9月1日 午前中の公開展示が終わった時点で、Yシャツに沁みができるほど汗をかいた。北海道の夏は湿度が低く、カラッとしていると言われるが、前日に降った雨の影響でこの日は妙に湿度が高く、おまけにセール会場は風が吹いていなかった。下村さんが言うには、日高は場所によって風向きも強さもまるで違う。特にこのセール会場周辺はあまり風がない。天... 勝木 淳
ニュース・ブログ ブログ・手記 [大狩部だより番外編]サマーセール密着ルポ「大狩部牧場の長い一日・前編」 2026年9月1日 サマーセール3日目の競りがはじまったころ、そろそろ羽田空港の保安検査場を通過しようというときにスマホに一件の通知が入った。 「すみません、明日現地で入る馬房の設営準備等あり、競り場でバタバタしていると思うので、本日はお会いするのは難しそうです」 大狩部牧場代表・下村優樹さんからのLINEだった。事前の打ち合わせでは前日... 勝木 淳
ニュース・ブログ ドコフクカゼが示した「できなくはない」という事実〜片目のサラブレッド福ちゃんデビュー観戦記〜 2026年8月1日 川崎競馬場の駐車場は馬場の内側にある。3コーナーの奥あたりにある駐車場入り口からトンネルを潜って、敷地に出る。左手の向正面にはこの競馬場の名物のひとつドリームビジョンがそびえる。車を止めた場所にはC2と書いてある。川崎のC2ってだいたい1着賞金100万円ぐらいだろうか。そんなことを頭に浮かべながら日差しを避けるべくスタ... 勝木 淳
ニュース・ブログ [イベントレポート]「馬体の教科書」大ヒット記念トークライブを訪れて 2026年7月25日 2026年7月24日(金)19時より「馬体の教科書」大ヒット記念トークライブが高田馬場BSホールで開催された。発売から約1カ月。早くも重版されたという。これはめでたい。かつて同じ高田馬場で競馬本を世に送る出版社でちょっとだけ編集に関わったことがある。あのころ、重版なんて滅多になかった。みんなだいたい初版売り切り。という... 勝木 淳
競馬を学ぶ [パーフェクト種牡馬辞典]真珠くん、海を渡る。パールシークレットが日本にやってくるまでの大冒険 2026年6月7日 競走馬の祖先は、元をたどれば3頭の三大始祖から始まっている。ゴドルフィンアラビアン(もしくはゴドルフィンバルブ)にダーレーアラビアン、そしてバイアリーターク。この3頭からエクリプスやマッチェム、ヘロドといった種牡馬に血が紡がれ、そこから長い時間をかけてサラブレッドは大きく枝葉を広げていった。 しかし、大繫栄を見せたダー... 勝木 淳
ニュース・ブログ [POG26-27]視線を集める名牝の初仔たち - 成長力に注目!芝重賞戦線で活躍した母の仔を並べる 2026年5月26日 POG指名において気をつけたいのは、期間。ほとんどのPOGは2歳6月からダービーまでの1年間限定で競われる。わずか1年でGⅠまで昇りつめる馬を探さないといけない。とはいえ、競走生活はその1年で決して終わらない。POGにおいていわゆる晩成血統は指名するのに躊躇する。 だが、晩成の血が開花した際の輝きは眩く、魅惑的だ。もし... 勝木 淳
「名勝負」を語る 幾重にも折り重なる後ろ盾に見守られて。1997年メジロドーベルのオークス 2026年5月23日 令和の時代に「師弟」などという古臭い言葉は似合わないかもしれない。自分で調べ、自分で切り開く逞しき時代に教えを乞い、技を盗む。誰かの後ろをついていくのは遠回りにすぎない。しかし、そんな先端を走る時代だからこそ、師弟という関係は価値があるのではないか。たとえ歩みは遅くとも、力を蓄えながら進み、たどり着いた栄光の価値は計り... 勝木 淳
ニュース・ブログ [POG26-27]視線を集める名牝の初仔たち - 2、3歳芝重賞戦線で活躍した母の仔を並べる 2026年5月10日 5月、3歳世代のクラシックを巡る争いがクライマックスを迎えるころ、次の世代2歳馬の話題がPOGを中心にあがってくる。ダービーの翌週から2歳新馬戦がはじまるサイクルは休むことを許さない。つまり、5月はその年のクラシックと翌年のクラシックまで考えなければならなず、実に忙しい。 POG、ペーパーオーナーゲームのはじまりは諸説... 勝木 淳