「名馬」を語る メジロマックイーン降着から18年、娘が制した府中芝2000m~ディアジーナ~ 2021年4月24日 オークスのゲートに収まることができるのは、その世代に生まれ競走馬となった牝馬、約3000頭の内わずかに18頭。そのオークスや日本ダービー目指して、年に300頭を生産する大手牧場もある。 一方、北海道浦河町の南部功牧場。家族経営で繁殖牝馬はわずかに4頭という小規模な牧場から、オークスの出走馬を送り出した。 それが、ディア... フロリダ
「名馬」を語る あの日、友と見た“いい馬”の記憶 - ワールドエース 2021年4月23日 2014年の春、私は、自分が競馬好きになるきっかけを作ってくれた友人とともに、東京競馬場に足を運んでいた。それは私にとって人生3回目の競馬場で、誰かと一緒に行くのは確か初めてのことだった。 間近に見るサラブレッドの美しさに目を輝かせ、パドックにかじりついたり、ゴール前で声援を送るなどして、競馬と、そしてサラブレッドのか... ひでまさねちか
「名馬」を語る ニシノフラワー〜“2階級制覇”を達成した早熟の天才少女〜 2021年4月23日 2021年4月4日、大阪杯が行なわれた。 戦前に話題となったのは、三冠馬コントレイル vs GⅠ3階級制覇を狙う牝馬・グランアレグリアの対決。 大方の見立ては「この二強に、もう一頭の4歳牡馬サリオスがどこまで割って入れるか」だった。結果は、無敗の4歳牝馬レイパパレが勝利し、三強はともに敗れてしまった。 ただ、グランアレ... 齋藤 翔人
それぞれの競馬愛 似てる"誰か"を愛せるから。シルバーステートとサングレーザー。 2021年4月22日 同じ父、勝負服、鞍上。そして同じ毛色、同じくらいの体重。ここまで一致すると、よほどの有識者でない限りゼッケンを見るまでその馬の名前を特定することは困難なのではないだろうか。サングレーザーが紺のゼッケンをまとい、福永騎手を乗せているのを見たとき──私は、志半ばでターフを去った"あの馬"を思い出させた。 ディープインパクト... フロリダ
それぞれの競馬愛 [特集]どん底から、歓喜の復活へ。骨折を乗り越えた名馬たち。 2021年4月21日 日々、全力でしのぎを削る競走馬たち。競走馬には、常に怪我の危険性が付いて回ります。素質のある期待されていた馬が骨折で引退、人気の名馬が屈腱炎により長期離脱、さらには、より悲しい結末を迎えることも──。 しかし一方で、骨折という大怪我を乗り越え、競馬場に戻ってきた馬たちがいます。 そして中には、もう一度『復活勝利』をあげ... ウマフリライター
競馬を学ぶ POG2021-2022 [種牡馬・血統紹介]個性派の名マイラー、ロゴタイプ 2021年4月20日 競走馬の強さの評価は、実に難しい。 2歳時から活躍し、早期から一線級の舞台で走ることを可能にする「早熟性」と、古馬になってからも長く活躍し続けられる「頑健性」。人気馬として堂々のレースぶりで勝利を掴む「王道性」と、穴馬として大物食いを果たす「意外性」。 様々な相反する要素が、競走馬の強さを形成する。 しかしそんな相反し... Redfray
競馬を学ぶ POG2021-2022 [種牡馬・血統紹介]奇跡を繋いだ馬、イスラボニータ 2021年4月19日 1994年。この年は、後に「日本競馬史上最も偉大な種牡馬」と評される事となる、サンデーサイレンスの初年度産駒がデビューする年だった。その初年度産駒としてこの世に生を受けたサラブレッド達の中で、父と同じ青鹿毛の毛色を持ち、「最もサンデーサイレンスに似ている」とも言われていた牡馬がいた。2歳夏の新潟でデビューし、朝日杯3歳... Redfray
「名勝負」を語る [ディープインパクト列伝]初めて英雄が飛んだ日~2005年・皐月賞~ 2021年4月18日 牡馬のクラシック戦線は、例年、競馬ファンからの高い注目が集まる。 とりわけ、2005年皐月賞当日の中山競馬場には、例年以上に多くの熱い眼差しが向けられ──その先には、1頭の眩いサラブレッドの姿が映し出されていた。 ディープインパクトである。 前年の12月。ディープインパクトは、阪神競馬場で行われた芝2000mの新馬戦で... 齋藤 翔人
競馬と「エンタメ」 ウマ娘 [ウマ娘]彼女が肉体改造にこだわる理由。 ウマ娘アグネスタキオンと、史実馬アグネスタキオン。 2021年4月18日 「そうだな…君は素晴らしい、モルモットになるだろう」 怪しい目つきでトレーナーに語りかける、ウマ娘・アグネスタキオン。日々、肉体改造を目的とした研究を重ねていて、担当トレーナーに薬やサプリメントを飲ませ実験体とすることも。 なぜ彼女は、ここまで肉体改造にこだわるのでしょうか? その答えのカギは、彼女の現役時代──そして... スオミアッキ
「名馬」を語る 異色の皐月賞馬、ロゴタイプ〜栄光と挫折、そして復活した王者~ 2021年4月18日 現在ほどレース体系が整備されていなかった昭和や平成の初期に、1200m以下のレースでデビューを迎えた馬が春の牡馬クラシックを勝つことは、決して珍しいことではなかった。ただ現代では、そういった馬達の大半は、デビュー前から翌春の大舞台を意識され、1600m以上のレースでデビューを迎えている。 実際、芝1200m以下のレース... 齋藤 翔人