子は親に似るとよく言われます。 サラブレッドは特にその傾向が顕著で、だからこそ血統による評価が成り立っているわけです。 私たちがよく注目するのは、例えば「この父系は全般にダートがこなせる」だとか、「ここの母系は成長曲線に特徴がある」だとか、あるいは「この種牡馬の仔は特定の毛色が多い」といったところでしょう。しかし競走能...
- 「名馬」を語るとにかく"逆をいく"馬。若駒時代の達観したゴールドシップの魅力を振り返る。2023年5月26日
- 「名勝負」を語るきみがいない未来と、パンサラッサのこと - 2022年・天皇賞(秋)2022年11月2日
- 「名馬」を語る君と感じた爽やかな風を想う〜私の青春、エアスピネル〜2022年12月31日
- 「名馬」を語る今度こそ、何度でも。カレンブーケドール、どうか大輪の花を。2022年1月15日
- 「名馬」を語る馬産地・青森より、愛をこめて。 - 青森県出身の2歳女王・タムロチェリー2023年1月3日
- 「名勝負」を語るその葛藤に、用がある。 ~2001年 宝塚記念に寄せて2018年6月22日
- 競馬を学ぶ競走馬に会いに行く際、絶対に守ってほしい『牧場見学の9箇条』とは?2021年4月4日
- 「名勝負」を語る8万人以上の観衆が目撃した大脱出マジック〜2009年・安田記念〜2020年6月6日
コラム・エッセイ
初めまして、カネミノブと申します。このペンネームで、ライター業の他にも大阪で舞台の構成などを手掛けています。名前の由来は単純に、本名の一部と被っているからです。名馬カネミノブが走っていた時代をリアルタイムで体験していたわけではございません(汗) 初めて競馬を観たのはイソノルーブルのオークスだったと記憶しています。 さて...
馬術大会で障害飛越競技の賞を欲しいままにする、ジャンプのプロフェッショナル。あの日私は、その飛越の美しさに感銘を受けた。今でもその姿が忘れられない、華麗で勇敢な馬術競技馬だった──。 彼は、元・障害競走馬であった。そうと知って真っ先に気になったのは、日本障害競馬の最高峰・中山J-G1での戦績だ。しかし、彼がその舞台に上...
「そうだ、佐賀へ行こう」何かに誘われるように佐賀へ行くことを決意したわたし(当然の如くぼっち)。理由は前回の高知と同じく、フリビオンを応援するためである。 今回は中央との交流戦である佐賀記念が舞台となる。応援に行かねば、行かねばならない。そして冒頭の言葉に立ち返る。 「そうだ、佐賀へ行こう」 さて、高知より更に西にある...
2017年2月。ゴールドアリュール急逝の報せを受けた翌日、ゴールドアリュール産駒のゴールドドリームがフェブラリーステークスを勝利した。亡き父に捧げるG1勝利に心動かされた人も多かったことだろう。 今やゴールドアリュールの子どもたちは、ダート界で圧倒的な強さを誇っている。そこで、ゴールドアリュール産駒にはどんな活躍馬たち...
暦の上では春を迎え、若駒誕生の報せも届き始める2月の第3土曜日。競馬ファンの胸の内は熱気に満ちていた。実力派揃いの混戦模様となった2017年のフェブラリーステークス。どんなレースになるのか楽しみな気持ち、勝馬を予想する悩ましい気持ち。様々な想いをそれぞれが抱き、翌日に行われる年明け最初のG1開催を楽しみにしていた。そこ...
働き方改革が叫ばれる昨今、年末年始は10日以上の連休の方もいらっしゃったとか。そんなご時世にあってなお、競馬にお正月休みはありません!なんと元日から、地方競馬(帯広・川崎・名古屋・高知)は開催されています。2018年は「競馬が、濃い。地方競馬」というキャッチコピーでした。その言葉そのままに、多くの熱戦が繰り広げられてい...
縁起の良いもので世間が賑わうお正月。そんなお正月に関係する名前を、縁起を大切にする競馬界が黙ってみているわけがございません! 今回は3つのテーマにわけて「お正月らしい名前の馬」を集めました。 どうぞ、毎年のお正月ネタに使っていただけたらと思います(笑) 祈る・飾る(縁起物) オメデトウ あけましておめでとうございます…...
その馬の強さに世間が気がつくまで、多くの時を要した。だがその馬は、やがて絶対的王者と呼ばれるほどの存在に成長する。キタサンブラック。雄大な馬体を輝かせる、稀代の名馬。 キタサンブラックが初めて1番人気に支持されたのは、デビュー12戦目の京都大賞典。かつての3歳戦は遠い昔に感じられる、4歳秋の頃であった。その時彼は、既に...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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