夏の2歳重賞第3弾、札幌2歳ステークス。かつては、ニシノフラワーやビワハイジ、ジャングルポケット、アドマイヤムーンなど、後のGI馬や年度代表馬を多数輩出する出世レースだった。 近年は、そこまでの大物が出ていなかったものの、2020年の勝ち馬ソダシは、阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞を連勝。5戦無敗でオークスに駒を進め...
齋藤 翔人
6歳の時、父親の部屋にあった月刊『優駿』を見たことと、イナリワンが制した天皇賞(春)を現地観戦したことがきっかけで競馬に魅了される。
初めて遊んだ競馬ゲームは、ダービースタリオンMacintosh版。好きは馬はホッカイルソー。
共著に『競馬 伝説の名勝負』シリーズ、新刊『ゴールドシップ伝説 愛さずにいられない反逆児』(星海社新書)
齋藤 翔人の記事一覧
2015年の二冠馬ドゥラメンテが、急性大腸炎のため9歳という若さで亡くなった。馬名の由来は、イタリア語の音楽用語で「荒々しく」という意味だそう。その名のとおり、凄まじい活力、そして生命力が漲っているイメージがあっただけに、この若さでというのが、未だに信じられない競馬ファンは少なくないはずだ。 ここでは、ドゥラメンテをは...
夏競馬に行なわれる2歳重賞の第二弾、新潟2歳ステークス。ローカルらしい小回りで直線が短い競馬場で行なわれる他の3レースとは異なり、日本一長い直線を使って行なわれる点が、このレース最大の特徴といえる。 2021年の出走頭数は12頭。人気は3頭に集中し、その中で1番人気に推されたのがアライバルだった。ノーザンファームの生産...
夏競馬の名物の一つに、ローカルの4つの競馬場で行われる2歳重賞があげられる。近年は、7月の函館2歳ステークスに始まり9月の小倉2歳ステークスで閉幕するスケジュールとなっているが、その中でも新潟2歳ステークスは日本一長い直線を有する新潟の外回り1600mで行われ、なおかつ施工時期も開催後半に行われているため、しばしば派手...
夏競馬最大のレース、札幌記念。GⅡに昇格以降は数多くのGⅠ馬が参戦し、凱旋門賞など、海外に遠征する馬の前哨戦としての役割も果たしてきた。 2021年は、4頭のGⅠ馬を含む13頭が出走。人気は、新旧の牝馬クラシック勝ち馬2頭に集中した。 1番人気に支持されたのはラヴズオンリーユー。 2019年のオークスを制して以降、なか...
1995年にフジヤマケンザンが香港国際カップを優勝して以降、日本の競馬ファンにもすっかりお馴染みとなった香港競馬。中でも、12月に行なわれる香港国際競走の各レースは、日本のみならず、世界各国から強豪が集結。今や日本でも馬券の購入が可能で、毎年のように熱いレースが繰り広げられている。 2021年現在、日本調教馬で海外GⅠ...
サマー2000シリーズ第3弾の小倉記念。2020年は、3連単の配当が100万円を超えるなど、数年おきに波乱の決着となっている。2021年は、レース当日にアールスターが取り消して出走9頭の少頭数。重賞勝ち馬も不在で、なおかつ稍重馬場での開催は7年ぶりと、例年にはない条件の下で行なわれた。 単勝オッズ10倍を切ったのは6頭...
現代競馬を根本から変えた、種牡馬サンデーサイレンス。1994年に初年度産駒が登場すると、翌年、わずか2世代でリーディングサイヤーを獲得。以後、2007年までその座を守り続けた。 一方、その登場とほぼ同時期に、強烈な存在感を放ち始めたのが外国産馬、通称「マル外」である。当時、クラシックに出走権がなかった3歳の外国産馬にと...
2008年、惜しまれつつも廃止となった旭川競馬場。ただ、競馬場は廃止されても、同じホッカイドウ競馬の門別競馬場で、そのまま引き継がれて行なわれているレースがある。 その一つが、ブリーダーズゴールドカップ。旭川時代は、長丁場の2300mという過酷な条件で、格付けもGⅡだったこのレース。同場廃止後の2009年から、開催地を...
JRAで2レースしかない、世代限定のダート重賞レパードステークス。2021年で13回目と歴史が浅いレースではあるものの、第1回の覇者がトランセンド、第4回の覇者はホッコータルマエと、後にダート界の頂点に立つ馬を輩出してきた。 今年の出走馬はフルゲートの15頭で、単勝10倍を切ったのは5頭。ただ、前走オープン・重賞に出走...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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