2024年4月23日 [連載・片目のサラブレッド福ちゃんのPERFECT DAYS]初めての外出(シーズン1-3) 朝9時半きっかりに慈さんから電話がかかってきました。「おはようございます!今からムーアたちを外に出しますね」ということなので、僕も急いでカメラを持って馬房に向か...
2024年4月20日 [競馬ニュース]第1回福島開催の最終週! ほか - 今週末の競馬(2024年04月20日、21日) 先週まで4週連続開催されたG1は一休み。今週は土曜にG3福島牝馬S、日曜にG2のマイラーズCとフローラSが開催されます。注目のニュースをご紹介していきましょう。...
2024年4月18日 [連載・馬主は語る]早生まれのラットレース(シーズン3-7) 下村獣医師から、ダートムーアとスパツィアーレの動画が送られてきました。僕が足を骨折したばかりに、もうかれこれ3か月も彼らに会いに行けておらず、代わりに下村さんが...
それぞれの競馬愛 [キタサンブラック伝説]競馬初心者の私を競馬ファンに変えた、あの日の3分12秒5 2024年4月23日 2017年4月30日。私は妻と共に京都行きの電車に乗っていた。京都駅に着くと友人と合流し、愛知出身・在住ながら慣れた様子の彼の案内でまた電車に乗った。 京都競馬場に向かうためである。 当時の私といえば、競馬を観たり、馬券を買ったりしたことは無かった。育成シミュレーションゲームが好きで、高校の頃からウイニングポストシリー... クロキリ
「名馬」を語る 天才が引き出した才女の底力 ディアデラノビアのフローラステークス 2024年4月20日 声に出して噛まずに読みたい馬名といえば、元祖はこの馬のような気がする。 「ディアデラノビア」 そして、2002年生まれのディアデラノビアの名は20年以上経っても、必ずと言って良いほどPOGなどで耳にする。つまりは名牝系のひとつということだ。牝系とは奥深さが魅力。脈々とつながっていく一本のラインをたどることは歴史を旅する... 勝木 淳
競馬と「エンタメ」 型破りな逃げ馬、ダイタクヘリオス - 「グルーヴ」を生む太陽 2024年4月19日 1.「型破りな逃げ馬」ダイタクヘリオス 「逃げ馬」を表現するとき、どのような言葉が使われることが多いだろうか。一頭だけ前に出てそのまま歩みを止めない姿を表現する手法には、語り手のセンスが問われるように思う。私が感銘を受けたのは、文筆家・寺山修司が1965年のダービー馬キーストンについて書いたエッセイにおける以下の一節で... 縁記台
「名勝負」を語る サートゥルナーリア、ヴェロックス、ダノンキングリー。意地と意地がぶつかり合った、直線、三つ巴の大熱戦 - 2019年・皐月賞 2024年4月14日 2019年4月14日、皐月賞の開催日。この日、私は友人とともに現地・中山競馬場へと足を運んでいた。レース前から熱気に包まれていたこのレースは、4頭の若駒に人気が集中していた。 1番人気は、ホープフルS勝ち馬サートゥルナーリア。父ロードカナロア、母シーザリオという血統で、ここまで無敗を貫いてきた。どれもほぼノーステッキで... KOBA
「名馬」を語る 三冠に一番近い「準三冠馬」エアシャカールの皐月賞/2000年春のクラッシック戦線を振り返る 2024年4月13日 1.三冠に最も近づいた「準三冠馬」 中央競馬史上、皐月賞、東京優駿、菊花賞に優勝した三冠馬は8頭。1941年のセントライトから、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴル、コントレイルまでの8頭を数える。また、2020年のコントレイルは史上初となる親子無敗の三冠達... 夏目 伊知郎
それぞれの競馬愛 [追悼・藤岡康太騎手]もう叫び声は聞こえないから、祈ることにする 2024年4月12日 藤岡康太騎手の訃報に際し、謹んでお悔やみ申し上げます。 ウマフリ代表の緒方さんから連絡がきて、私は康太騎手が亡くなったことを知った。先日は高知の塚本雄大騎手の訃報に触れたばかり。なにもそんなに次々と若い命を現世から連れ去らなくてもいいのに。順番が違う。正直、追悼記事を書くかどうか、少し迷った。私のもとにはいくつか似たよ... 勝木 淳
「名勝負」を語る [中山グランドジャンプ]日本でいちばん”長い”GⅠが開催された日。 2024年4月12日 夏の初め、北東の風が軽やかに国旗をはためかせる。曇り空から薄日が差し込む中、2か月半遅れのJ・GⅠファンファーレが響き渡った。 真夏日に迫る気温の中山競馬場。この日を待ちに待ったスタンドのファンから大声援が上がる。 第13回中山グランドジャンプの幕が、切って落とされようとしていた。 2011年。3月11日に発生した東日... 枝林 応一
それぞれの競馬愛 [追悼・藤岡康太騎手]藤岡康太騎手が魅せてくれた景色と、これからの日々を歩み続けるということ 2024年4月12日 2024年4月10日午後7時49分。 多くのファンに愛された藤岡康太騎手が私たちの前からいなくなってしまった。 享年35歳。 文字にするのも辛いほどの、大きくて深い喪失感と悲しみ。世代が殆ど同じで、誕生日も近い私にとって、同じ時代を生きてきた彼の訃報は耐えがたいものだった。訃報の届いたその日、私はそれが誤報であることを... norauma
「名勝負」を語る [2005年・皐月賞]まずは一冠目、と言わんばかりの必然の勝利。ディープインパクトの皐月賞制覇を現地で見届けた思い出を振り返る 2024年4月12日 牡馬クラシック第一戦 皐月賞 サラブレッドが生涯に一度だけ、その年の選ばれし18頭のみが出走できる3歳クラシック競走。その初戦として位置づけられているのが皐月賞であり、牡馬三冠の一冠目である。そのため、三冠馬たちの『伝説』の始まりのレースとして語られることも多いレースである。 2000mで行われることから、『最も速い馬... ムラマシ
それぞれの競馬愛 [追悼・藤岡康太騎手]笑顔のはじける若手から、代打もこなせる仕事人へ。多くのファンに愛された藤岡康太騎手の活躍を振り返る 2024年4月12日 2023年4月10日、午後7時49分。JRAで現役G1ジョッキーとして数々の好騎乗を披露してきた藤岡康太騎手がこの世を去った。35歳、まだまだこれからというタイミングでの、無念の訃報だった。 『笑顔はじける有望な若手』 ──私の中で、彼、藤岡康太騎手はずっとそんなイメージだった。それが近年、こんなイメージに変わっていた... 小早川 涼風