「名馬」を語る オールブラッシュ~二冠馬の血を繋ぐその日まで~ 2020年1月28日 2017年2月1日、川崎競馬場。 その日行われた交流GI「川崎記念」は、前年の最優秀ダート馬・サウンドトゥルーに、交流重賞3連勝と勢いに乗るケイティブレイブ、大逃げと後方一気でオープン特別を連勝したミツバによる三つ巴の争いが予想され、中央で開催されるGIフェブラリーステークスの陰に隠れることもあるこのレースにも、中央・... Shin
一口馬主 デビューを迎えることの難しさ〜命名馬の新馬戦を見て〜 2020年1月26日 三冠牝馬アーモンドアイ、国内外でG1連勝中のリスグラシューをはじめ、11頭のG1馬が出走し、大いに盛り上がりを見せた2019年の有馬記念。 しかしその12月22日、私が注目していたのは中山競馬場で行われる有馬記念ではなく、阪神6Rの新馬戦に出走するサンドジョーカーという馬でした。 今回はそのサンドジョーカーがデビューに... ウマフリライター
「名勝負」を語る [Rewind the race]疾風迅雷~2018年東海ステークス~ 2020年1月24日 2018年のダート界は、個性あふれる面々が揃っていた。 2017年のダート界を席巻したゴールドドリームに、期待の3歳馬ルヴァンスレーヴ。さらにノンコノユメやアウォーディーなどの実力馬も、G1制覇に燃える年明けであった。 この年の東海ステークスに出走したテイエムジンソクもまた、そんなダート界を盛り上げる1頭であった。 2... ウマフリライター
「名勝負」を語る [平成名勝負]伝説の始まり~2007年AJCC・マツリダゴッホ~ 2020年1月21日 重賞未勝利のその馬は、明け4歳の浅いキャリアながら2番人気の支持を集めていた。 ──伝説は、いつも始まりがある。 2006年の12月24日。 三冠馬ディープインパクトが有馬記念で引退。中山競馬場の舞台を最後に、その完全無欠な馬は堂々とターフを去った。 競馬界は、競馬ファン、その跡を継ぐスターの登場を熱望した。玉座はいつ... ウマフリライター
「名馬」を語る 万能こそ、最大の武器〜落語でふりかえる、種牡馬・シンボリクリスエス〜 2020年1月19日 とあるところで、八兵衛さんと五郎兵衛さんが立ち話。 五「よお、はっつあん、この前はあんたのかかぁには世話になったな。よろしく言っておいてくれよ。ところでよ、POGの指名、なににすんのよ」 八「おお、ごろちゃん、それなんだけどよ、これにしようかと思ってさ」 五「おっ、どれどれ。あーそいつはいけねぇや」 八「なんでだよ」 ... 勝木 淳
それぞれの競馬愛 テーマトーク [テーマトーク]あなたの好きな芦毛馬は?~魅力溢れる、個性的な芦毛馬たち~ 2020年1月18日 栗毛、鹿毛、黒鹿毛、白毛など、馬の毛色は全部で8種類あります。その中でも色のバリエーションが豊富な毛色といえば、「芦毛」が挙げられます。成長とともに、だんだんと毛色の変わっていく芦毛馬。 「デビュー当時と比べると全く別馬のよう!」という馬もいますよね。 そんな芦毛馬の中でも「お気に入りの馬がいる」という人も多いのではな... ウマフリライター
「名勝負」を語る [Rewind the race]血筋之力~2019年日経新春杯~ 2020年1月17日 新春の淀で行われる、歴史と伝統を誇るハンデ重賞「日経新春杯」。 半世紀を超える同レースの歴史において、非常に多くの競馬ファンの心に残るレースが繰り広げられてきた。今もなお、春の大一番でもある天皇賞に向けた大切なステップレースとしても知られており、このレースからステップアップを果たした馬たちも多くいる。 2019年日経新... ウマフリライター
写真で楽しむ競馬 カメラを持って競馬場へ 2020年1月13日 やってしまった。 やってしまうものなんだなぁ。 京都競馬場のパドックで、うなだれた。 あれほど確認したのに……いや、慎重になりすぎたのがあだになったのだ。前日に動作確認をして、スイッチを消し忘れたまま一晩。当然ながらバッテリーは空になっていた。予備の持ちあわせもない。いつもは持ってきているのに、この日に限って……。 ─... ウマフリライター
「名馬」を語る 「その名はスリーコース」 2020年1月12日 1997年2月1日、京都競馬場。 曇天の寒空だった。その日のメインレース、すばるステークスのファンファーレが高らかに鳴り響く。 このレースを最後に引退する、中央競馬では速いスタートで誰にもハナを譲ったことがない、快速韋駄天で鳴らしたスリーコースもゲートインした。 発走態勢が整った、その直後だった。どうやらゲート内で激し... 日刊こうマロネ
「名馬」を語る 1月のライオン~新春の京都で吼えた、とある栗毛馬との思い出~ 2020年1月11日 ある馬を好きになってずっと追い掛けるということは、競馬が好きな人の多くが一度はやったことがある行為ではないだろうか? そして、特定の馬を好きになるキッカケは、人それぞれだろう。 例えば、馬券で高額な払戻金を手にすることが出来たから。例えば、パドックで自分のことをじっと見つめていたから。例えば、名前がカッコ良いと思ったか... 並木 ポラオ