「名馬」を語る 私のハッピーホース-レイデオロ 2026年5月29日 今年もダービーがやってくる。 競馬を見続けていると、やはりダービーは特別なレースというイメージがある。ダービーが近づいてくると、私は一頭の愛馬と過ごした素晴らしい時間を思い出す。 翌年のクラシックに夢を馳せ、湧き上がる高揚感を抑えるのに苦労した至福の時間。夢に大きく近づきながらも、クビ差届かず膝から崩れ落ちそうになった... alfman
「名馬」を語る 暗雲を引き裂き、人々に青空を与えた英雄。無敗の三冠馬コントレイル 2026年5月29日 ■希望の空から暗雲、そこに立ち込めし一筋の飛行機雲 新馬戦から無敗で駆け抜け、2歳GⅠを勝利する。早くから競走馬としての強さを証明するには、これ程分かりやすいものは無いだろう。 2019年ホープフルステークスの勝者コントレイルも、無敗の3連勝でGⅠタイトルを掴み取った。そして彼は、偉大な父ディープインパクトの子でもあっ... 朱鷺野 真一郎
「名馬」を語る 妖艶なる美女ウインマリリン~フローラSでの出会いから引退まで~ 2026年5月24日 ■一目惚れの衝撃 目まぐるしく行われる5月の東京GⅠラッシュ。その中で行われる優駿牝馬(オークス)は、若き牝馬たちにとっての牝馬クラシック2戦目となる。 近年は屈強な牡馬に負けじと乙女たちの活躍が目まぐるしい。牝馬クラシックから最強馬が出てくるかもしれないという期待も膨らむ。そんな牝馬クラシック2戦目・優駿牝馬を迎える... あかさび
「名馬」を語る 世代に翻弄された『女傑』。牡馬に果敢な挑戦を続けたダンスパートナーの物語 2026年5月23日 ■のちの名血から産まれし女傑 牝馬の時代と言われて久しい。女傑と呼ばれる、並みいる牡馬を向こうに回して颯爽とターフを駆け抜ける駿馬たちが、その美しい姿と類まれな能力とを最大限に発揮して牡馬と互角以上に戦う時代にぼくらは生きている。 ウオッカ、ダイワスカーレット、ブエナビスタ、ジェンティルドンナ、アーモンドアイ…。1頭が... 高橋薫
「名馬」を語る ノームコア - 「普通」を極めし女王 2026年5月10日 常日頃、私たちは「普通」という言葉を使う。「普通はこうだろう」「普通ならこうなるに違いないだろう」と。 ところが、いざそれを極めようとすると、必ずと言って良いほどどこかで頓挫する。当たり前のことを当たり前にこなすということがいかに難しいか、痛感するものである。 では、競走馬にとっての「普通」とはなんであろう。様々な考え... 小早川 涼風
「名馬」を語る 風、颯爽と - 2013年・兵庫チャンピオンシップ 2026年5月6日 2024年のダート改革により距離が1400mへと短縮され、短距離3歳王者を決める戦いとしての位置づけと変わった兵庫チャンピオンシップ。 だがそれ以前は中距離の1870mで行われていたこともあって、3歳ダートの頂点であるジャパンダートダービー(現:ジャパンダートクラシック)を目指す馬にとって、このレースは登竜門といえる存... 小早川 涼風
「名馬」を語る 追う者追われる者。「12世代」の名ステイヤー、フェノーメノの天皇賞(春)連覇を振り返る 2026年5月1日 1.「追う者」フェノーメノ 2025年2月、ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』が4周年を迎えるタイミングで新たなウマ娘としてフェノーメノが登場することが発表された。 実在の競走馬であるフェノーメノは2009年生まれの所謂「12世代」。この世代からは2016年の『ウマ娘』コンテンツ発足初期よりゴールドシップが登場してい... 縁記台
「名馬」を語る だけど、走る。だから、走る - グランプリボス 2026年4月26日 グランプリボスは、謎だ。 史上初、朝日杯FSとNHKマイルCの両GIを制覇。世代のマイル王となった。以降、早枯れすることなく古馬になっても奮闘。安田記念とマイルCSで計三回2着に入り、重賞も二つ積み上げた。そして、ラストランとなった香港マイルでも3着と気を吐き、世界にその実力を誇示したのである。 28戦6勝、獲得賞金5... 玩具販売者
「名馬」を語る 赤と緑の夢の行方 - マイネルチャールズが駆けた春 2026年4月18日 2026年2月。ひとつの歴史が終幕へと向かうことが告げられた。 ラフィアンターフマンクラブ、新規募集終了の報。 約40年前、岡田繁幸氏が立ち上げた「夢追い人」の物語。ターフを彩り続けた赤と緑の勝負服は、幾年かの時間をかけて、やがて静かに競馬界から姿を消そうとしている。 言うまでもなく、岡田繁幸氏にとって、日本ダービーは... norauma
「名馬」を語る [競馬エッセイ]ハロー、グッバイ。キングヘイロー 2026年4月1日 「グッドバイ、グッバイヘイロー」 かつて、母国アメリカを去るとき、そのように惜しまれた一頭の名牝がいた。彼女の名はグッバイヘイロー。偉大なる種牡馬ヘイローを父に持ち、ウィニングカラーズやパーフェクトエンサインといった伝説級の牝馬と鎬を削り、ケンタッキーオークスなどGⅠ競走を7勝した栄光の蹄跡を持つ。この物語は、この牝馬... 高橋薫