1.ゲーム『ウマ娘』が描いた第19回ジャパンカップ 2022年3月18日、Cygamesが手掛けるアプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』において、メインストーリーの第1部・最終章の前編が公開された。スペシャルウィークを主人公として同世代のウマ娘との絆や激闘が描かれたシナリオは、各所で高い評価を得た。しかし、それと同...
コラム・エッセイ
コラム・エッセイの記事一覧
こんにちは。徳澤泰明です。この連載では、皆さんがお持ちの「家宝級」ともいえるような競馬アイテムの数々を紹介しております。 今回は、ぬいぐるみ編の第三弾です。第一弾・第二弾に引き続き、珍しさはもちろん、飾り方や集め方からも熱い思いや個性が垣間見えるような楽しいお写真ばかりです。 それでは、見ていきましょう! ※他の記事と...
雨の日の記憶は、どこか輪郭がぼやけている。 晴れの日とは、違う風景が見られるからだろうか。 晴れた日には見えるものが、雨に濡れて見えなくなったりするし、晴れた日には見えないものが、雨に流されて見えたりもする。 競馬観戦に限らず、誰しも出かけるときは晴れていてほしいと願う。けれど、人の意思とは関係なく、時に雨は降る。 晴...
「ダービー馬はダービー馬から」という言葉。 秀でたスポーツ選手が引退後、そのまま優秀な指導者になるとは限らない。もちろん合致する場合もあるものの、選手と指導者が使わなければならないスキルは別次元のものだというのが個人的な考えだ。 競走馬の世界に置き換えてみても、すべての名馬が名種牡馬になれるわけでも、名牝全てが名繁殖牝...
2022年9月。海を渡り韓国で種牡馬生活を送っていたサダムパテックの訃報が、静かにSNS上を駆け巡った。瞬間、西日を背に淀の直線を駆け抜けた水色メンコと競馬場を包み込んだ暖かい拍手が脳裏に蘇り、私は一抹の寂しさを覚えた。 秋も深まりG1シーズンも佳境を迎える11月3週目。東では2歳の登竜門・東京スポーツ杯2歳ステークス...
競馬ファンになると、競馬そのもの以外にも意図せず自然に身につく知識がたくさんあると、個人的には思っている。 例えば「的場」「南井」「池添」「御神本」「張田」そして「武」といった、なぜか競馬関係者に特に多いように思われる珍しい苗字があげられる。 そして、レース名に冠せられている「皿倉山」「開成山」「五頭連峰」といった地元...
かつて中津競馬場で活躍していた女性騎手、小田部雪さん。 インタビューの第2弾は、2001年の中津競馬場の廃止について語って頂いた。過去の辛い出来事を思い出させてしまう内容だったにもかかわらず、その当時のことや想いについて、詳しく振り返っていただいた。 ──小田部さんに話を伺う上で、2001年の中津競馬の廃止については、...
1981年、「世界に通用する馬づくり」を掲げて国際招待競走・ジャパンカップが創設されて以降、海外から多くの競走馬が来日した。創設年には、米国で一線級とは決して言い難いメアジードーツの前にモンテプリンスやホウヨウボーイが敗れ去り、1983年には天皇賞馬キョウエイプロミスが自らの競走生命と引き換えに初めての連対。翌年、カツ...
「記録よりも記憶に残る名馬」という言葉がある。 例えば、時に凄まじいまでの大逃げでファンを魅了し、重賞を3勝したツインターボ。反対に、強烈な追込みを武器に前を行く馬を次々とかわしさり、6つの重賞タイトルを獲得したブロードアピールらは、GIを勝利することこそ叶わなかったが「記録よりも記憶に残る名馬」といって間違いない。 ...
JBC競走が始まる少し前、盛岡競馬場では岩手県知事杯OROカップが開催されました。 地方競馬で唯一芝コースがある盛岡競馬場の1700m戦で争われるM1競走で、優勝賞金の3000万円は地方重賞でも高額(JBCレディスクラシック2着で2100万円)のレースでした。 数少ない地方芝の重賞レースとあって、地方れ移籍した元JRA...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]いざ、新時代へ! 復活を遂げたレガレイラが偉業を達成~2024年・有馬記念~
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[重賞回顧]ニュースター誕生! 見惚れるほどの圧勝劇~2024年・朝日杯フューチュリティステークス~
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[重賞回顧]世界を完封! 主役はやはり日本総大将~2024年・ジャパンカップ~
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[重賞回顧]最速の母”ラッシュ”から魂の”ラッシュ”へ、鞍上が繋ぐ悲願成就!~2024年・マイルCS~
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[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
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[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~