ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]戦国牝馬戦線到来を告げる、成長の圧勝劇~2022年・小倉記念~ 2022年8月18日 8月も中盤に入り、いよいよ夏競馬も折り返し地点。各地でこの暑さにも負けない熱戦が繰り広げられる中、小倉ではサマー2000シリーズ第3戦となる小倉記念が開催された。 何かと波乱の多いレースでもあり、昨年は小頭数ながら人気上位が総崩れ、一昨年も10番人気のアールスターが勝って3着にはブービー人気のアウトライアーズが突っ込ん... 小早川 涼風
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]難病を克服した逸材が、夏のマイル王へ価値ある重賞初制覇~2022年・関屋記念~ 2022年8月15日 新潟競馬場の外回りコースを舞台に行われる、サマーマイルシリーズ第3戦の関屋記念。ワンターンで直線の長いコース形態からか、東京競馬場や京都競馬場で行なわれるGIと関連性が深い。 それを裏付けるように、当レースで連対を果たしたダイワメジャーやカンパニー、ジャスタウェイ、ダノンシャークは、後に安田記念、天皇賞・秋、マイルCS... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]新たなる覇者へ、強心臓覚醒の時~2022年・エルムS~ 2022年8月12日 早くも8月の第1週を終えようとする夏。世間では甲子園開幕を目前に控え、炎天下の灼熱で熱戦が演じられようかという8月7日、競馬界では北陸の地と北の大地でそれぞれ砂塵の熱き戦いが火ぶたを切った。 新潟では3歳世代だけでは最後のダートグレード重賞となるレパードSが行われ、これからの秋で歴戦の猛者たちと対峙するこであろう粒ぞろ... 小早川 涼風
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]名門メジロ牧場と香港競馬にまつわる不思議な縁が導いた必然の勝利~2022年・レパードS~ 2022年8月9日 JRAに2つしかない世代限定のダート重賞、レパードS。2009年に創設されたため、まだ歴史は浅いものの、言うまでもなく出世レースの一つ。トランセンドやホッコータルマエなど、ダート界で一時代を築いた名馬たちが、初めてタイトルを獲得した舞台でもある。 また、敗れた馬の中からも、スーニやワンダーアキュート。ケイティブレイブ、... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]北の大地を完全制覇!奏でる三重奏は飛躍の予兆~2022年・クイーンS~ 2022年8月3日 先週をもって小倉競馬が中間の休みに入り、しばらくは札幌と新潟の2場開催となった最初の週。新潟では夏の風物詩でもある千直競馬アイビスサマーダッシュが開催されたが、北の大地札幌では牝馬の熱き戦いであるクイーンSが開催された。 こちらも北海道開催の名物重賞のひとつで、過去の勝ち馬にはトゥザヴィクトリー、オースミハルカやアイム... 小早川 涼風
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]初物づくしの、千直夏祭り~2022年・アイビスサマーダッシュ~ 2022年8月1日 夏の新潟の開幕を告げるアイビスサマーダッシュ。直線コースを舞台にしたJRA唯一の重賞で、国内最速の馬を決めるレースといっても過言ではない。 また、外枠に入った馬や牝馬が強いことは広く周知されており、創設から20年以上が経過した現在でも人気も根強く、注目度は高い。まさに、夏の風物詩ともいえる名物レースだ。 他にも、リピー... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]ローカルの鬼が、会心の逃げ切りで初タイトルを獲得~2022年・中京記念~ 2022年7月25日 サマーマイルシリーズの第2弾・中京記念。2012年に施行時期と距離が変わった当初は、波乱が続いた。その後、一転して2017年からは平穏な決着が続くも、2020年は18番人気のメイケイダイハードが勝利。3連単は、330万円を超える大波乱となった。 ローカルのハンデ戦という、ただでさえ難しい条件で行なわれるこのレース。最終... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]豪脚炸裂!世代最初の重賞金メダル~2022年・函館2歳S~ 2022年7月22日 うだるような熱気に包まれながら、もう7月も中盤。北の大地では早くも2歳の重賞戦が開幕し、来年の戦国クラシックへ向けての戦いが幕を開けた。 毎年恒例、芝の6ハロン戦で行われる函館2歳Sは、まだデビューして間もない各馬が初めて格式高いグレードレースで鎬を削る1戦。勝ち馬のみならず、近年でいえばタイセイビジョンやカワキタレブ... 小早川 涼風
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]1枠1番の白毛馬が、どろんこ馬場を味方に二刀流を証明~2022年・函館記念~ 2022年7月18日 サマー2000シリーズの第2弾、函館記念。夏場にローカルで行なわれるハンデ重賞のイメージどおり、波乱の決着はもはや当たり前。3連単が10万円を超えたのは、過去10年で実に8度と、最も荒れる重賞レースといっても過言ではない。 荒れるということは、上位人気馬が期待に応えられていないことの裏返し。とりわけ、1番人気馬が苦戦し... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]タフネスを見せつけた6歳馬、本格化の夏~2022年・プロキオンS~ 2022年7月14日 JRAの宝塚記念に続いて砂の頂上決戦である帝王賞も終わり、ダート戦線、芝戦線共に一線級の各馬達の戦いには一旦の決着がついた。 だが、夏はここからが本番。 彼らの玉座を狙わんとする挑戦者たちの戦いの場は、早くも東西で燃え盛り始める。 前年同様、京都の改修工事の影響で例年とは違い小倉での開催となったプロキオンS。 1番人気... 小早川 涼風