血筋や生まれが特別ではなくとも努力で栄光を掴みとる……という物語には、胸を打たれるものがあります。 人間の世界に限らず、競馬でも然り。 今回はそうした馬たちの中でも特に、努力によって道を切りひらいたと言われている、一頭の名馬をご紹介します。 その名は、ミホノブルボン。 日本競馬に燦然たる功績を残した栗毛の名馬です。 ※...
コラム・エッセイ
コラム・エッセイの記事一覧
勝負ごとは、ときに人の世で曖昧になりがちな「勝ち」と「負け」を色鮮やかに切り分け、それだけに、危険な香りを放って人々を魅了する。そして、死屍累々と積み上げられた「敗者」の上に、燦然と輝く「勝者」というものが存在する──。 そして、ときにすべてのタイトルを独占するような「勝者」が現れる。 勝負の世界に独占禁止法は、ない。...
競馬にはドラマがあります。 時に笑い、時に悔しがり、時に怒り…… そして、時に涙する。 そんな風に感情が動かされるのも、真剣勝負だからこそ。 前回のテーマトーク「私が競馬で泣いた時〜悲しみの涙編〜」に引き続き、今回は「私が競馬で泣いた時〜感動の涙編〜」をお届けします。 過去の相棒に贈るG1制覇を見届けたとき。 競馬で泣...
2019年4月13日、3人の新人騎手が高知競馬にてデビューを果たした。 妹尾将充(せのおまさちか)騎手多田羅誠也(たたらせいや)騎手濱尚美(はまなおみ)騎手 今回、その3人のうちの1人である濱尚美騎手にお話を伺うことが出来た。地方競馬で女性騎手がデビューするのは5年ぶり。さらに、高知競馬では約14年ぶりの女性騎手誕生と...
競馬にはドラマがあります。 時に笑い、時に悔しがり、時に怒り…… そして、時に涙する。 そんな風に感情が動かされるのも、真剣勝負だからこそ。 今回のテーマトークは「私が競馬で泣いた時〜悲しみの涙編〜」として、4つのエピソードをご紹介していきます。 ドバイの地に散った名牝を想って。 とある昔──1993年1月5日の正月競...
競馬界は今、一口馬主ブームの真っ只中にあります。 2018年JRA馬主リーディングのベストテンでは7クラブがランクイン。 毎週、全国の競馬場のウイナーズサークルでは出資者の皆様の笑顔が溢れています。 一口馬主とは一頭の競走馬を複数名で分割出資する、金融ファンドのこと。 この制度であれば馬主資格を持っていない個人であって...
2018年、胆振東部地震の被害にあい開催中止となったことや重賞レースでの誤審などで、多くの競馬ニュースに登場することとなった門別競馬場。 2020年のJBC開催や交流重賞などをきっかけにホッカイドウ競馬に行ってみたいなーと、少しだけでも思ってる方向けに、関東在住のファンが独自の目線で少し紹介をしてみようと思います。 ※...
彼はいつも、笑顔に囲まれていた。 彼の周りでは馬と人が、人と人が、堅い絆で結ばれていた。 そしてその愛らしい瞳に燃えるのは、決して諦めない闘志であった。 2015年、史上初の春秋・中山大障害連覇を成し遂げた名馬は、無尽蔵のスタミナと慎重な美しい飛越を武器に闘い抜いた。 彼の名は、アップトゥデイト。 エイコーンパス、サナ...
2019年10月2日、大井競馬場。 この日、交流重賞・東京盃(JpnⅡ)が行われた。 勝利したのは1番人気、コパノキッキング。 スムーズにスタートを切ると先頭に躍り出て、最後の直線では後続を全く寄せ付けずに、見事逃げ切り勝ち。 鞍上は、藤田菜七子騎手だった。 JRA所属女性騎手で、重賞(ダートグレード競走)を制したのは...
2019年7月26日、アップトゥデイトの競走馬登録抹消が発表された。 アップトゥデイトは、前年の中山大障害で落馬競走中止してから長期の休養に入っていたが、阪神ジャンプSを目標に復帰を目指しているとの近況が伝わってきていただけに、その突然の知らせには驚いた。ただ、これは彼と常日頃から接している関係者が彼の事を思って下した...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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