「名勝負」を語る 悲願の重賞制覇、その光と影。2016年新潟記念を振り返る。 2022年8月29日 夏競馬特有のトピックスといえば『初重賞制覇の人馬』が挙げられるでしょう。たとえば、2022年の夏競馬でも今村聖奈騎手、杉原誠人騎手など初重賞制覇の騎手、馬では長い休養期間を経て初重賞制覇したウインカーネリアンがいました。 新潟記念も初重賞制覇の馬が多いレースです。今回は2016年にアデイインザライフが制した新潟記念を振... 屋台の二代目
「名馬」を語る 夏の終わりに開いた「早咲き」のお嬢さま - ダイワルージュ 2022年8月26日 ゴンドラ席と新潟3歳ステークス 近頃の私は、スタンド上層階の指定席に座ってレースを観戦することが多くなった。 しかし90年代の競馬観戦は、開門と同時にダッシュして目当ての場所にレジャーシートを敷くことからスタート。ゴール板手前のフェンスの最前列に陣取って、通過する馬たちの蹄音を耳へ流し込むことが「競馬観戦の証」だった。... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る オーシャンブルー~七つの芝、七つの勲章~ 2022年8月23日 七つの海(ななつのうみ) the Seven Oceans南・北太平洋、南・北大西洋、インド洋、南極海(南大洋(なんたいよう))、北極海の七大洋をいう。(後略)出典小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) 2006年・菊花賞で英雄ディープインパクトに三冠を取らせまいと最後まで食い下がったアドマイヤジャパンが、穏やかな眼差し... 枝林 応一
「名勝負」を語る 天才による"先手必勝"の神技が光った、2013年札幌記念を振り返る。 2022年8月20日 北海道開催のハイライトと呼ばれるのが、夏のローカル開催唯一のG2競走・札幌記念。夏場にはG1競走が行われないこともあり、数々の実力馬たちがここに集まってくる。最近は、秋の凱旋門賞のステップレースとしてここを使う馬も増えてきた一戦。レース全体のレベルとしてもソダシをはじめ、毎年のようにG1ホースが出走するようになってきた... かんちゃん
「名馬」を語る 故・伊藤雄二調教師に導かれ…。史上初、札幌記念の連覇を成し遂げた名牝エアグルーヴの歩みを振り返る。 2022年8月20日 1997年夏 - 秋のG1戦線へ向け、挑戦者として参戦した札幌記念 デビュー前から伊藤雄二調教師を虜にし、1996年にはダイナカールとの親子2代でのオークス制覇を達成したエアグルーヴ。 だが期待馬ゆえプレッシャーだろうか。その後の秋華賞では、周囲の勝ちたい気持ちが空回りしてしまったかのように調整が失敗する。その上、当日... ばん
「名勝負」を語る 未来を変えた札幌記念 - ヘヴンリーロマンスが歩んだ伝説へ繋がる道 2022年8月19日 数多の競馬シーンを1ページずつ読み解いていくと、どの競走馬にも運命の分かれ道と思える瞬間が見つかる。 勝利で拓ける道もあれば、勝利が回り道の入り口になることもある。敗北で絶たれる道もあれば、敗北が飛躍の契機となることもある。「生まれた時代が早すぎた」と言われた馬が、それ故に大きなチャレンジを成し遂げて名を残すこともある... norauma
インタビュー [インタビュー]良血馬とクワイトファインの配合が実現。生産牧場の代表が語る、種牡馬クワイトファインを選んだ理由とは。 2022年8月13日 トウカイテイオー後継種牡馬プロジェクトとして、2019年〜2020年にクラウドファンディングにより種牡馬となったトウカイテイオー産駒、クワイトファイン。クワイトファインは2022年に、3月22日に母ママテイオーノユメの牝馬、4月11日に母バトルクウの牝馬を送り出し、ファンからの熱い視線を集めている。そんな中、今年、新た... 緒方きしん
「名馬」を語る 我こそは“ふるつわもの”。関屋記念3戦2勝のタフガイ、ダイワテキサス。 2022年8月12日 古兵。ふるつわもの。― 多くの戦を経験した老巧の武者。転じて、その道にかけて経験・年功を積んだもの。響きがよい言葉ではないか。同じ意味を持つ「古豪」という言葉がある。個人的な主観ではあるが、「ふるつわもの」は「古豪」よりも不器用な感じがする。そして「古豪」よりも何かしらこだわりを感じさせる。ダイワテキサスにはこの「ふる... 林田麟(りんだりん)
インタビュー [インタビュー]コディーノやグランアレグリアを調教。新人から名門に所属した杉原騎手が語る、藤沢厩舎での日々。 2022年8月12日 2011年のデビューと同時に、日本競馬界でも随一の名門・藤沢厩舎に所属した杉原騎手。藤沢調教師といえば、古くは90年代にはタイキシャトルやバブルガムフェロー、00年代にはシンボリクリスエスやゼンノロブロイらを管理。10年代にもレイデオロやグランアレグリアなど、数えきれない名馬を送り出してきたレジェンドだ。そんな名門に新... 緒方きしん
インタビュー [インタビュー]関東オークス2着馬ラブパイローなどを生産。トラストスリーファームの代表が語る、生産牧場としての想い。 2022年8月6日 関東オークス2着馬ラブパイローなどを生産した牧場、トラストスリーファーム。今回は、生産牧場としての想い、そして生産馬への想いを、代表の岡崎さんに伺ってきた。45歳で生産牧場を経営する競馬人の考える、生産牧場の在り方とは──。 良い意味で、記憶に残るエピソードのない馬。 生産馬であるラブパイロー。父パイロ、母父アドマイヤ... 緒方きしん