![[リーディング]札幌開催終了!リーディングの座を射止めたのは!?厩舎部門では矢作芳人師が好調!!](https://uma-furi.com/wp-content/uploads/2026/09/202609083.jpeg)
競馬の流れは、数字で如実に表れる。好調な陣営や種牡馬を見つけ、注目するのも楽しみのひとつと言えるだろう。先週の競馬をリーディングの順位とともに振り返る。
■厩舎リーディング 矢作厩舎絶好調!単独2位で首位の杉山晴紀厩舎を追う
先々週、週間トップの4勝を記録した矢作芳人厩舎は、先週もその勢いを維持した。土曜日は阪神3Rの3歳未勝利ダ1800m戦(レッドフレーザー・坂井瑠星騎手)、札幌7Rの3歳上1勝クラス芝1800m戦(ジェルブロア・北村友一騎手)で2勝。翌日曜は阪神5Rの2歳新馬芝1800m戦(リスグロワール・D.レーン騎手)を制し、土日の勝利数を「3」に。2週連続で週間トップの勝利数を挙げたこととなった。
日曜の新馬戦を制したリスグロワールはリスグラシューの娘。兄姉があげられなかった初勝利を、母の競走生活晩年にコンビを組んでいたレーン騎手と共にいきなり記録するというのはどこか縁も感じる。

これで、2週間の勝利数を「7」とし、混戦の2位争いから抜け出してトップの杉山晴紀厩舎を単独で追う存在となった矢作厩舎。秋競馬初週から波に乗ったこの勢いを、どう維持していくだろうか。
先週が終了した時点で、順位は以下の通り。
1位 杉山晴厩舎 45勝(+0勝) 先週1位
2位 矢作厩舎 36勝(+3勝)先週2位タイ
3位タイ 大竹厩舎 33勝(+0勝) 先週2位タイ
3位タイ 斎藤誠厩舎 33勝(+1勝) 先週4位
5位 池江厩舎 32勝(+2勝) 先週7位
6位タイ 藤原厩舎 31勝(+0勝) 先週6位タイ
6位タイ 手塚久厩舎 31勝(+0勝)先週6位タイ
8位 鹿戸厩舎 30勝(+1勝) 先週8位
9位 中館厩舎 29勝(+2勝) 先週10位タイ
10位 寺島厩舎 28勝(+0勝) 先週10位タイ
ここ数週間で一気に上位へ進出しているのが中館英二厩舎。この1ヶ月(8月8日~9月6日)で7勝を挙げており、そのうち1番人気での勝利が5。さらに期間中、10頭が1番人気に推されているが、その半分が1着となり、着外に敗れた1番人気馬はわずか1頭だけ。実力馬がコンスタントに好走している証明といえるだろう。西の矢作厩舎同様、東の中館厩舎の躍進ぶりにも注目したい。
■騎手リーディング 札幌リーディングは逆転の横山和生騎手!リーディングトップの争いも激戦
先週で今年の札幌開催が終了。最終週までもつれ込んだリーディング争いは、日曜札幌11Rの丹頂S(3歳上オープン 芝2600m戦 コーチェラバレー・安田翔伍師)で見事な騎乗を披露しファンを魅了した横山和生騎手が、最終レースを待たずにリーディングを獲得した。スローペースと見るや否や、外に持ち出してスタンド前で捲っていったその判断には脱帽。函館開催と合わせて30勝をマークし、北海道リーディングもその手に収めた。

インタビューで横山和騎手は「北海道での騎乗は、東西の先輩騎手・後輩騎手たちを相手に戦って、毎レース毎レースみんなでああだこうだって言いながらするレースが、僕はすごく好き」と語っており、来年以降の北海道開催でも、また楽しみな競馬を多数見せてくれるのではと思わせるコメントを打ち出した。

また、札幌リーディングのプラカードを持っていたのは、惜しくも2位に終わった小林美駒騎手。横山和騎手を祝福しながらも、悔しさを感じる表情に見えた。こちらも秋競馬での奮闘に期待したい。
先週が終了した時点で、順位は以下の通り。
1位 C.ルメール騎手 101勝(+2勝) 先週1位
2位 岩田望騎手 100勝(+1勝) 先週1位タイ
3位 松山騎手 93勝(+5勝) 先週3位
4位 横山武騎手 80勝(+1勝) 先週4位
5位 坂井騎手 79勝(+1勝) 先週5位
6位 西村騎手 77勝(+3勝) 先週6位
7位 川田騎手 74勝(+1勝) 先週7位
8位 横山和騎手 62勝(+4勝) 先週10位
9位 丹内騎手 61勝(+2勝) 先週9位
10位 戸崎騎手 60勝(+0勝・日曜韓国) 先週8位
先週の土曜阪神9Rをジャイアンバローズで勝利した岩田望来騎手は、年間勝利数が100に到達。同日の中山5Rで一足先に12年連続の年間100勝を達成したC.ルメール騎手を追いかけ、引き続き、つかず離れずの熱戦が続いている。
また、3位の松山弘平騎手も5勝を挙げ、年間100勝まであと「7」となった。21日の神戸新聞杯では、牡馬三冠を目指してお手馬ロブチェンが始動する同騎手。相棒の好発進に向け、自身の調子も上向かせてきたか。今年のダービージョッキーはこの秋、上位2人を脅かす存在になる予感がする。
■種牡馬リーディング サートゥルナーリア産駒が4つの重賞中3つで入着
先週行われた4つの重賞で、札幌2歳Sを除くすべてのレースで好走したのがサートゥルナーリア産駒。京成杯オータムハンデではファンダム(4着)、紫苑Sではサムシングスイート(2着)、ジワタネホ(5着)がそれぞれ掲示板内に入り、セントウルSはフリッカージャブが1着となって重賞制覇を飾った。

