「名馬」を語る 2000年秋、内を突く勇気。トゥナンテと幸騎手の絆を感じた、毎日王冠と天皇賞秋 2024年10月27日 1982年うまれの名馬、サクラユタカオー。 父は仕上がりの早さと卓越したスピードを良く仔に伝えたことから馬産地の生産者に「お助けボーイ」と呼ばれたテスコボーイ、母はスターロッチ系の名牝アンジェリカという血統を持つ。2000m前後の良馬場を得意として、1986年の毎日王冠(東京芝1800m)と天皇賞・秋(東京芝2000m... 高橋薫
「名勝負」を語る 時代を経ても色褪せない快進撃の始まり。ゼンノロブロイが勝利した2004年天皇賞・秋を振り返る 2024年10月27日 時代の移り変わりと天皇賞・秋 2024年7月3日(金)、紙幣のデザインが刷新され、時代の移り変わりを感じている。特に1万円札の渋沢栄一といえば、競馬の神様よばれた大川慶次郎氏が曾孫に当たり、なぜか親しみを感じた競馬ファンも少なくないだろう。 まだまだたくさん流通している1つ前の紙幣が印刷され始めたのが20年前の2004... ムラマシ
「名馬」を語る 「新時代の扉」をこじ開けたヒーロー - アグネスデジタル 2024年10月27日 1.もう一つの「新時代の扉」 2024年5月に公開され、興行収入13億円を超えるヒット作となった『劇場版ウマ娘プリティーダービー 新時代の扉』。 本作では主人公ジャングルポケットの前に立ちはだかる強敵として「世紀末覇王」テイエムオペラオーが登場する。有馬記念のレースシーンと拳を天に衝き上げる勝利のポーズは、多くの観客の... 縁記台
それぞれの競馬愛 「夢の兄弟対決!」が潰えた、ビワハヤヒデのラストラン/1994年天皇賞(秋) 2024年10月25日 「もしも、あの時……」 自分の過去を振り返る時、「もしも、あの時にこうしていれば…」と考えるのは好きではない。それを考えても選び直せるわけではないし、自分の意志で選んだ今を否定するみたいで嫌だ。少なくともここまで過ごしてきたことがベストの選択であり、これから先も迷わず生きることが、「良い人生」になると思いたい。 しかし... 夏目 伊知郎
「名勝負」を語る タケシ、22歳の秋。エフフォーリアと歩んだ秋の盾 2024年10月25日 ウインズ後楽園はJR水道橋駅と東京ドームシティに直結する2階がメインフロアにあたる。軽食をとれるスペースがあり、喫煙所も馬券発売所も備えている。ここから5階へ直通のエスカレータがあり、2階と5階に人が集まりやすい構造だ。このエスカレータは右側を駆けあがっても、駆け下りてもならない。歩いて上がろうものなら、必ず警備員から... 勝木 淳
「名馬」を語る 風の歌が聴こえたあの日 - 2006年菊花賞・ソングオブウインド 2024年10月20日 あらゆるものは通りすぎる。誰にもそれを捉えることはできない。 僕たちはそんな風にして生きている。 ──村上 春樹. 風の歌を聴け(講談社文庫)から引用 多くの人々と同じように、私は村上春樹が綴る豊かで奥深い言葉に感受性を刺激され、そのニヒルで達観し、繊細で刹那的な登場人物たちが織り成す世界観に魅了された。 通りすぎるも... norauma
インタビュー [インタビュー]菊花賞にウインバリアシオン産駒の青森県産馬ハヤテノフクノスケが出走。種牡馬ウインバリアシオンを所有するスプリングファーム代表・佐々木拓也さんの想いとは? 2024年10月18日 クラシック最終戦・菊花賞。過去の勝ち馬にはタイトルホルダーやキタサンブラック、マンハッタンカフェやセイウンスカイなど数々の名馬が名を連ねる。そんな伝統の一戦に、今年は青森県産馬ハヤテノフクノスケが出走する。 青森県産馬のクラシック出走はミライヘノツバサ(2016年菊花賞13着)以来、8年ぶり。勝利となると、1976年の... マイクロマガジン社
インタビュー [インタビュー]引退馬ににんじんをプレゼント! 松岡騎手とのコラボTシャツで話題となった、馬に関するクリエイター集団「Happy Horse Creators」×アパレルブランド「HAYLIFE」とは? 2024年10月11日 馬に関するクリエイター集団「Happy Horse Creators」とアパレルブランド「HAYLIFE」が、松岡正海騎手とコラボした引退馬支援のための「にんじんプレゼントTシャツ」を発売し、話題を呼んだ。2020年から活動をスタートしたHAYLIFEが、2023年からはHappy Horse Creatorsとコラボ... 緒方きしん
競馬と「エンタメ」 『ウマ娘』で思い返された「メジロ」の栄光 - 世界に羽ばたいたグローリーヴェイズ 2024年10月5日 1.羽ばたく雛鳥 Cygamesが手掛けるゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』のストーリーイベント、「A Gleaming Mejiro Gala」には次のような会話がある。 メジロラモーヌそういうものよ。雛鳥の旅立ちは。愛らしく見上げてきた瞳は、いつの間にか空を 見据え、羽ばたきの意志をたたえる。 メジロライアン……... 縁記台
「名勝負」を語る 837人の拍手で迎えたサリオス&ルメール騎手。コロナ禍で開催された2020年の毎日王冠を振り返る 2024年10月4日 2020年春の悪夢 それは、2020年の春に訪れた惨事だった。 コロナ禍という未曽有の災難が全世界に降りかかり、全ての生活サイクルがストップした。渋谷も新宿も街から人の姿が消え、朝の山手線もガラガラで運行する事態。先の見えない不安が漂い、毎日夕方に発表される感染者数が時系列で増えていく事に、絶望感さえ感じる状況。そし... 夏目 伊知郎