盛岡からとんぼ返りで東京に戻って来た翌日、ひと仕事終えた僕は、新千歳行きの飛行機に乗ることにしました。前泊して余裕を持ってノーザンファーム繁殖牝馬セールに臨みたかったからです。DJスティーブ・アオキのノンフィクション映画「I’ll asleep when I’m dead」(俺が眠るのは死ぬときだ)をネットフリックスで...
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これは自虐でもなければ批判でもなく、でも現実として、クワイトファインプロジェクトのことを「茶番」、「愚行」だと思っている競馬サークル関係者(馬主、調教師、エージェント、マスコミ)は圧倒的に多いでしょう。そして、競馬ファンの方々の中にも、一定数は存在していると思われます。 血統の極端な偏りがサラブレッドの将来にどんな悪影...
エコロテッチャンはその後、再びダート戦(1200m)を使い、4着に敗れてしまいました。芝のマイル戦が得意だと当初は考えて、盛岡競馬場を求めて来たテッチャンがまさかダート1200m戦を走ることになるとは…。本人も思いも寄らなかったと思いますが、目標とするレースをヴィーナススプリントに定めた以上は、ダート戦から目を背けるこ...
先週行われたラジオNIKKEI賞で、レーベンスティール号(母父トウカイテイオー)が単勝1.9倍と断然の支持を集めながら、上位2頭の後塵を拝し3着となりました。ネット上では トウカイテイオーファンの皆様の悲嘆の声が溢れていましたね。 クワイトファインはまだ産駒デビュー前ですし、多くのファンの皆様がレーベンスティールに期待...
続いて、翌日に開催されるジェイエス繁殖馬セールについても考えてみましょう。こちらは200頭を超える繁殖牝馬の中から選ばねばならないため、やはりテーマと基準に沿って絞り込んでいきたいと思います。選択肢が豊富にあるのは良いところですが、ブラックタイプの濃いノーザンファーム繫殖牝馬セールに比べると繫殖牝馬のレベルもピンキリで...
ノーザンファームミックスセールは2頭に絞りました。1頭目はビットレート(10歳)です。実はビットレートの初仔であるクエイヴァー(父ヘニーヒューズ)に出資しており、2番仔もキャロットクラブで募集されていたのですが、残念ながら落選してしまいました。クエイヴァーは馬体の形というかシルエットが美しく、それで出資を決めたのですが...
繁殖牝馬選びの基準としては、昨年、下村獣医師に教えてもらった、胸の深さがあって、トモにしっかりと実が入り、顔つきが良い馬を狙うという前提は変わりありません。その3点は母から仔に強く遺伝しますので、良い産駒を出そうと思うならそこは譲れないところです。ところが、昨年からその3点を意識しながら母馬を調べているうちに、とあるこ...
第3レースが終わり、いよいよ第4レースの出走馬たちがパドックに姿を現しました。5番のエコロテッチャンは精神的にも成長したのか、岩手競馬に慣れてきたのか、いつもより落ち着いて歩けています。周回を重ねるごとに気持ちは入ってきますが、我を忘れてしまうほどではありません。しかし、ダートに替わったことで僕自身が弱気になっているか...
1か月、コラムお休みをいただいておりました。 その間、TwitterやYouTubeではお知らせした通り、今年度、4頭の出産が無事に終わりました。 バトルクウ2023 R5.3.25産 牝馬 ガレットデロワ2023 R5.3.28産 牝馬 イットーイチバン2023 R5.5.15産 牝馬 ママテイオーノユメ2023 R...
「今年は3頭分、馬房が空きますので、治郎丸さんも1頭いかがですか?僕たちも1頭か2頭の繫殖牝馬を新たに導入しようかと思っています」 碧雲牧場の長谷川慈明さんこと慈さんから話がありました。もう1頭繁殖牝馬がほしいと思っていても、牧場の馬房に空きがなければ預かってもらうことはできませんので、待っていましたとばかりに僕はこの...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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