2015年5月17日。 この日行われたG1ヴィクトリアマイルで、競馬ファンにとって非常に衝撃的なレースがあったのを覚えているだろうか。 三連勝単式が2070万5810円という普段の競馬では考えられない配当が出たのだ。その波乱のレースで勝った馬が、今回の主役であるストレイトガールだ。父は朝日杯勝ち馬で無敗のままクラシック...
- 「名馬」を語る馬産地・青森より、愛をこめて。 - 青森県出身の2歳女王・タムロチェリー2023年1月3日
- 競馬を学ぶ競走馬に会いに行く際、絶対に守ってほしい『牧場見学の9箇条』とは?2021年4月4日
- 「名馬」を語る君と感じた爽やかな風を想う〜私の青春、エアスピネル〜2022年12月31日
- 「名勝負」を語るその葛藤に、用がある。 ~2001年 宝塚記念に寄せて2018年6月22日
- 「名勝負」を語る8万人以上の観衆が目撃した大脱出マジック〜2009年・安田記念〜2020年6月6日
- 「名勝負」を語るきみがいない未来と、パンサラッサのこと - 2022年・天皇賞(秋)2022年11月2日
- 「名馬」を語る今度こそ、何度でも。カレンブーケドール、どうか大輪の花を。2022年1月15日
- 「名馬」を語るとにかく"逆をいく"馬。若駒時代の達観したゴールドシップの魅力を振り返る。2023年5月26日
コラム・エッセイ
「事実は小説よりも奇なり」そんな言葉を、身をもって表す馬がいる。彼の馬生はドラマに満ち溢れている。競走馬としても、種牡馬としても。その走りをもって、王者の遺伝子をもって、日本に、そして世界に轟かせる心の叫び。 彼の名は、ハーツクライ。 日本の誇る名競走馬である彼は今、種牡馬としてジャスタウェイ、アドマイヤラクティ、ヌー...
兵庫競馬 今回は近畿地区、兵庫の3歳クラシックについてご紹介したいと思います。 兵庫県競馬は園田競馬場、姫路競馬場の2場からなりますが、2012年ナイター開催が始まって以降、姫路競馬場では開催が行われておらず、園田競馬場のみの開催となっています。姫路競馬場については現在行われている工事が終了後、2018年に再開される見...
これから始まる話は、アラフォー間近のお金もない、暇もない、英語もほとんど話せない一人の男が、フラッと香港国際競走を見に行ってみようと決意し、初めて日本を飛び出して経験した二日間の話である。 中には「もっと海外を知っている」「香港競馬は自分の方が詳しい」「そんなことも知らないのか」と、色々感じる方がおられると思うが、そこ...
いきなりですが「トウホクビジン」のことを覚えていますか? 2010年から2014年にかけて各地の地方競馬場で走り続け、重賞出走回数は国内最多となる130回、現存する地方競馬場全場のレースに出走、という記録を作り「鉄の女」「タフネスガール」等の愛称でファンの注目を集めました。私自身、地方競馬に興味を持つようになった時...
今から30年ほど前、ライバコウハクという1頭の競走馬が障害界を席巻していた。 1986年の中山大障害・春(現在の中山グランドジャンプ)での勝利や京都大障害を春秋連覇するなど、大活躍を見せていた名馬である。 しかし運命とは時として残酷なもの。 1987年12月26日、中山大障害。1年前の春に栄華を極めた地で行われるそのレ...
年の瀬を迎えたとある日、駅前の小さなイタリアンレストランは活気に満ちあふれていた。 白髪混じりで黒縁眼鏡、体型は少し痩せ型の初老の男に、若々しい新入社員が花束を送る。彼が着るスーツはしっかりとアイロンがかけられていて、綺麗すぎるネクタイも体に馴染んでいない。今日の気合いの入れ方が伝わってくるようだった。 僕は上司や同僚...
こんにちは。まだまだ寒い季節が続いていますね。 冬の競馬観戦は寒いので苦手、という方も多いと思います。確かに防寒着を着ていても、風が吹き付ける屋外でのレース観戦はきついものだと思います。実際私自身も、1月の中山に行ったときは、屋内でレースを見ることも多かったです。 しかし、2月の東京競馬場はフェブラリーSもあるように、...
今回は九州、四国地区の3歳クラシックについてご紹介したいと思います。四国地区は高知競馬場のみですが、九州地区はかつて荒尾競馬場が存在し、佐賀と荒尾の両競馬場を使って3歳クラシックが争われていました。 九州地区 かつて荒尾競馬場が存在していた頃は、荒尾ダービー(1975-)、九州ダービー栄城賞(1959-)、ロータスクラ...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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