天皇賞・秋。それは数々の名勝負と記憶をうみだしてきた、伝統の一戦でもある。 皇帝が悔し涙にくれ、芦毛の馬は走らないという定説を打ち砕いた2頭が熱戦を繰り広げ、復活を賭した白いシャドーロールが馬群に沈み、女帝が牡馬を一蹴し、音速の貴公子がスピードの向こう側へと駆け抜けていく──。 府中の2000mには魔物が住むとまで言わ...
コラム・エッセイ
コラム・エッセイの記事一覧
スーパーホーネット。父ロドリゴデトリアーノ、母ユウサンポリッシュ。ガーベラパークスタッド生産、矢作芳人厩舎所属。 この馬は私にとって本当に思い入れが強い馬で、自分を競馬に誘ってくれた馬といっても過言ではありません。 今回は、そんなスーパーホーネットについての思い出を振り返っていきたいと思います。 2~3歳シーズン実はあ...
毎年恒例、年に一度の長期休暇を使っての一人旅。地方競馬場にて個人協賛レースを開催しています。馬と城とグルメ……私、プーオウの旅行記(2019年)です。 ①サンライズ瀬戸・出雲に乗る 2019年10月27日東京駅22時出発の寝台特急サンライズ瀬戸・出雲に乗って姫路へ。昔はたくさん走っていた寝台特急も、今ではこの一本。プレ...
中央競馬の芝で行われるレースの距離帯に1400mと1800mがある。しかし、それらの距離で行われる重賞競走は複数あるものの、GⅠレースは行われていない。1200m・1600m・2000m・2400mを根幹距離と呼ぶのに対し、これらの距離は非根幹距離と呼ばれるが、逆にこれら非根幹距離を得意とする名脇役がこれまでにも多数い...
「周りで起こる不幸は全部自分のせい……」そう思い込む、1頭のウマ娘がいました。そのウマ娘の名は「ライスシャワー」。 小柄で臆病で弱気ながらも、誰かのためなら一生懸命に頑張る事ができる、健気なウマ娘です。今回はそんな、自分の名前に反して自分の周りを不幸にしかしないと思っているウマ娘を、史実のライスシャワーと共に解説させて...
こんにちは。徳澤泰明です。今回は「一口馬主」に関連するグッズ・アイテムに注目し、貴重なもの、皆さんにとっての宝物を紹介します。有り難い事に多くの写真が集まっており、近々第二弾も公開致しますので、そちらも合わせて楽しんでいただければ幸いです。それでは、見ていきましょう! ※他の記事と同じく、画像の無断転用はお控え下さい。...
直線の映像を見るたびに心が揺さぶられる。あれは一体何なのだろう。 ダンスインザダークが菊花賞で見せた33秒8の末脚は「豪脚」「鬼脚」などと評されることが多いが、個人的にはどれもしっくりこない。とにかく、私の四半世紀を超す競馬歴のなかでも『ナリタブライアンとマヤノトップガンの一騎打ち(阪神大賞典)』、『トウカイテイオー奇...
問題:2001年以降、春のクラシック不出走の菊花賞馬は、半数以上の11頭。そのうち日本ダービーまでの重賞またはトライアルにも出走歴がない馬が6頭いる。すべて答えよ。(2021年現在) 競馬では秋は逆転の季節。春のクラシックで形成された勢力図を塗りかえる馬がしばしば出現する。それらを、夏の上がり馬と呼ぶ。有力馬たちが夏を...
結果を知っている今でも、何度考えても菊花賞でこの馬を本命にできなかったのではないか──。 学生時代における私の競馬知識と言えば、もっぱらテレビゲーム由来。そのせいか、菊花賞前にこの馬の父『クリスタルグリッターズ』の名前を見ただけで「現役時代は中距離で活躍したかもしれないけど、種牡馬としては短距離向き。良くて2,000m...
京都競馬場が改修工事中のため、2023年3月まで京都での競馬開催は行われない予定になっています。そのため、その間は関西での中央競馬の開催は阪神競馬場のみになります。今回は、その影響でロングラン開催となる阪神開催で注目して欲しい『阪神競馬場の誘導馬』をご紹介していきます。また、私流の『阪神競馬場 誘導馬の観戦方法』も合わ...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]復活と希望の勝利!北村友一騎手とクロワデュノールがホープフルSを制覇~2024年・ホープフルS~
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[重賞回顧]いざ、新時代へ! 復活を遂げたレガレイラが偉業を達成~2024年・有馬記念~
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[重賞回顧]ニュースター誕生! 見惚れるほどの圧勝劇~2024年・朝日杯フューチュリティステークス~
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[重賞回顧]世界を完封! 主役はやはり日本総大将~2024年・ジャパンカップ~
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[重賞回顧]最速の母”ラッシュ”から魂の”ラッシュ”へ、鞍上が繋ぐ悲願成就!~2024年・マイルCS~
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[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
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[重賞回顧]夕暮れに映えた白き古豪、ハヤヤッコ~2024年・アルゼンチン共和国杯~