インタビュー [インタビュー]160万円もの売り上げ減少も…岩手『馬っこパーク・いわて』山手理事長の語る想い。 2021年10月12日 岩手県の中心地、盛岡。 競馬ファンにとっては、盛岡競馬場がある場所として有名なスポットであるが、それだけではなく「チャグチャグ馬コ」という、馬に色とりどりの鈴や衣装を身に着け街中を行進する伝統行事も執り行われている、いわば「馬どころ」でもある。 そんな盛岡市から車を20分から30分走らせ、隣の滝沢市に向かうと、ひとつの... 小早川 涼風
「名勝負」を語る [毎日王冠]あの日見た、白い稲妻 - シービークロス・1979年毎日王冠 2021年10月9日 シービークロスに会いたい! ゴール前の激しい競り合い、そのとき画面をさっと横切る白い影。ぽつんと1頭最後方を走っていたはずの馬がなぜか1着になっていた──それが、シービークロスだ。 シービークロスは、見た目の美しさはもちろんのこと、そのレーススタイルと鋭い末脚で見る人みなを虜にしてしまう馬だった。 1979年が明けて最... ティアラ
「名勝負」を語る [毎日王冠]ここに、我あり - 2004年毎日王冠・テレグノシス 2021年10月8日 時に人は、ある場所で結果が出ないと、自分の価値や能力、あるいは才能に疑いを持ってしまうことがある。一度その疑いを持ってしまうと、それは徐々に身体を蝕む毒のごとく、心を締め付ける。 しかし、自分の能力や才能の有無を問うことよりも重要なのは、その場所が自分に合っているかどうか、を問うことなのかもしれない。 誰かにとって咲け... 大嵜 直人
「名馬」を語る 栄光、挫折、そして…。不屈のダートスプリンター・スーニが掴み取った、奇跡の4連勝。 2021年10月6日 今でこそクラシックにも外国産馬が出走でき、更には海外の外国馬も出走できるほどにその幅が広がった日本競馬。しかしかつてはクラシックや天皇賞には外国馬の出走が許されていなかった。どれだけ強くとも、外国馬はクラシックは未出走。NHKマイルCが「マル外ダービー」と呼ばれていた時代も、確かにあった。 時は進み、いまやマル外ダービ... 小早川 涼風
「名馬」を語る 直線に血をたぎらせた、二冠馬。夢のように駆け抜けたドゥラメンテの生涯。 2021年10月5日 2021年、8月31日。 ドゥラメンテの訃報を受け、一瞬で2015年皐月賞の舞台に引き戻された。 「こりゃダメだ! 終わった!」 競馬ファンであれば誰もが経験したことのある、応援馬の絶望的な位置取り。 ドゥラメンテの場合、第4コーナーで斜走してしまい大きく外にふくれてしまっていた。鞍上のミルコ・デムーロ騎手でさえ、「絶... 吉田 梓
「名勝負」を語る [京都大賞典]現役最後にして完成されたメジロマックイーン。衝撃のレコードVを振り返る。 - 1993年・京都大賞典 2021年10月4日 過去に中央競馬で記録された芝2400mのレコードタイムで、見る者に大きな衝撃を与えたタイムがいくつかある。1989年、ホーリックスが記録した2.22.2。その16年後、永遠に破られないと思われたそのタイムをアルカセットが0秒1更新した2.22.1。そして、まだ記憶にも新しい2018年、その年の三冠牝馬アーモンドアイがア... 齋藤 翔人
競馬と「エンタメ」 ウマ娘 [ウマ娘]ひときわ大きなウマ娘! ウマ娘ヒシアケボノと、史実馬ヒシアケボノ。 2021年10月3日 身長180cm。 ウマ娘たちの中でひときわ大きな彼女は、海外出身のヒシアケボノ。おおらかな性格で料理が大好きな彼女は、周りのウマ娘たちにいつも手料理をふるまっています。海外育ちの彼女は生粋の相撲ファンでもあります。 そんな彼女の夢は、一体どのようなものでしょうか? 今回は、ウマ娘ヒシアケボノのキャラクターを、史実をベー... スオミアッキ
インタビュー [インタビュー]母父キングヘイローが大ブレイク! 血統評論家・栗山求氏の考える「ブレイクの要因」とは。 2021年10月2日 競馬を語る上で外すことができない、重要な要素の一つが「血統」だ。GIで実績を残した馬や、良血馬のDNAが後世へと引き継がれていく血のドラマは、競馬の大きな魅力の一つでもある。 今回は、日本を代表する血統評論家の栗山求氏にインタビューを敢行。 にわかに母の父としてブレイクし始めたキングヘイローについて、お話を伺ってきた。... 齋藤 翔人
「名馬」を語る [スプリンターズS]バクシンオー、カナロアに続く、史上3頭目となるスプリンターズS連覇。偉大なる名スプリンター・レッドファルクスを振り返る。 2021年10月1日 私の好きな曲に「真夏のピークが去った」という一節がある。スプリンターズSの頃には、例年、真夏のピークが去っているように思う。涼しい風を感じつつ、長かった夏もようやく落ち着いてきたのかなという、嬉しい気持ちと、どこか物足りない気持ちとが入り混じってしまう。 しかしそんな物憂げな気持ちにも浸ってはいられない。競馬のシーズン... ひでまさねちか
「名馬」を語る [スプリンターズS]スノードラゴン - 弥々拓かれて、浩々に輝いて。"新潟"の6ハロン。 2021年9月30日 「男になる」という言い回しがある。それは、一人前になることを意味する、やや古臭い表現だ。決して「女性が一人前になることができない」ということはなく、そうした誤解を避けるためにも、今後は使われにくくなっていくであろう。ただ今でも、成果を上げた男の背中は、変わらず何だか頼もしい。 騎手にとっての「一人前」とは、何なのだろう... フロリダ