師走を超え、ロングラン開催も残すところあと2週。 締めに向かって走り始めた中山の舞台だが、この日は春を見据えるうえで重要な一戦、京成杯が開催された。 中山芝2000mは4月の皐月賞と同舞台。まだまだ遠い未来に思われるクラシック第1戦目だが、日付に起こしてみればもう残り3ヶ月。そう遠くない将来、風薫るこの中山で優駿たちが...
小早川 涼風
サイレンススズカを愛してやまない一般男性。ペンネームは先頭を涼し気に走り続ける彼の姿と名前から。
小早川 涼風の記事一覧
有馬記念・東京大賞典が終わり、各世代・各路線のチャンピオンホースが集った激闘は幕を閉じ、2022年の競馬は締めくくられた。だが、息つく間もなく2023年の競馬は幕を開ける。 1月5日の東西金杯が終わったかと思えば、すぐに3日間開催がやってくる。今年も、西ではシンザン記念、東ではフェアリーSと、クラシック戦線を占ううえで...
毎年、クラシック戦線に向けて重要な役割を占める2歳重賞。その中でもひときわ有力馬を輩出している名物レースが、東京スポーツ杯2歳Sである。東京芝1800で行われるG2競走だが、G3時代含め、その勝ち馬には歴代の名馬クラスが名を連ねている。G1を勝った馬だけに絞って名を挙げても、キングヘイロー、アドマイヤコジーン、アドマイ...
毎年、ローカル競馬場の名の冠を持つ重賞レースが開催されると、その開催の終わりを感じるようになってくる。夏で言えば札幌記念に函館記念、新潟記念が挙げられるだろうか。そして秋のローカル名物レースのひとつが、この福島記念である。 毎年、淀(ここ3年は代替え開催で仁川)の舞台で開かれる牝馬最強決定戦の20分ほど前、東北開催をあ...
秋華賞、府中牝馬ステークスも終わり、いよいよ3歳牝馬路線と古牝馬路線が交わり始める。成長を遂げた淑女たちの決戦を2週間後に控えたこのタイミングで、府中の舞台では来年のクラシックを見据える少女たちがJRA最初の2歳牝馬限定重賞・アルテミスSに集結した。 毎年、数多くの名牝を輩出するこの重賞。直近だけで見ても豪華絢爛で、後...
初冬、名古屋の地で行われる中央ダート頂上決戦、チャンピオンズC。そこに歩を進めるべく、この週は多くの有力馬がそのステップレース、あるいは地方頂上決戦に蹄音を刻んだ。 岩手で行われたJBC3レースに出走した有力各馬に続かんとする、仁川のダート1800mにその姿を見せた優駿16頭。若駒、古豪全て混じり合ったその中で1番人気...
仁川の舞台では3歳乙女の熱演が開かれるこの日、約1時間半前の東京ではジャンパー達が舞台の開演を待ちわびていた。 東京ハイジャンプ。大竹柵と大生垣を超えるこのレースコースは、年々、中山大障害への重要なステップレースとして注目度を増している。 2020年にはメイショウダッサイ、2019年にはシングンマイケルが、ここを足掛か...
急斜面を上り、山の上へと向かうと、大自然に囲まれたような空気に包まれて、オーロパーク・盛岡競馬場がそこにある。そこから40分弱車を走らせ、滝沢市に向かうとひとつの牧場が見えてくる。「馬っこパーク・いわて」。かつて岩手競馬の不朽の名馬トウケイニセイがいた地でもあると同時に、現在でも多くの馬たちが余生を過ごす場所でもある。...
毎日王冠・京都大賞典も終わり、ここから秋のG1競走が3週連続で開催される。その第一弾目は秋華賞。仁川で走る夏を超えた女達の戦いが開かれる10月の3週目──その前日には古馬牝馬の戦い、府中牝馬Sが行われる。この先迎えるエリザベス女王杯のトライアルレースであると同時に、それ以降のレースを見据える馬達にとっても重要な一戦であ...
その昔、地方馬との指定交流競走として名付けられたレース、オールカマー。 その名の通り各地からどんな馬でもウェルカム。過去にはハシルショウグンやジュサブローなど、地方から遠征してきた数々の名馬たちがいた。今では外国馬にもその戸が開かれている一方、中央馬にとっても秋の大舞台への試金石となる重要な一戦となっている。 今年の1...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]天まで届け勝利の凱歌。史上まれに見る混戦を制したのはジャスティンミラノ!~2024年・皐月賞~
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[重賞回顧]中118日の雪辱劇!『マジックマン』に導かれたステレンボッシュが、逆転で桜の女王を戴冠~2024年・桜花賞~
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[重賞回顧]躍進著しい上村厩舎の大黒柱ベラジオオペラ。ダービーの雪辱を果たし、GⅠ初制覇を達成!~2024年・大阪杯~
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[重賞回顧]雪辱vs雪辱の死闘を制したマッドクールが、待望のGⅠ初制覇~2024年・高松宮記念~
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[重賞回顧]傑出した瞬発力でライバルを圧倒!無傷3連勝を達成したシックスペンスが、堂々クラシック候補に名乗り~2024年・スプリングS~
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[重賞回顧]良血の外国産馬エトヴプレが一気の逃げ切りで後続を完封!~2024年・フィリーズレビュー~
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[重賞回顧]ミルコ・マジック炸裂! 勝負所でまくりを決めたコスモキュランダが重賞初制覇~2024年・弥生賞ディープインパクト記念~