これにより、一気に1億円以上の賞金を加算してリーディング5位に浮上。4位エピファネイアとはかなりの差があるものの、上級クラスで産駒が安定して好走することは大きい。秋のGⅠシーズンに向けて弾みになるのではないだろうか。
先週が終了した時点で、順位は以下の通り。
1位 キズナ 111勝(+4勝) 先週1位
2位 ロードカナロア 78勝(+3勝) 先週2位
3位 キタサンブラック 72勝(+1勝) 先週3位
4位 エピファネイア 84勝(+3勝) 先週4位
5位 サートゥルナーリア 67勝(+2勝) 先週6位
6位 ドレフォン 65勝(+4勝) 先週5位
7位 レイデオロ 57勝(+2勝) 先週7位
8位 モーリス 57勝(+2勝) 先週8位
9位 ゴールドシップ 25勝(+1勝) 先週9位
10位 リアルスティール 38勝(+4勝)先週11位
首位キズナが週間トップの4勝をマークしたが、同じ勝利数を記録したのがドレフォンとリアルスティール。これにより、リアルスティールはドゥラメンテを抜いて10位に浮上した。トップ10入りは、6月2週以来およそ3か月ぶり。先月にはレイバックスピンが門別のブリーダーズゴールドCを制しており、サートゥルナーリア同様、こちらも秋に向けて楽しみな産駒が増えている。また、アドマイヤクワッズやレーベンスティールといった実績馬も復帰戦が決まっており、ここから上位勢にどう肉薄していくか。
■生産者リーディング 社台コーポレーション白老ファームは今年のJRA重賞初勝利
先週の紫苑Sを制覇したマスターソアラは社台コーポレーション白老ファームの出身。同場生産馬は、地方ダートグレード競走の京浜盃をロックターミガンが制しているものの、JRAの重賞は今年初勝利。昨年12月のステイヤーズS以来、9か月ぶりのタイトル獲得となった。
社台コーポレーション白老ファームは、昨年もこの時期にオールナットがチャレンジCを制覇。さらにそれ以前にも、10月のサウジアラビアロイヤルCをゴンバデカーブースで制したり、10月から11月にかけてヴェラアズールが京都大賞典とジャパンCを連勝したりと秋に重賞を制する馬が多く、縁起の良い時期とも取れる。この流れに続く馬が今年も現れるか。
先週が終了した時点で、順位は以下の通り。
1位 ノーザンファーム 460勝(+21勝) 先週1位
2位 社台ファーム 186勝(+4勝) 先週2位
3位 三嶋牧場 49勝(+2勝) 先週3位
4位 社台コーポレーション白老ファーム 58勝(+3勝) 先週4位
5位 下河辺牧場 46勝(+1勝) 先週5位
6位 ケイアイファーム 42勝(+2勝) 先週6位
7位 ノースヒルズ 47勝(+2勝) 先週7位
8位 ダーレー・ジャパン・ファーム 55勝(+2勝) 先週8位
9位 岡田スタツド 37勝(+1勝) 先週9位
10位 追分ファーム 36勝(+0勝) 先週10位
先週、土曜阪神8Rの1勝クラスを制したオモイヲノセテは大狩部牧場の生産馬だが、今週のローズSにも登録があり、連闘で出走する可能性がある。同馬は、当歳の頃から大狩部牧場のYoutubeチャンネルで育成過程が取り上げられており、その成長を見守ってきたファンも多いはず。果たしてクリスタルブラック以来となる、同牧場のJRA重賞勝利はなるか。そして、皆に見守られて育ってきた“ピカロの2023”が秋華賞への出走権を獲得するのか。注目したい。

札幌開催が終わり、紫苑SやセントウルSといったトライアルレースも始まったことで、いよいよ本格的に秋競馬がスタートしたと感じさせられた先週。本州はまだ暑い日も続いているが、北海道は冷え込むことも多くなり、気候の面からも季節の移ろいが感じられはじめた。夏に力をつけた人馬が、どのような成長を我々に見せてくれるのか。実績馬の始動だけでなく、そんなところにも着目したいシーズンが幕を開ける。
写真:INONECO、mosan、水面
![[連載・片目のサラブレッド福ちゃんのPERFECT DAYS]福ちゃん史上最大の障害(シーズン2-33)](https://uma-furi.com/wp-content/uploads/2026/09/180087_0-300x225.jpg)