競馬界には、相性の良い騎手と調教師のコンビ、すなわち黄金タッグと呼べる組み合わせが何組か存在する。かつては、岡部騎手と藤沢調教師のタッグが有名で、近年ではルメール騎手と藤沢調教師、そして川田騎手と中内田調教師のタッグチームが思い浮かぶ。 今回は、体質の弱さから幾度も雌伏の時を経ながらも、黄金タッグによって後に本格化。つ...
コラム・エッセイ
コラム・エッセイの記事一覧
日本競馬界に訪れた『牝馬の時代』。 ウオッカやダイワスカーレットが牡馬を相手にダービーや有馬記念などを制すると、2世代下のブエナビスタがその流れを受け継いで中長距離戦線を引っ張る存在として君臨。さらにジェンティルドンナ、アーモンドアイといった歴史的名牝が続いた。 それまで少なからずあった「牝馬・牡馬の壁」は、今や完全に...
暮れのダート王決定戦「チャンピオンズカップ」。 「チャンピオンズカップ_として中京競馬場で行われるようになったのは2014年からで、それまではジャパンカップダートという名前で、東京競馬場や阪神競馬場でレースが施行されていた。 コースやレース名こそ違いがあれど、数多くの『砂の王』がこの舞台で誕生した。今回はそんな砂の王者...
中央競馬の平地重賞において、勝ち馬が2着以下に『大差』をつけて勝利した例はほとんどない。年間100以上行われる平地重賞の中でも、平成以降ではたった3例しかない。2020年11月末現在、サイレンススズカがレコードで圧勝し伝説となった、1998年の金鯱賞が最後となっている。 今回は、そのサイレンススズカの同期にあたる馬が、...
サラブレッドは、血のドラマだといわれる。300年以上もの間、連綿と紡がれてきた血の歴史が、一頭一頭の血統表に息づいている。 走ることは、すなわち自らの血を残すこと。 そんな宿命のサラブレッドの中にありながら、どれだけ走ろうとも血を残せない優駿たちがいる。されど、彼らの走りは、時に大きな輝きを放つ。 師走の寒空の下、中京...
こんにちは。ウマフリライター、徳澤泰明です。 この連載では、「何故か自然と馬の近くに集まる猫たち」「そして、そのまま仲良くなっている馬と猫の不思議な関係性」をとらえた写真を紹介しています。 今回は、皆様からいただいた写真の中から、牧場などで活躍している(ように見える!?)ものを中心にチョイスしました。お酒でも片手に緩く...
こんにちは。ウマフリライター、徳澤泰明です。 今回は、多くの馬好きが集まる新宿御苑のお店「焼鳥しん」と、店長の「しんちゃん」をご紹介します。 焼鳥しんは、「この店に来たら出資馬が活躍した」といった興味深い声も多く、”馬好きの聖地!?”として、日々ファンを増やしているお店です。 また、店長のしんちゃんは、ご自身も複数の一...
日本の競馬でマークされたレコードタイムのなかで、個人的に大きな衝撃を受けたタイムがいくつかある。 1989年のジャパンカップで、ホーリックスがマークした2分22秒2。1997年のシルクロードステークスで、エイシンバーリンがマークした1分6秒9。2001年の武蔵野ステークスとジャパンカップダートで、クロフネがマークした1...
2008年、ジャパンカップ。 1ヶ月前にはウオッカとダイワスカーレットによる世紀の大接戦があったばかりの東京競馬場。その東京競馬場で開催されるジャパンカップに集まったのは、ウオッカやディープスカイ、メイショウサムソンといったダービー馬をはじめ、歴戦の猛者たち。しかしそこで主役を演じたのは、新旧ダービー馬ではなかった。ま...
言わずもがな、競馬は優勝劣敗の世界。1着こそが名誉であり、1着馬の関係者こそが拍手喝采を浴びることが許される世界だ。けれど、長年競馬を観て来た私が “賞賛される2着というものがある” と感じたことが、過去に3回ある。 まずはトゥザヴィクトリーが2着となった、2001年のドバイワールドカップ。これまで日本最強のダートホー...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]復活と希望の勝利!北村友一騎手とクロワデュノールがホープフルSを制覇~2024年・ホープフルS~
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[重賞回顧]いざ、新時代へ! 復活を遂げたレガレイラが偉業を達成~2024年・有馬記念~
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[重賞回顧]ニュースター誕生! 見惚れるほどの圧勝劇~2024年・朝日杯フューチュリティステークス~
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[重賞回顧]世界を完封! 主役はやはり日本総大将~2024年・ジャパンカップ~
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[重賞回顧]最速の母”ラッシュ”から魂の”ラッシュ”へ、鞍上が繋ぐ悲願成就!~2024年・マイルCS~
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[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
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[重賞回顧]夕暮れに映えた白き古豪、ハヤヤッコ~2024年・アルゼンチン共和国杯~