「名馬」を語る キングヘイロー〜自らの"居場所"を探し続けた先にあったもの~ 2021年3月26日 デビュー前から期待の良血と噂されていた評判馬が、実際にデビュー戦を勝利して「この馬は、間違いなく将来GⅠを勝ちそうだな」と思った経験は、きっと多くの競馬ファンが持っているだろう。 近年でいえば、サートゥルナーリアのデビュー戦を見た人の多くは、すぐにそう思ったに違いない。なにせ、父は史上最強クラスのスプリンターと言われた... 齋藤 翔人
「名馬」を語る イングランディーレ〜長距離が繋いだ縁と血〜 2021年3月26日 『長距離競馬』は、近年の競走形態の短距離化に伴って、その重要性が薄くなりつつある。 デルタブルース、ジャガーメイル、マイネルキッツ、ビートブラック、ビッグウィーク……。これらの馬はGⅠ競走を制覇しながら、ただ1シーズンすら種牡馬として繋養されることはなかった馬たちだ。 今ではクラシック競走の最終戦である3000m級の競... ひでまさねちか
「名馬」を語る ミスターメロディ〜福永騎手、キングヘイローと不思議な縁のある良血馬~ 2021年3月24日 「……ディヴァインライト抜けてくる! 大外からキングヘイロー! キングヘイローだ! キングヘイローが撫で切った! 遂に悲願のG1制覇です!」 2000年、高松宮記念。己の血統の偉大さを、いくつもの敗北を乗り越え証明した良血馬、キングヘイロー。 クビ差2着に、内から抜け出し、競り合いを制していたディヴァインライト。鞍上は... 小早川 涼風
競馬を学ぶ POG2021-2022 [種牡馬・血統紹介]アメリカクラシック三冠への挑戦者、ラニ。 2021年3月23日 2005年10月30日。この日の東京競馬場で行われたメインレース、天皇賞秋(G1)で、波乱が起きた。勝ったのは「牝馬の松永」と呼ばれた名手を背にした、14番人気(単勝75.8倍)の大穴。勝ち馬は、ヘヴンリーロマンスという牝馬だった。 戦後初めての天覧競馬となったこのレースの後、松永はヘヴンリーロマンスをメインスタンドへ... Redfray
競馬と「エンタメ」 ウマ娘 [ウマ娘]声優陣が『ウマ娘 プリティーダービー』をテストプレイした感想は? 2021年3月23日 ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー(以下、ウマ娘)』が2021年2月24日にリリースされた。競馬ファン以外からも大反響で、連日SNSのトレンドには「#ウマ娘」がランクイン。まさに2021年の大ヒットアプリとして順調な滑り出しをみせている。 今回は、『ウマ娘』声優陣に、実際に『ウマ娘 プリティーダービー』をテストプレイし... 緒方きしん
「名勝負」を語る 名牝系の名の下に~2009年・スプリングステークス~ 2021年3月21日 2021年に入り、クロフネやジャングルポケット、アブクマポーロ、エイシンサニー、シーザリオが亡くなり、大変悲しい訃報が相次ぎ、遂にはネオユニヴァースも亡くなってしまった。現役時には、2003年の皐月賞とダービーの二冠を達成。ミルコ・デムーロ騎手に、外国人騎手としては初となるダービージョッキーの称号をもたらした名馬である... 齋藤 翔人
競馬と「エンタメ」 ウマ娘 [ウマ娘]最強"サイボーグ"! ウマ娘ミホノブルボンと、史実馬ミホノブルボン。 2021年3月21日 無表情で淡々としゃべるウマ娘、ミホノブルボン。トレセン学園で彼女は"サイボーグ"と例えられていました。勝負服は白をベースにピンクのアクセントがついた、未来的なデザイン。勝負服からもなかなか"サイボーグ感"あふれる彼女。精密機械との相性が悪く、トレセン学園では自動販売機のボタンを押すことも禁止されています。 なぜ、ミホノ... スオミアッキ
「名馬」を語る はじめの一歩 後藤浩輝騎手とキタサンブラック 2021年3月20日 東京都中央卸売市場。当時は築地市場と呼ばれていた。 一部の競り物品を除き、競り人と仲買人が話し合いによって売買する相対取引が主流になり、築地の仲買人たちは早朝というより、真夜中の午前1時、2時から競り場に降りてくる。顧客の注文に見合う魚を長年培った経験をもとに探し、競り人と値段を交渉する。 午前4時。 そうして魚を買い... 勝木 淳
「名馬」を語る 今も多くのファンに愛され続ける奇跡の名馬、トウカイテイオーの物語 2021年3月20日 こんにちは、チーム・テイオーです。チーム・テイオー創立10周年を記念して、これまで、父のシンボリルドルフ、産駒のトウカイポイントを紹介してきましたが、いよいよトウカイテイオーの登場です。今回は、ウマフリで名馬たちの記事を執筆中の首都羅臼さん(チーム・テイオー会員)が、奇跡の名馬トウカイテイオーの溢れる魅力を甦らせてくれ... チーム・テイオー トウカイテイオー産駒の会
「名馬」を語る マヤノトップガン〜日本競馬史に残る名勝負を二度も演じたステイヤー~ 2021年3月19日 菊花賞や天皇賞春といった長距離戦を好むファンは、今の時代になっても決して少なくないように思う。長い時間ハラハラドキドキした気持ちでいられることや、二度も目の前(スタンド前)を走ってくれることなどが理由だろうか。 それに加え、菊花賞では、夏の上がり馬の存在という楽しみもある。 近年、新馬戦の開始が早まったことにより、春の... 齋藤 翔人