あらゆるものは通りすぎる。誰にもそれを捉えることはできない。 僕たちはそんな風にして生きている。 ──村上 春樹. 風の歌を聴け(講談社文庫)から引用 多くの人々と同じように、私は村上春樹が綴る豊かで奥深い言葉に感受性を刺激され、そのニヒルで達観し、繊細で刹那的な登場人物たちが織り成す世界観に魅了された。 通りすぎるも...
- 「名馬」を語る馬産地・青森より、愛をこめて。 - 青森県出身の2歳女王・タムロチェリー2023年1月3日
- 「名馬」を語るとにかく"逆をいく"馬。若駒時代の達観したゴールドシップの魅力を振り返る。2023年5月26日
- 競馬を学ぶ競走馬に会いに行く際、絶対に守ってほしい『牧場見学の9箇条』とは?2021年4月4日
- 「名勝負」を語る8万人以上の観衆が目撃した大脱出マジック〜2009年・安田記念〜2020年6月6日
- 「名勝負」を語るきみがいない未来と、パンサラッサのこと - 2022年・天皇賞(秋)2022年11月2日
- 「名馬」を語る君と感じた爽やかな風を想う〜私の青春、エアスピネル〜2022年12月31日
- 「名馬」を語る今度こそ、何度でも。カレンブーケドール、どうか大輪の花を。2022年1月15日
- 「名勝負」を語るその葛藤に、用がある。 ~2001年 宝塚記念に寄せて2018年6月22日
コラム・エッセイ
クラシック最終戦・菊花賞。過去の勝ち馬にはタイトルホルダーやキタサンブラック、マンハッタンカフェやセイウンスカイなど数々の名馬が名を連ねる。そんな伝統の一戦に、今年は青森県産馬ハヤテノフクノスケが出走する。 青森県産馬のクラシック出走はミライヘノツバサ(2016年菊花賞13着)以来、8年ぶり。勝利となると、1976年の...
馬に関するクリエイター集団「Happy Horse Creators」とアパレルブランド「HAYLIFE」が、松岡正海騎手とコラボした引退馬支援のための「にんじんプレゼントTシャツ」を発売し、話題を呼んだ。2020年から活動をスタートしたHAYLIFEが、2023年からはHappy Horse Creatorsとコラボ...
1.羽ばたく雛鳥 Cygamesが手掛けるゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』のストーリーイベント、「A Gleaming Mejiro Gala」には次のような会話がある。 メジロラモーヌそういうものよ。雛鳥の旅立ちは。愛らしく見上げてきた瞳は、いつの間にか空を 見据え、羽ばたきの意志をたたえる。 メジロライアン……...
2020年春の悪夢 それは、2020年の春に訪れた惨事だった。 コロナ禍という未曽有の災難が全世界に降りかかり、全ての生活サイクルがストップした。渋谷も新宿も街から人の姿が消え、朝の山手線もガラガラで運行する事態。先の見えない不安が漂い、毎日夕方に発表される感染者数が時系列で増えていく事に、絶望感さえ感じる状況。そし...
競馬の醍醐味のひとつ 「あの馬の子供が、競馬場に帰ってくる」 大の競馬ファンで馬主でもある作家の浅田次郎さんが、「私は競馬歴10年ぐらいではまだ競馬ファンとは言えないと思う」とエッセイで書かれていたことがある。私はこの言葉を「競馬は長くやればやるほど面白い。こんな趣味は他にないですよ」という、大先輩からのメッセージだと...
中山競馬場に通うようになり、四半世紀以上が経った。自宅からもっとも近いJRAの競馬場だったので、もっぱら中央の競馬観戦は中山。東京は今もちょっとした遠征気分だ。馬主エリアにも潜入した。といっても、知り合いの馬主に頼んで、連れていってもらったわけで、決して潜りこんだわけではない。当然、普段ウロウロする2階との空間感の違い...
私にとっての『幻のオークス馬』ロゼカラー 私が競馬をコンスタントにテレビ観戦し始めたのは、1995年の秋からでした。その年の菊花賞で父親とともに予想をはじめ、競馬場での初観戦は家族で行った同年エリザベス女王杯でした。1995年秋がきっかけで、今の『私と競馬』の繋がりがあります。ですから、サンデーサイレンス初年度産駒が活...
2024年9月25日に発売開始した競馬書籍『アイドルホース列伝 超 1949ー2024』(星海社新書)。昭和の名馬から現役の名馬まで156頭が紹介される一冊で、リバティアイランドやドウデュースといった現役馬、クロフネやヒシミラクルといったゼロ年代の名馬、シンザンやスピードシンボリといった昭和の名馬など1949年〜202...
2024年9月25日に発売開始した競馬書籍『アイドルホース列伝 超 1949ー2024』(星海社新書)。昭和の名馬から現役の名馬まで156頭が紹介される一冊で、リバティアイランドやドウデュースといった現役馬、クロフネやヒシミラクルといったゼロ年代の名馬、シンザンやスピードシンボリといった昭和の名馬など1949年〜202...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
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[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~
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[重賞回顧]いざ、逆襲のとき。武豊騎手とドウデュースが感動の後方一気!~2024年・天皇賞秋~
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[重賞回顧]夏を越して走りが洗練されたアーバンシックが菊の大輪を戴冠!~2024年・菊花賞~
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[重賞回顧]秋晴れに輝く2つ目のティアラ 盤石の競馬で突き抜けたチェルヴィニアが二冠達成~2024年・秋華賞~
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[重賞回顧]古馬相手でも適距離では負けられない! 混戦を断った3歳馬シックスペンスが、秋初戦を快勝~2024年・毎日王冠~