「名馬」を語る 映像ではわからない、最初のチャンピオンズカップ挑戦で見せたサンビスタの末脚。 2021年12月3日 ダートでもジャパンカップと並ぶ国際招待レースを作ろうと2000年に創設された「ジャパンカップダート」。創設当初はジャパンカップと同週(場合によっては同日)に東京競馬場で行われていたのだが、2007年に日程が1週繰り下げられ阪神競馬場で行われるようになった。そして2014年には、開催場所が中京競馬場へ。アメリカのダートは... T.Notani
「名馬」を語る 「競馬は小説より奇なり」。今も競馬ファンの心を離さぬクロフネ物語。 2021年11月29日 読書が苦手だ。こうして競馬コラムを執筆しているだけでなく、自身のブログを日々更新していたり、あるいは本業でもコピーライティングの世界に身を置く立場でありながら、どうにも他人の文章を読むのが好きになれない。なかでも小説の類は「しょせんは作り話」と冷めた感情が邪魔をしてしまって、素直に楽しめないのだから困ったものだ。我なが... ハシスポ
「名馬」を語る シュヴァルグラン~偉大な馬に導かれて~ 2021年11月26日 「一番好きな競走馬は?」と問われると、私はとても答えに迷う。私の人生を彩ってくれた競走馬は、一頭だけではない。大切な存在である競走馬たちに順番をつけることに、なんとなく違和感を覚えてしまう。けれど、もし「一番感謝をしている競走馬は?」と問われたら、私は迷わず彼の名を口にする。 シュヴァルグラン。彼は偉大なる名馬にして、... あさい(だしまき)
「名馬」を語る "アザトカワイイ"最強牝馬、アーモンドアイを振り返る。 2021年11月25日 「名は体を表す」という格言があるが、アーモンドアイはまさにその言葉を地で行くような馬だったと思う。 そもそもアーモンドアイという馬名の意味は目の形のこと。アーモンドのように切れ長でシャープな目頭・目尻の瞳を指し、いわゆる美人に多い瞳の形とされている。要するにアーモンドアイはその名が付けられるくらいに幼いころから美人な馬... 福嶌 弘
「名馬」を語る アグネスデジタルは、何故挑戦し、勝つ事が出来たのか…。稀代の「二刀流」馬を支えた底力を考える。 2021年11月15日 大谷選手の活躍で、現在は二刀流という言葉がスポーツの世界でも使われるようになりましたが、今から二十年前に競馬の世界で二刀流という言葉がぴったりと当てはまる馬がいました。 その馬の名は、アグネスデジタル。 『ウマ娘』でもキャラクター化しているため、若い世代の方々にも名前を知られている名馬です。 父Crafty Prosp... わらび餅
「名馬」を語る 愛しさと歯がゆさとここぞの強さと - フェノーメノ 2021年10月30日 2009年から2015年までの足掛け7年間は、種牡馬ステイゴールドのまさに「黄金時代」だったと言っても過言ではない。 平地障害のGⅠを7頭で19勝。宝塚、有馬の春秋グランプリ14戦9勝。凱旋門賞2着3回。2011年~2012年の牡馬三冠で6戦5勝2着1回。 そして2013年からの天皇賞(春)三連覇。 「愛さずにいられな... 枝林 応一
「名馬」を語る ’98年11月、きみが生きた未来をさがして - 天皇賞・秋 サイレンススズカ 2021年10月29日 栗色の馬体を煌めかせ、解き放たれたように先頭を走り続けたサイレンススズカ。1998年の天皇賞・秋、彼は私たちがもう二度と会えない場所へと旅立っていった。まだ5歳だった。サイレンススズカとともに戦ってきた馬たちは、のちに父となり、母となり、今日の競馬へと血脈を繋いでいった。彼にもそんなふうに生きていてほしかった。今もずっ... 手塚 瞳
「名馬」を語る 愛すべき無冠の実力派。私を競馬好きにしてくれた名馬、スーパーホーネットの思い出。 2021年10月27日 スーパーホーネット。父ロドリゴデトリアーノ、母ユウサンポリッシュ。ガーベラパークスタッド生産、矢作芳人厩舎所属。 この馬は私にとって本当に思い入れが強い馬で、自分を競馬に誘ってくれた馬といっても過言ではありません。 今回は、そんなスーパーホーネットについての思い出を振り返っていきたいと思います。 2~3歳シーズン実はあ... アレグリア
「名馬」を語る ゆっくりでもいい、希望を捨てずに生きていこう。 ヒシミラクルの菊花賞。 2021年10月22日 問題:2001年以降、春のクラシック不出走の菊花賞馬は、半数以上の11頭。そのうち日本ダービーまでの重賞またはトライアルにも出走歴がない馬が6頭いる。すべて答えよ。(2021年現在) 競馬では秋は逆転の季節。春のクラシックで形成された勢力図を塗りかえる馬がしばしば出現する。それらを、夏の上がり馬と呼ぶ。有力馬たちが夏を... 勝木 淳
「名馬」を語る 笑う門には福来る! 4連勝で菊を制した『鬼脚』の上がり馬、マチカネフクキタル。 2021年10月21日 結果を知っている今でも、何度考えても菊花賞でこの馬を本命にできなかったのではないか──。 学生時代における私の競馬知識と言えば、もっぱらテレビゲーム由来。そのせいか、菊花賞前にこの馬の父『クリスタルグリッターズ』の名前を見ただけで「現役時代は中距離で活躍したかもしれないけど、種牡馬としては短距離向き。良くて2,000m... 高橋楓