重賞未勝利のその馬は、明け4歳の浅いキャリアながら2番人気の支持を集めていた。 ──伝説は、いつも始まりがある。 2006年の12月24日。 三冠馬ディープインパクトが有馬記念で引退。中山競馬場の舞台を最後に、その完全無欠な馬は堂々とターフを去った。 競馬界は、競馬ファン、その跡を継ぐスターの登場を熱望した。玉座はいつ...
- 「名馬」を語る君と感じた爽やかな風を想う〜私の青春、エアスピネル〜2022年12月31日
- 「名勝負」を語るきみがいない未来と、パンサラッサのこと - 2022年・天皇賞(秋)2022年11月2日
- 「名勝負」を語る8万人以上の観衆が目撃した大脱出マジック〜2009年・安田記念〜2020年6月6日
- 「名馬」を語る馬産地・青森より、愛をこめて。 - 青森県出身の2歳女王・タムロチェリー2023年1月3日
- 「名馬」を語るとにかく"逆をいく"馬。若駒時代の達観したゴールドシップの魅力を振り返る。2023年5月26日
- 「名馬」を語る今度こそ、何度でも。カレンブーケドール、どうか大輪の花を。2022年1月15日
- 競馬を学ぶ競走馬に会いに行く際、絶対に守ってほしい『牧場見学の9箇条』とは?2021年4月4日
- 「名勝負」を語るその葛藤に、用がある。 ~2001年 宝塚記念に寄せて2018年6月22日
コラム・エッセイ
とあるところで、八兵衛さんと五郎兵衛さんが立ち話。 五「よお、はっつあん、この前はあんたのかかぁには世話になったな。よろしく言っておいてくれよ。ところでよ、POGの指名、なににすんのよ」 八「おお、ごろちゃん、それなんだけどよ、これにしようかと思ってさ」 五「おっ、どれどれ。あーそいつはいけねぇや」 八「なんでだよ」 ...
栗毛、鹿毛、黒鹿毛、白毛など、馬の毛色は全部で8種類あります。その中でも色のバリエーションが豊富な毛色といえば、「芦毛」が挙げられます。成長とともに、だんだんと毛色の変わっていく芦毛馬。 「デビュー当時と比べると全く別馬のよう!」という馬もいますよね。 そんな芦毛馬の中でも「お気に入りの馬がいる」という人も多いのではな...
新春の淀で行われる、歴史と伝統を誇るハンデ重賞「日経新春杯」。 半世紀を超える同レースの歴史において、非常に多くの競馬ファンの心に残るレースが繰り広げられてきた。今もなお、春の大一番でもある天皇賞に向けた大切なステップレースとしても知られており、このレースからステップアップを果たした馬たちも多くいる。 2019年日経新...
やってしまった。 やってしまうものなんだなぁ。 京都競馬場のパドックで、うなだれた。 あれほど確認したのに……いや、慎重になりすぎたのがあだになったのだ。前日に動作確認をして、スイッチを消し忘れたまま一晩。当然ながらバッテリーは空になっていた。予備の持ちあわせもない。いつもは持ってきているのに、この日に限って……。 ─...
1997年2月1日、京都競馬場。 曇天の寒空だった。その日のメインレース、すばるステークスのファンファーレが高らかに鳴り響く。 このレースを最後に引退する、中央競馬では速いスタートで誰にもハナを譲ったことがない、快速韋駄天で鳴らしたスリーコースもゲートインした。 発走態勢が整った、その直後だった。どうやらゲート内で激し...
ある馬を好きになってずっと追い掛けるということは、競馬が好きな人の多くが一度はやったことがある行為ではないだろうか? そして、特定の馬を好きになるキッカケは、人それぞれだろう。 例えば、馬券で高額な払戻金を手にすることが出来たから。例えば、パドックで自分のことをじっと見つめていたから。例えば、名前がカッコ良いと思ったか...
重賞レースには、これまで日本競馬を彩った名馬の名前を冠するものがある。 セントライト記念やトキノミノル記念、地方ではライデンリーダー記念やハイセイコー記念など、多くのレースで各時代の英雄の名を取り入れている。 1月に行われるシンザン記念もまた、昭和を代表する3冠馬である「シンザン」の名が刻まれたレースである。 シンザン...
ウマフリ読者の皆さま、はじめまして。 mouse.と申します。愛知県在住ですが、20年近く園田(姫路)競馬ファンを続けています。 どうぞよろしくお願い致します。 さて、タイトルにもある園田競馬の魅力。 それはどこにあるだろうか? 私は、3人の競馬実況アナウンサーが発信している、馬と騎手と関係者達のドラマにあると思う。 ...
名作スペースオペラ「スターウォーズ」シリーズ。 多くの人を虜にしてきた一大巨編ですが、そうした人気作だけに、競馬界にも「スターウォーズ馬」はいるものです。 今回はそんな「スターウォーズ馬名」をご紹介していきます! スターウォーズ 2007年うまれ父:キングカメハメハ母:レディバラード いきなりですが「そのまま」なスター...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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