「名勝負」を語る 地方移籍で花開いた良血馬ラーゴブルー。 マリーンCで掴んだビッグタイトル 2026年9月30日 父ハーツクライ、母ベネンシアドール。ラーゴブルーは紛れもない「良血馬」だ。 半姉はオークス3着で、ジャパンCと宝塚記念で2着に入ったデニムアンドルビー。1つ下の弟にはクラシック候補に挙がったキタノコマンドールがいる。活躍が約束された血統。そう言っても過言ではないだろう。 ラーゴブルーが生を受けたとき、姉のデニムアンドル... 中川兼人
「名勝負」を語る 高速馬場なら負けられないマテラスカイ - 2020年クラスターC 2026年8月11日 梅雨入りを控えた6月のある日、マテラスカイの死亡が報じられた。 理由は結腸捻転とのこと。突然の知らせに筆者も驚きを隠せなかった。 同馬は日本のダート競馬史において、間違いなく大きな功績を残した一頭である。手にしたタイトルはGIII/JpnIIIの2つだけだが、長らく“難攻不落”ともいわれたダート短距離の海外GⅠで、幾度... 中川兼人
「名勝負」を語る 悲運の死から20年、天に届ける白星に - ホクトベガの“主戦”が制した2017年スパーキングレディーカップ 2026年7月8日 2017年のスパーキングレディーカップ。勝利騎手インタビューで横山典弘騎手は星空を見上げ、微笑みを浮かべながら答えた。「ホクトベガの名前が付いたレースを勝てて嬉しいですね」。彼女の死から20年──。弔いの白星になったのではないか。 同レースには「ホクトベガメモリアル」の副題がある。地方競馬のレースに対して、中央馬の... 中川兼人
「名馬」を語る 栗毛の快速娘、全国を制す 09年全日本2歳優駿覇者ラブミーチャンの蹄跡 2024年12月11日 笠松から全国区へ飛躍した名牝、ラブミーチャン。引退後は繁殖牝馬として過ごしていたが、24年8月31日に17歳で息を引き取った。生涯で重賞16勝、うちダートグレード競走を5勝。素晴らしい成績だが、とりわけ2歳時の勢いと活躍は目覚ましいものがあった。 もとは中央競馬からコパノハニーの名前でデビューを目指していたが叶わず、ラ... 中川兼人
「名勝負」を語る まさに「ドンピシャ」の位置取り 京都のJBCクラシックを制したケイティブレイブ&福永祐一騎手 2024年11月4日 2011年からJBCレディスクラシック、20年からJBC2歳優駿がラインナップに加わり、現在では4つのダートグレード競走が楽しめる夢のような一日。「プライベートでは芝レースを見ない、買わない」を公言している筆者にとって、一年でいちばん楽しみにしているのが「JBCデー」なのだ。もっとも、この時期は米国のブリーダーズカップ... 中川兼人
ニュース・ブログ 地方競馬ニュース [地方競馬ニュース]今年からダートグレード競走になった「不来方賞」 。三冠最終戦、その後の更なる大舞台に向けて見逃せない一戦 2024年9月3日 不来方賞は1969年に創設された歴史あるレース。一時は岩手競馬のダービー格にも位置付けられていた。レースの位置づけは歴史を重ねるに連れて変わってきたが、2024年からはダートグレード競走に格上げされることになった。 22年に発表された「全日本的なダート競走の体系整備」。その中で目玉施策とされたのが、新たな「3歳ダート三... 中川兼人
ニュース・ブログ 創設80年で新たなステージ迎えた東京ダービー。位置付けと見どころは? 2024年6月5日 2024年から日本のダート競馬が大きく変わった。「全日本的なダート競走の体系整備」と題して行われた大規模改革により、新たに生まれた「3歳ダート三冠」という路線。その中で第2関門を担うとともに、中心となるのが東京ダービーである。 同レースの歴史は古く1955年に創設。その後64年に成立した南関東三冠競走の基幹レースに置か... 中川兼人
それぞれの競馬愛 たった一頭で挑んだ地方馬。20年かしわ記念で強敵相手に戦ったナンヨーオボロヅキ 2024年5月1日 年間に約60レース。地方競馬の意地、中央競馬の誇りが激突するのがダートグレード競走だ。 1995年のいわゆる「交流元年」。制度改革によって中央・地方間の連携が強化されると、97年にはダートグレード競走がスタートを切った。G1〜G3まで、中央・地方で共通した格付けが与えられ、所属の枠を超えた戦いが全国で繰り広げられるよう... 中川兼人
「名馬」を語る 高知で咲き、高知で生涯を終えた名馬。2017年黒船賞覇者、ブラゾンドゥリス 2024年3月26日 少し肌寒く感じるようになった11月頭のこと、寂しいニュースが飛び込んできた。ブラゾンドゥリスが亡くなったとの報。2022年のことである。2017年に黒船賞を制すと、その後は高知競馬へと転入。引退後は当地で誘導馬となり、今後の活躍が期待されていたところだった。 父ノボジャック、母ブライアンズソノ、母の父マヤノトップガンと... 中川兼人
「名馬」を語る レース史上唯一の3連覇 ダイオライト記念の“鬼”クリソライト 2024年3月6日 ダートの長距離戦もずいぶん少なくなった。ひと昔前のダート大レースといえば、2000mを遥かに超える距離で争われるのが普通だった。帝王賞は2800m、東京大賞典は3000m。2024年からダートグレード競走になった東京ダービーも、古くは2400mで行われていたのだ。交流重賞でいえば東海菊花賞→名古屋グランプリ、オグリキャ... 中川兼人