「名勝負」を語る 第8回JBC競走観戦記~園田で見た、ドバイへの夢 2020年11月3日 JBC当日である2008年11月3日の朝。ベッドから出た私はまだ酔っていた。 誤解のないように書いておくが、前日のお酒が残って酔っていたわけではない。月並みな表現になってしまうけれど、その前日に行われた天皇賞(秋)でのウオッカとダイワスカーレットの壮絶な叩き合いが頭の中に残っていたのだ。 その当時、まとまった休みを取っ... 並木 ポラオ
「名勝負」を語る 二頭のダート王による頂上決戦〜2011年 JBCクラシック〜 2020年11月3日 JBCは、開催スケジュールの面でもマイルチャンピオンシップ南部杯とチャンピオンズカップのちょうどはざまに開催される。前哨戦が充実していることもあって、3レースそれぞれでGⅠ級勝ちのある実績馬が複数出走し、過去に、幾度となく好勝負が展開されてきた。その中で今回取り上げるのは、ダート中距離界に君臨していた2頭の王者が初めて... 齋藤 翔人
「名馬」を語る ラブリーデイ〜夢のかたまりから、血を継ぐものへ〜 2020年11月1日 「もしもだれか他人になることができるとしたら、だれになりたいか?」 競馬ファンにこんな問いかけをしたら、まちがいなく上位に来る人物のひとりに金子真人オーナーがいるだろう。馬主名義・金子真人HDといえば、キングカメハメハ、ディープインパクト、マカヒキ、ワグネリアン、2000年以降のダービー馬4頭を筆頭に活躍馬は数え切れな... 勝木 淳
「名馬」を語る 気がつけば、好きになっていた〜万能型サラブレッド・レイデオロ〜 2020年10月31日 近代日本競馬の結晶と呼ばれたディープインパクトと双璧をなす名馬・キングカメハメハを父に持つ、レイデオロ。『黄金の王』という名の通り2017年のダービー馬として3歳馬の頂点に立った馬であり、JRAの部門別最優秀牡馬に2度も選ばれた。 その走りはまさに万能型で、どんな展開・どんな騎手のエスコートにも対応できる柔軟性を持ち合... 白くま
インタビュー [隣の芝生を駆ける人]第1回 エコバッグをデザインして引退馬支援!? そのアツい想いとは。 2020年10月30日 こんにちは。ウマフリライター・徳澤泰明です。 「隣の芝生は青い」という言葉がありますが、筆者の周りにも、馬に関する楽しそうな活動をしている方が多くいます。 この企画では、そんな熱い活動の数々や、馬への愛を面白い形で表現している「人」をメインに紹介していきます。 記念すべき第一回のインタビュー相手は「そーこくん」(敬称略... 徳澤泰明
「名馬」を語る オグリキャップ 1989年秋の激闘 2020年10月30日 日本競馬史上最高のスーパースターといえば、オグリキャップをあげる人は多いのではないだろうか。 オグリキャップを語る上でよく『伝説』という言葉が用いられるが、何十万、何百万の人々が実際に目撃したその数々の『伝説』は、言うまでもなく現在からそう遠くはない過去に実際に起きた『事実』だった。 まずは、その数々の『伝説』であり『... 齋藤 翔人
インタビュー [対談]漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』製作陣に直撃取材! 主人公・オグリキャップの魅力に迫る! 2020年10月29日 現在、週刊ヤングジャンプ(以下、YJ)で連載中の『ウマ娘 シンデレラグレイ』。Cygamesが手掛ける人気コンテンツ『ウマ娘プリティーダービー(以下、ウマ娘)』の完全新作コミックとして話題となっただけでなく、その面白さから競馬ファンや競馬ファン以外から支持を得ている。そんな期待の注目作の主人公は、オグリキャップ。伝説の... ウマフリライター
写真で楽しむ競馬 家宝級競馬アイテムを探せ!〜珍名馬券編〜 2020年10月24日 こんにちは。ウマフリライターの徳澤泰明です。 この連載では、皆様からいただいた”家で眠っているだけではもったいない”競馬アイテムを紹介しております。今回は、特に多くお写真をいただく「馬券」のうち、筆者のツボにはまった珍名馬を中心にチョイスしてみました。 「この馬の馬券、面白くて私も買った」「こんな馬、いたんだ!」などな... 徳澤泰明
競馬を学ぶ 最大着差決着に、土砂降り決着に、レコード決着…… 魅力溢れる「平成菊花賞史」 2020年10月23日 牡馬三冠レースの最後にして『最も強い馬が勝つ』という格言がある菊花賞。平成の間だけでも、30頭もの菊花賞馬が誕生している。「自分もトシをとるわけだ……」などと顎を撫でつつ、今回はその30頭の菊花賞馬から何頭かをピックアップして『平成菊花賞史』を振り返ってみようと思う。 平成以降『最大着差』の怪物 ナリタブライアン 19... ウマフリライター
「名勝負」を語る Rewind the Race [Rewind the race]最速駿馬~2014年・菊花賞~ 2020年10月22日 秋の淀で行われる3冠最終章「菊花賞」。3000メートルという誰も経験したことが無い長距離で行われることなどから「最も強い馬が勝つ」と言われることもある競走である。三冠達成の瞬間やクラシックホースの勝利、真夏に鍛えぬいた上り馬の激走など、様々な名シーンが誕生した菊花賞。今回は歴史ある菊花賞の中から、1頭の奇跡の駿馬が誕生... ハラシュー