ワールドカップが開幕しておよそ1週間。残念ながら、開催国カタールの1次リーグ敗退が早々に決まってしまったが、日本、イラン、サウジアラビアなどのアジア勢が、ヨーロッパや南米の強豪を続々と撃破している。 今まで以上に実力が拮抗していることはもちろんのこと、ヨーロッパの各国リーグはシーズンまっただ中。それを中断して開催される...
齋藤 翔人
6歳の時、父親の部屋にあった月刊『優駿』を見たことと、イナリワンが制した天皇賞(春)を現地観戦したことがきっかけで競馬に魅了される。
初めて遊んだ競馬ゲームは、ダービースタリオンMacintosh版。好きは馬はホッカイルソー。
共著に『競馬 伝説の名勝負』シリーズ、新刊『ゴールドシップ伝説 愛さずにいられない反逆児』(星海社新書)
齋藤 翔人の記事一覧
過去2年、この路線の絶対的存在であったグランアレグリアがマイルCS連覇を達成。感動的な走りで引退の花道を飾ってから、早1年が経過した。 その後、ソングラインが安田記念を制したものの、1着から17着が1秒以内に収まるという歴史的大接戦に。そのため、この路線は依然として混迷を極めており、2022年のマイルCSは、レース名ど...
1975年に英国のエリザベス女王が来日したことを記念し、前身であるビクトリアカップの距離や条件を踏襲する形で、翌76年に創設されたエリザベス女王杯。2022年は、即位70周年の「プラチナジュビリー」を祝し「エリザベス女王即位70年記念」の副題がつけられる予定だったが、9月8日に女王が崩御され、副題の付与も取りやめとなっ...
創設当初は5月に開催され、80年代初頭は天皇賞・春の前哨戦だったアルゼンチン共和国杯。その当時は中山芝2500mの別定戦で、現在とはかなり異なる条件で行なわれていた。 その後、1984年のグレード制導入時にGⅡに格付けされ、東京芝2500mに変更。開催時期も11月3週目に繰り下げられ、97年以降は11月1週に行なわれて...
「記録よりも記憶に残る名馬」という言葉がある。 例えば、時に凄まじいまでの大逃げでファンを魅了し、重賞を3勝したツインターボ。反対に、強烈な追込みを武器に前を行く馬を次々とかわしさり、6つの重賞タイトルを獲得したブロードアピールらは、GIを勝利することこそ叶わなかったが「記録よりも記憶に残る名馬」といって間違いない。 ...
1着馬にマイルチャンピオンシップの優先出走権が与えられるスワンS。かつてはサクラバクシンオーとノースフライトの対決に湧き、当年のGIを制したダイタクヤマト、ショウナンカンプ、ミッキーアイルらがこのレースを勝利した。 ただ、ここをステップにマイルチャンピオンシップを制したのは2010年のエーシンフォワードが最後。近年は、...
日本国内で数多く大レースが行なわれるのは1600m、2000m、2400m。その中間距離で行なわれ、3歳以上のサラブレッドはすべて出走できることから「現役最強馬決定戦」といっても過言ではない天皇賞・秋。 将来、種馬になったとき、最も価値があるのはこの距離で実績を残した馬たち。さらに、過去5年の勝ち馬のうち3頭が年度代表...
牡馬クラシック三冠レースの中で「最も強い馬が勝つ」といわれる菊花賞。しかし今年は、65年ぶりに皐月賞とダービーの連対馬が不在の一戦となった。 一方、この状況に俄然色めき立ったのが、夏の上がり馬たち。実績馬たちが休養している間にメキメキと力をつけ、前哨戦はおろか、本番も制して一気にスターダムへと駆け上がる──。そんな痛快...
牝馬三冠レースの最終戦、秋華賞。京都競馬場で改修工事が行なわれているため、2022年も阪神競馬場が舞台となった。 その最大の見所といえば、スターズオンアースが史上7頭目の牝馬三冠を達成できるかどうかという点。オークス後に軽度の骨折が判明し、ぶっつけ本番とはなるものの、秋華賞はオークスからの直行組が4連覇中。むしろ、有利...
2週連続の3連休を中心とするシルバーウィークも、ついに終了。最終日の25日こそ全国的に好天に恵まれたが、多くは台風の影響を受けてしまった。この期間、中央競馬は中止、延期されることなく無事開催されたが、24日は、2名のジョッキーが交通機関の乱れで乗り替わりとなるなど、少なからず影響を受けた。 9月の競馬が台風に見舞われる...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
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[重賞回顧]夕暮れに映えた白き古豪、ハヤヤッコ~2024年・アルゼンチン共和国杯~
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[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~
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[重賞回顧]いざ、逆襲のとき。武豊騎手とドウデュースが感動の後方一気!~2024年・天皇賞秋~
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[重賞回顧]夏を越して走りが洗練されたアーバンシックが菊の大輪を戴冠!~2024年・菊花賞~
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[重賞回顧]秋晴れに輝く2つ目のティアラ 盤石の競馬で突き抜けたチェルヴィニアが二冠達成~2024年・秋華賞~
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[重賞回顧]古馬相手でも適距離では負けられない! 混戦を断った3歳馬シックスペンスが、秋初戦を快勝~2024年・毎日王冠~