2025年7月16日 ミルコがいなくなった夏競馬…。渡米するM.デムーロ騎手へ送りたい、応援と激励 M.デムーロ騎手が、七夕賞のリフレーミングの騎乗(15着)を最後に、アメリカの西海岸での騎乗のため、日本を旅立った。M.デムーロ騎手のインタビュー記事などを見て...
2025年7月15日 白き「道」を駆けて。マルガ、未来への第一歩を踏み出す ソダシという光がターフを去ったあの日から、私はずっと待っている。純白の輝きが再びファンの視線を釘付けにし、ターフを席巻する日が来ることを。 白毛馬は、それだけで...
2025年7月15日 [連載・片目のサラブレッド福ちゃんのPERFECT DAYS]サラブレッドはどこへ行くのか?(シーズン1-55) NO,9ホーストレーニングメソドからの帰り道、静内近くにある「あさり浜」に寄って、磯ラーメンと天丼を食べました。どちらもこの店の名物らしく、磯ラーメンは海の味が...
「名馬」を語る 諦めなかった者の頭上に、星は瞬く。不屈のファイター、ステラヴェローチェ 2025年7月13日 「頑張ること」 それがどれだけ難しいことか、嫌というほど思い知らされてきた。 諦めずに続ければ、ここでもうひと踏ん張りできれば…。わかっていても、進めない時がある。もう限界だと、辞めてしまう時がある。外的要因で、これまで自分が積み上げてきたものを崩さなければならない時だってある。頑張り続けることは簡単じゃない。 だが、... 小早川 涼風
「名馬」を語る 季節のはざまを駆け抜けて。遅咲きの名馬・カラテの引退によせて 2025年7月12日 2025年7月10日。馬主である小田切光氏のX(旧Twitter)ポストにて、カラテの現役引退が発表された。 49戦8勝。5歳から9歳まで重賞戦線を走り抜けた、遅咲きの名馬であった。 彼は、季節のはざまが似合う馬だった。木々の緑が色を深める5月、夏の熱が落ち着きはじめる9月──。そのどちらでも、彼は重賞ウィナーとしてタ... 鳥野 紗々実
「名馬」を語る [追悼・エモシオン]最後の夢を託した、小林稔調教師とエモシオンの「絆」 2025年7月11日 ■エモシオンの訃報 エモシオンが亡くなったニュースを見た時、真っ先に思い出したのが小林稔調教師である。エモシオンは1998年のクラッシック三冠を皆勤した。1998年は、翌年に引退が決まっていた小林稔調教師のラストイヤーで、厩舎の柱として最後のクラッシック制覇を目指した。 エモシオンは享年30歳。彼がターフで輝いていた時... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る アグネスタキオン - 「たられば」が際立つ、異次元の強さ 2025年7月10日 競馬の面白さとは何か。レースでの走りや、血統が紡いだドラマが見せる感動ももちろん素晴らしいものだ。 だが、「もしも」の話を競馬仲間と語り合う瞬間こそ、ひょっとすると一番面白い瞬間かもしれない。 ■「ダービー馬より上」 時は2000年5月28日。河内洋騎手がデビュー27年目にして、遂にダービージョッキーの称号を手にした。... 小早川 涼風
コラム・エッセイ オフサイドトラップの「七夕物語」/1998年七夕賞 2025年7月7日 ■七夕といえば、七夕賞? 子どもの頃の「七夕」は、ワクワクした。七夕の日には願い事を書いた短冊を笹に取りつけて、夏がやって来たことを実感する。そして夏休みが近づき、近所のあちらこちらで夏まつりや花火大会も始まる。七夕の頃には夏休みを楽しむ計画で埋め尽くされて、一年で一番楽しい時期だった。 大人になってからの「七夕」はど... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る テーオーケインズ - 静かなる灰かぶりの帝王 2025年7月4日 七月の初めに大井競馬場で開催される帝王賞。全国からダート路線の駿馬が集う、砂のグランプリだ。サマーシーズンはG1級レースが秋まで組まれないため、この賞こそが上半期の競馬を締めくくるビッグレースになる。 ナイターのカクテル光線を浴びて、地方中央問わず集結した優駿が、500mもの長いロングストレートを駆け抜けてゆく。このス... 大守アロイ
「名馬」を語る 砂塵に消えた黄金の稲妻。短くも輝いた名馬・ゴルトブリッツ 2025年7月2日 ひとすじの光が駆け抜けた。砂塵を巻き上げ、夜明けを告げるように。 遅れてきた才気。ひとたび弾ければ、並ぶものなく、ただ前へ、ただ先へ。 ──その旅路は、長くはなかった。 されど、深く刻んだその蹄跡は、今も、砂の中に息づいている。いまはもう届かぬ夢。 胸に宿した黄金の稲妻。その光を抱き、君はいまも駆けている。 スマホ画面... norauma
「名勝負」を語る 魂は今も海峡を渡る風のなかに。トーセンスーリヤの函館記念 2025年6月27日 東京から北海道へ向かう交通手段はいくつかある。羽田から新千歳まで空路なら約90分、東京駅から北海道新幹線だと約4時間で新函館北斗へ到着する。馬産地は新千歳、札幌も新千歳、だが、函館なら新函館北斗。これが私の北海道旅。ちなみに函館~札幌間は函館本線の特急北斗号で約3時間50分。北海道は広い。訪れる目的によってそのアプロー... 勝木 淳
競馬場を楽しむ [グルメ]地方競馬のギャンブル飯を訪ねて〜浦和競馬場編〜 2025年6月25日 ギャンブル飯ライターのプーオウがお送りする、地方競馬のギャンブル飯を紹介するシリーズ。前回は船橋競馬場グルメだったが、多くの方にお読みいただき、多くのご好評の声も届いた。今回は同じく南関の浦和競馬場を取り上げ、名物グルメたちをご紹介していく。 近年、南関東4競馬場は、古くなった施設を新しくすべく、改修工事が行われていた... プーオウ
「名勝負」を語る 末脚魅惑のディアデラマドレ - 2014年のマーメイドS・府中牝馬Sを振り返る 2025年6月20日 番組改編で迎える夏が、胸を刺激する 2025年、中央競馬の番組表が大きく変更。特にベテラン競馬ファンからは、その変化に戸惑う声もあがった。筆者もまた、その一人である。その中でも10月中旬にエリザベス女王杯の前哨戦として東京競馬場で行われていた「府中牝馬ステークス」が、開催時期を6月末へと移すことになったのは胸を刺激する... ムラマシ