1着馬にマイルチャンピオンシップの優先出走権が与えられるスワンS。かつてはサクラバクシンオーとノースフライトの対決に湧き、当年のGIを制したダイタクヤマト、ショウナンカンプ、ミッキーアイルらがこのレースを勝利した。 ただ、ここをステップにマイルチャンピオンシップを制したのは2010年のエーシンフォワードが最後。近年は、...
齋藤 翔人
6歳の時、父親の部屋にあった月刊『優駿』を見たことと、イナリワンが制した天皇賞(春)を現地観戦したことがきっかけで競馬に魅了される。
初めて遊んだ競馬ゲームは、ダービースタリオンMacintosh版。好きは馬はホッカイルソー。
共著に『競馬 伝説の名勝負』シリーズ、新刊『ゴールドシップ伝説 愛さずにいられない反逆児』(星海社新書)
齋藤 翔人の記事一覧
日本国内で数多く大レースが行なわれるのは1600m、2000m、2400m。その中間距離で行なわれ、3歳以上のサラブレッドはすべて出走できることから「現役最強馬決定戦」といっても過言ではない天皇賞・秋。 将来、種馬になったとき、最も価値があるのはこの距離で実績を残した馬たち。さらに、過去5年の勝ち馬のうち3頭が年度代表...
牡馬クラシック三冠レースの中で「最も強い馬が勝つ」といわれる菊花賞。しかし今年は、65年ぶりに皐月賞とダービーの連対馬が不在の一戦となった。 一方、この状況に俄然色めき立ったのが、夏の上がり馬たち。実績馬たちが休養している間にメキメキと力をつけ、前哨戦はおろか、本番も制して一気にスターダムへと駆け上がる──。そんな痛快...
牝馬三冠レースの最終戦、秋華賞。京都競馬場で改修工事が行なわれているため、2022年も阪神競馬場が舞台となった。 その最大の見所といえば、スターズオンアースが史上7頭目の牝馬三冠を達成できるかどうかという点。オークス後に軽度の骨折が判明し、ぶっつけ本番とはなるものの、秋華賞はオークスからの直行組が4連覇中。むしろ、有利...
2週連続の3連休を中心とするシルバーウィークも、ついに終了。最終日の25日こそ全国的に好天に恵まれたが、多くは台風の影響を受けてしまった。この期間、中央競馬は中止、延期されることなく無事開催されたが、24日は、2名のジョッキーが交通機関の乱れで乗り替わりとなるなど、少なからず影響を受けた。 9月の競馬が台風に見舞われる...
9月に行なわれる3日間開催は、天候、とりわけ台風によって結果が左右されることも珍しくない。2022年は史上最強クラスの呼び声高い台風14号が中京・中山の両競馬場に近づき、天候が目まぐるしく変わったものの、2つの重賞に決定的な影響を及ぼすまでには至らなかった。 3日間開催の2日目に行なわれたのが、ローズS。京都競馬場の改...
秋競馬の開幕を告げる秋華賞トライアルの紫苑S。とりわけ、重賞に昇格した2016年以降は本番との結びつきが急速に強まり、当レースの1、2着馬が回避した2018年以外は、少なくとも1頭が秋華賞で連対を果たしている。 また、紫苑Sで好走したヴィブロス、ディアドラ、ノームコアは、国内のみならず海外のGIも勝利。さらに、2014...
サマースプリントシリーズ最終戦のセントウルSは、スプリンターズSの最も重要な前哨戦。直近でも、2018年のファインニードルと翌19年のタワーオブロンドンが、当レースと本番を連勝している。また、ファインニードルの2着となったラブカンプーも、本番で11番人気の低評価を覆して2着に好走。21年の1、2着馬レシステンシアとピク...
2022年夏の小倉競馬を振り返ると、CBC賞でテイエムスパーダに騎乗した今村聖奈騎手の重賞初騎乗初勝利と、日本レコードの樹立で幕を開けた。 その後2週間の中断期間をはさみ、小倉記念では、牝馬のマリアエレーナが5馬身差の圧勝。また、圧勝といえばヤマニンウルスが勝った2歳新馬戦で、このとき2着につけた4秒3もの大差は、グレ...
北海道シリーズのフィナーレを飾る札幌2歳Sは、近年、再び出世レースとしての地位を固めつつある。過去2年の連対馬から、ソダシ、ユーバーレーベン、ジオグリフの3頭がクラシックを勝利。また、2020年の3着馬バスラットレオンは、今年3月のゴドルフィンマイルを快勝し、その後サセックスS、ジャックルマロワ賞と欧州のGIを転戦した...
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語り継がれし「名馬」たち
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[重賞回顧]天まで届け勝利の凱歌。史上まれに見る混戦を制したのはジャスティンミラノ!~2024年・皐月賞~
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[重賞回顧]中118日の雪辱劇!『マジックマン』に導かれたステレンボッシュが、逆転で桜の女王を戴冠~2024年・桜花賞~
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[重賞回顧]雪辱vs雪辱の死闘を制したマッドクールが、待望のGⅠ初制覇~2024年・高松宮記念~
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