ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]第3の男から「最も強い馬」へ~2021年・神戸新聞杯~ 2021年9月27日 2021年も中京競馬場での開催となった神戸新聞杯は、3着までに菊花賞への優先出走権が与えられる。 最大の見所は、ダービー馬が秋初戦をどのようにクリアするのかという点ではあるものの、ダービー馬がここから菊花賞への「王道」を歩むことは、近年それほど多くない。昨年のコントレイルの前は、2014年のワンアンドオンリーまで遡り、... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ 競馬ノート [オールカマー]ハシルショウグンにジュサブロー……オールカマーに挑戦した、地方の名優たち。 2021年9月26日 67回目を迎える伝統の重賞オールカマー。創設当初は中山の2000mで行われていたが、グレード制が導入された1984年にGⅢに格付けされ、距離も2200mへ変更された。その2年後には、地方競馬招待競走に変更。招待競走として開催されたのはわずか8年だったものの、多数の地方馬が挑戦し、好勝負を演じる馬もいた。 今回は、中央勢... 齋藤 翔人
「名勝負」を語る [2003年・神戸新聞杯]よもやの圧勝劇は後の大躍進への布石だったのか - ゼンノロブロイ 2021年9月23日 神戸新聞杯は、関西で行われる菊花賞の前哨戦である。2000年に菊花賞の施行時期が2週間繰り上がってからは、同じく菊花賞トライアルだった京都新聞杯がダービーの前哨戦として5月に施行時期を移行。そのため神戸新聞杯は関西で行われる唯一の菊花賞トライアルとなり、阪神競馬場の改修工事以降は距離も従来の2000mから外回りの240... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ 競馬ノート [白山大賞典]北陸から頂点へ!白山大賞典をきっかけに羽ばたいた名馬たち。 2021年9月22日 白山大賞典は、金沢競馬場で唯一行なわれるダートグレード競走。ただ、今年は開催の意味合いが、例年とは少し異なる。というのも、JBCが8年ぶりに金沢競馬場で開催されるからだ。 出走枠が限られるため確実なことは言えないが、白山大賞典の好走馬が、そのままJBCに出走してもなんら不思議ではない。また、出走できなかったとしても、そ... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]超良血の上がり馬が既存勢力を一蹴~2021年・ローズステークス~ 2021年9月21日 3着馬までに秋華賞への優先出走権が与えられる、ローズステークス。京都競馬場の改修工事の影響で、2021年も中京競馬場で開催されることとなった。 秋のトライアルの見所といえば、春のクラシックで活躍した既存勢力と、夏の上がり馬の対決。実績か勢いか。それとも、仕上がりか成長力か──。上がり馬は、その大半が賞金面で本番に出走で... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ 競馬ノート [ローズS]これぞ秋競馬の醍醐味!ローズステークスで逆転した、夏の上がり馬たち。 2021年9月17日 いよいよ秋競馬が始まり、牡馬・牝馬とも最後の一冠を目指す馬達にとっての前哨戦が行なわれる。 そこは、春のクラシックで活躍した馬と、夏場にメキメキと力をつけ、何としても優先出走権を得たい上がり馬が激突する舞台。そんな上がり馬が、春の既存勢力を撃破するシーンは、トライアルといえど痛快。これぞ、秋競馬の醍醐味ともいえる。 今... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]短距離界の新たな主役を目指して~2021年・セントウルステークス~ 2021年9月15日 2020年に続き中京開催となったセントウルステークスは、スプリンターズステークスの前哨戦。1着馬には、優先出走権が与えられる。また、サマースプリントシリーズの最終戦であり、唯一のGⅡでもある。シリーズ制覇を目指して夏競馬を戦ってきた馬と、この路線の実績馬がここで激突する。 2021年の出走馬は17頭。その中で、単勝オッ... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ 競馬ノート サクラチトセオーにトロワゼトワル……京成杯AHで、ハンデを味方につけた馬、跳ね除けた馬。 2021年9月10日 秋競馬の開幕を告げる京成杯オータムハンデ。筆者が真っ先に思い浮かべるこのレースのイメージは、タイムが非常に早くなるということ。皐月賞以来、およそ5ヶ月ぶりの開催で、馬場はいわゆる「パンパン」の状態。JRAレコードが出ることも珍しくない。 古くは、名牝ダイナアクトレスが1分32秒2という驚異的なタイムで優勝し、7年後に、... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]7頭横一線のゴール前を制したのは、名門が大切にする名牝系の出身馬~2021年・小倉2歳ステークス~ 2021年9月8日 夏のローカルで行われる2歳重賞を締めくくり、小倉競馬の1年の掉尾を飾る小倉2歳ステークス。2016年の勝ち馬レーヌミノルは、後に桜花賞を制するなど活躍し、2020年の勝ち馬メイケイエールも、ここからさらに重賞を2勝した。 出走馬は、昨年と同じ10頭立てと落ち着いたものの、6頭が単勝10倍を切る混戦模様。その中で、1番人... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]新種牡馬の産駒が魅せた、圧巻のパフォーマンス~2021年・札幌2歳ステークス~ 2021年9月6日 夏の2歳重賞第3弾、札幌2歳ステークス。かつては、ニシノフラワーやビワハイジ、ジャングルポケット、アドマイヤムーンなど、後のGI馬や年度代表馬を多数輩出する出世レースだった。 近年は、そこまでの大物が出ていなかったものの、2020年の勝ち馬ソダシは、阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞を連勝。5戦無敗でオークスに駒を進め... 齋藤 翔人