春が見えて来る3月初週、牝馬限定重賞として最長距離の交流重賞・エンプレス杯が開催されます。川崎競馬場の2100mで施行されるエンプレス杯は、1995年から2001年までは6月〜7月、2003年からは2月末〜3月に開催されてきました。 今回は、その長い歴史において見事に本レースを連覇した馬のなかから、4頭ピックアップして...
競馬を学ぶ
競馬を学ぶの記事一覧
彼がデビューした2015年の1月、中央競馬はまさに「社台グループ王朝の時代」だった。ノーザンファームを筆頭とした社台グループの馬が重賞レースでも平場でも圧倒的な勝利数を重ね、特に芝中距離の王道路線では絶対的な支配力を誇っていた。「血統が絶対的に重要なスポーツ」と言われている競馬という競技において、綺羅星の如く良血繁殖牝...
JRA通算636勝(2021/2/19時点)、重賞59勝、GⅠ14勝。管理したGⅠ馬は9頭。クロフネ、タニノギムレット、キングカメハメハ、ダイワエルシエーロ、フサイチリシャール、ダイワスカーレット、ダノンシャンティ、ベルシャザール、タイムフライヤー。 厩舎から独立した調教師は角居勝彦調教師・友道康夫調教師・高野友和調教...
大種牡馬ノーザンダンサーの後継として、かつて北米で大きな嵐を巻き起こしたストームバード、ストームキャットの親子。そして彼らから代を経て、アメリカの短距離界に嵐を起こす韋駄天が誕生した。 その名はドレフォン。 アメリカの短距離ダート界に現れた稀代の韋駄天は、そのレースぶりさながらのスピードで競走生活を駆け抜け、日本で第二...
2014年、2月23日。東京競馬場で行われたG1レース・フェブラリーステークスで「最低人気馬のG1勝利」というサプライズが起きた。 JRAの長い競馬史の中でもたった4頭しか成し遂げられなかった快挙を達成したその馬の名は、コパノリッキー。 このレースでの勝利を境にダートチャンピオンとなり、長らくその王座を守り続けるこの馬...
牡馬三冠レースの最後にして『最も強い馬が勝つ』という格言がある菊花賞。平成の間だけでも、30頭もの菊花賞馬が誕生している。「自分もトシをとるわけだ……」などと顎を撫でつつ、今回はその30頭の菊花賞馬から何頭かをピックアップして『平成菊花賞史』を振り返ってみようと思う。 平成以降『最大着差』の怪物 ナリタブライアン 19...
2021年に産駒がデビューする新種牡馬たち。顕彰馬・キタサンブラックに注目が集まりがちだが、それ以上に繁殖牝馬を集めた馬もいるように、かなり期待されている種牡馬が多い印象だ。輸入種牡馬、実績馬、良血馬──その中で抜け出した活躍をしそうな種牡馬はどの馬だろうか? 治郎丸敬之「成功しそうなのはドレフォンかなと思ってる」 緒...
2016年・2017年の年度代表であり、顕彰馬にも選出された名馬・キタサンブラック。父ブラックタイド・母父サクラバクシンオーという一見地味とも言える血統で、世界的良血馬を次々に撃破した。アイドルホースとして注目を集めたのは記憶に新しい。オーナー・北島三郎氏の歌声が競馬場に鳴り響く様子は、競馬ファンだけではなく日本中で話...
今回は、イギリスでの馬産について、活躍している血統やセリなどに触れながら紹介していきます。 イギリス競馬の馬産とは? イギリスの馬産地といえば、サフォーク州にある競馬の街・ニューマーケット。そこには生産牧場から、種牡馬繋養牧場・育成牧場・調教場・競馬場と、競馬にまつわるほとんどの施設が揃っていると言えます。 街全体が「...
イギリス国内では非常に高い人気を誇るが、日本ではあまり認知度が高くないというのがイギリスの障害競馬。「海外競馬は好きだけど障害レースのことはよくわからない」という方も中にはいるのではないでしょうか。そこで今回は、イギリスで開催されている障害競走の基本や情報をまとめて、簡単に紹介したいと思います。 イギリスの障害競馬(ナ...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~
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