仁川の舞台では3歳乙女の熱演が開かれるこの日、約1時間半前の東京ではジャンパー達が舞台の開演を待ちわびていた。 東京ハイジャンプ。大竹柵と大生垣を超えるこのレースコースは、年々、中山大障害への重要なステップレースとして注目度を増している。 2020年にはメイショウダッサイ、2019年にはシングンマイケルが、ここを足掛か...
小早川 涼風
ペンネームは先頭を涼し気に走り続けるサイレンススズカの姿と名前から。
忘れられない思い出の馬はファストフォース。
小早川 涼風の記事一覧
急斜面を上り、山の上へと向かうと、大自然に囲まれたような空気に包まれて、オーロパーク・盛岡競馬場がそこにある。そこから40分弱車を走らせ、滝沢市に向かうとひとつの牧場が見えてくる。「馬っこパーク・いわて」。かつて岩手競馬の不朽の名馬トウケイニセイがいた地でもあると同時に、現在でも多くの馬たちが余生を過ごす場所でもある。...
毎日王冠・京都大賞典も終わり、ここから秋のG1競走が3週連続で開催される。その第一弾目は秋華賞。仁川で走る夏を超えた女達の戦いが開かれる10月の3週目──その前日には古馬牝馬の戦い、府中牝馬Sが行われる。この先迎えるエリザベス女王杯のトライアルレースであると同時に、それ以降のレースを見据える馬達にとっても重要な一戦であ...
その昔、地方馬との指定交流競走として名付けられたレース、オールカマー。 その名の通り各地からどんな馬でもウェルカム。過去にはハシルショウグンやジュサブローなど、地方から遠征してきた数々の名馬たちがいた。今では外国馬にもその戸が開かれている一方、中央馬にとっても秋の大舞台への試金石となる重要な一戦となっている。 今年の1...
いよいよ秋競馬が開幕。これまで続いていた北海道開催、小倉開催が終わりを迎え、10月頭まで続く中山、中京開催がスタート。中京ではセントウルSが、中山では京成杯オータムハンデと、それぞれサマーシリーズの最終戦が行われた。 ハンデ戦らしく毎年ほとんど激しい叩き合いが演じられるこの競走、本年の1番人気には5歳牡馬のファルコニア...
いよいよ今週をもって夏競馬が終わり、来週から本格的な秋競馬に突入していくこととなる。そんな夏競馬のフィナーレを飾ると同時に、夏の新潟開催の終わりも告げる風物詩、新潟記念が開催された。 サマーシリーズ2000の最終戦としても指定されている同レース、夏の熱い戦いを戦い抜いてきた各馬の締め括りとして、毎年混戦が展開されている...
6月の函館スプリントSから幕を開けたサマースプリントシリーズも、気づけば後2戦を残すのみ。秋の大一番、スプリンターズSに向けて重要な一戦となるこのキーンランドCは、G3に昇格してから16回目の開催となる。直近10年の勝ち馬を並べてみても、カレンチャン(2011)、パドトロワ(2012)、ナックビーナス(2018)、ダノ...
夏競馬も晩夏を迎え、いよいよ秋の開催を目の前としてきた競馬界。それは障害界も変わることなく、年末の大一番、この中山大障害を見据えて南の大地でジャンパーたちが激突した。 毎年8月末に小倉の地で行われるこの小倉サマージャンプは、秋以降の飛躍を遂げる馬たちの勝利も数多い。直近10年でもメイショウブシドウ(2014年)、アップ...
距離が短縮されてから16回目を迎えた北九州記念。秋の飛躍を見据えた実力馬達が始動する北の大地と同様、こちらも秋のG1開幕となるスプリンターズS、そしてサマースプリントシリーズ王者を見据えたスプリンター達が南の小倉に集結する。 昨年は九州産馬ヨカヨカが制し話題を集めたこのレース他で今年の1番人気に推されたのは、3歳牝馬ナ...
8月も中盤に入り、いよいよ夏競馬も折り返し地点。各地でこの暑さにも負けない熱戦が繰り広げられる中、小倉ではサマー2000シリーズ第3戦となる小倉記念が開催された。 何かと波乱の多いレースでもあり、昨年は小頭数ながら人気上位が総崩れ、一昨年も10番人気のアールスターが勝って3着にはブービー人気のアウトライアーズが突っ込ん...
アーカイブ
カテゴリー
語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
-
[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
-
[重賞回顧]夕暮れに映えた白き古豪、ハヤヤッコ~2024年・アルゼンチン共和国杯~
-
[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~
-
[重賞回顧]いざ、逆襲のとき。武豊騎手とドウデュースが感動の後方一気!~2024年・天皇賞秋~
-
[重賞回顧]夏を越して走りが洗練されたアーバンシックが菊の大輪を戴冠!~2024年・菊花賞~
-
[重賞回顧]秋晴れに輝く2つ目のティアラ 盤石の競馬で突き抜けたチェルヴィニアが二冠達成~2024年・秋華賞~
-
[重賞回顧]古馬相手でも適距離では負けられない! 混戦を断った3歳馬シックスペンスが、秋初戦を快勝~2024年・毎日王冠~